タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>
フィロキセラと言えば、ヨーロッパ系ブドウ樹にとっての最大の敵。
JSAワインエキスパートでもしっかり勉強しました。
「いや無残(1863年~)」にやられたって。
そしてその対策として、アメリカ系のブドウ樹を台木するって。
しかし、フィロキセラがどのようにブドウ樹を弱らせて、
なぜアメリカ系のブドウ樹の台木がよいのかって、
全く知りませんでした。
WSETレベル3ではその辺もちゃんと教えてくれます。
<フィロキセラの正体と活動>
・フィロキセラはシラミ
・フィロキセラは薬品で駆除することができない
・フィロキセラはブドウの樹の根に寄生する
・寄生による損傷から伝染病が侵入する
・ブドウの樹は病気で弱り最後は枯死する
<アメリカ系のブドウ樹>
・ねばねばした樹液でフィロキセラの口器を塞ぐ
・損傷した場所に保護層を作り二次感染を防ぐ
アメリカ系のブドウ樹はフィロキセラとの進化の中でこの能力を身に着けたようです。
ちなみにフィロキセラは英語では"Phylloxera"。シラミは"louse(複: lice)"、寄生するは""feed on"で、樹液は"sap"、口器を塞ぐは"clog the mouth"。
Phylloxera feeds on the roots of vine. However, American vines, which evolved with Phylloxera, are able to inhibit the louse by clogging its mouth with a sticky sap.
ということです。
JSAワインエキスパートでもしっかり勉強しました。
「いや無残(1863年~)」にやられたって。
そしてその対策として、アメリカ系のブドウ樹を台木するって。
しかし、フィロキセラがどのようにブドウ樹を弱らせて、
なぜアメリカ系のブドウ樹の台木がよいのかって、
全く知りませんでした。
WSETレベル3ではその辺もちゃんと教えてくれます。
<フィロキセラの正体と活動>
・フィロキセラはシラミ
・フィロキセラは薬品で駆除することができない
・フィロキセラはブドウの樹の根に寄生する
・寄生による損傷から伝染病が侵入する
・ブドウの樹は病気で弱り最後は枯死する
<アメリカ系のブドウ樹>
・ねばねばした樹液でフィロキセラの口器を塞ぐ
・損傷した場所に保護層を作り二次感染を防ぐ
アメリカ系のブドウ樹はフィロキセラとの進化の中でこの能力を身に着けたようです。
ちなみにフィロキセラは英語では"Phylloxera"。シラミは"louse(複: lice)"、寄生するは""feed on"で、樹液は"sap"、口器を塞ぐは"clog the mouth"。
Phylloxera feeds on the roots of vine. However, American vines, which evolved with Phylloxera, are able to inhibit the louse by clogging its mouth with a sticky sap.
ということです。