タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>
以前の記事でJSAソムリエ・ワインエキスパート試験の合格率は紹介をしましたが(➡ 参考記事)、WSETの合格率はどこを探してもみつかりません。
おそらくWSETが公式には公表していないのだと思います。
色々検索を重ねてそれらしい数字を見つけたのがこのページ。
https://winespirittraining.com.au/learn-all-about-wines-with-wset-courses/faq/237/
情報ソースは定かではないのですが、
Level 1: Globally 90%
Level 2: Globally 91%
Level 3: Globally - Tasting:94%, Multiple Choice:85%, Short Answer 65%
と書かれています。
(Globallyと書かれているので世界全体での数値を指していると思われます)
噂では、最近のLevel 3のMultiple Choiceの合格率が88%と聞いていたので、結構、信ぴょう性のある数字かもしれません。
もしこの数字が正しいとすると、
WSET Level 3で全ての試験に合格する確率は、94% x 85% x 65% = 52%
52%というとJSAソムリエ・ワインエキスパート試験の合格率と比べると少し高い数字です。(参考記事:JSAソムリエ・ワインエキスパート試験の合格率と難易度)
公式な合格率は公表されていないので、あくまでも仮定の話に過ぎませんが...
ちなみに、日本では、キャプランのWSETレベル3の合格率は、50%くらいだそうです。
(関連記事:WSET Level3の英語受験を一発合格した勉強方法)