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ワイン名称に出てくるフランス語の「Côte」と「Coteaux」の違いとは?

 タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>

河川から覚えるアメリカ・カナダ東岸のワイン主要産地

アメリカやカナダ東岸の主要ワイン産地の多くは、大きな川の流域に位置しています。 川の流れを調べてみれば、ワイン産地の位置関係の把握に役立つのではないかと、コロンビア川を中心に、それらを地図上にまとめてみました。 対象とした地域は北から、ブリティッシュ・コロンビア州(カナダ)、ワシントン州(アメリカ)、オレゴン(アメリカ)です。 ここで注意すべきはワシントン州とオレゴン州の位置関係です。個人的には時々、上下関係がわからなくなってしまいます。しかし、「俺の上に鷲がいる」と覚えると、この上下関係を間違えることはありません。(参考記事: アメリカ西海岸ワイン産地(州)の位置関係に関する私的暗記法(ワシントン州、オレゴン州、カリフォルニア州) ) コロンビア・ヴァレー(ワシントン州) まず、これらの地域で最も重要だと思われるのが、すべての州を流れている「コロンビア川」です。コロンビア川は、カナダを起源として南下をしてワシントン州に入り、ワシントン州とオレゴン州の州境を通って、太平洋まで流れています。 このコロンビア川が造る最大のワイン産地は、「コロンビア・ヴァレー」であり、これはコロンビア川の主な流域であるワシントン州に広がっています。そして、コロンビア・ヴァレーの一部はオレゴン州北部にも広がっています。 コロンビア・ヴァレーは、コロンビア・ゴージとワラワラ・ヴァレーとともに、ワシントン州とオレゴン州にまたがるワイン産地(AVA)としても有名です。 ウィラメット・ヴァレー(オレゴン州) コロンビア川はワシントン州とオレゴン川の州境となって太平洋まで流れ込みますが、その直前でコロンビア川と合流するのは「ウィラメット川」です。 ウィラメット川が作り出すワイン産地は、「ウィラメット・ヴァレー」と呼ばれ、これはオレゴン州最大のワイン産地です。ウィラメット・ヴァレーには、オレゴン州全体のの70%近いブドウ畑があると言われています。 サザン・オレゴン(オレゴン州) ウィラメット・ヴァレーに続く、オレゴン州第2のワイン産地は「サザン・オレゴン」です。ここには、「アンプクア川」と「ローグ川」が流れており、それぞれの流域には「アンプクア・ヴァレー」と「ローグ・ヴァレー」という名のワイン産地が広がっています。 アンプクア・ヴァレーとローグ・ヴァレーは、サザン・オレゴンに包含されるワイン産地(AV...

エントレ・コルディリェラス? チリの新しい原産地呼称の覚え方

 チリのワイン産地は南北に長く広がりますが、地形的な特徴の影響を受けるために、実は南北よりも東西にかけて、気候や土壌の多様性が非常に高いと言われています。 従来の原産地呼称では、この東西にかけてのワインスタイルの特徴の違いが十分に表現されていませんでしたが、2011年から、この問題を解決するための新たな付加的な原産地呼称が加えられました。 それが、「コスタ(Costa)」、「エントレ・コルディリェラス(Entre Cordilleras)」、「アンデス(Andes)」の3つです。 これは従来の原産地呼称に付加的に加えられるもので、例えば「Aconcagua」で造られたワインに対して、「Aconcagua Costa」、「Aconcagua Entre Cordilleras」、「Aconcagua Andes」のようにラベルに表記されるようです。 上図のように、「コスタ」は海の影響を受ける地域、「アンデス」はアンデス山脈の影響を受ける地域、そして「エントレ・コルディリェラス」はその間の地域を表します。 この新たな原産地呼称の仕組み自体はシンプルなのですが、それぞれの名前、特に「エントレ・コルディリェラス(Entre Cordilleras)」を覚えるのが厄介です。 そこで、これを覚えるための語呂合わせを考えてみました。 エントレ・コルディリェラスは少し苦しいですが、英語のスペルも覚えられるように、それに合わせた語呂合わせにしてみました。 <了>

チリのセントラルヴァレーのサブリージョン/ゾーンの覚え方

チリ最大のワイン産地であるセントラル・ヴァレーには4つのサブリージョンがあります。 そして、サブリージョンのいくつかは、さらに細かいゾーンに分かれています。 これらのサブリージョンやゾーンは比較的メジャーな産地なのですが、何度覚えてもすぐに忘れてしまうので、忘れないための語呂合わせを考えてみました。 ラペル・ヴァレー(サブリージョン)のカチャポアル・ヴァレー(ゾーン)とコルチャグア・ヴァレー(ゾーン)以外にもいくつかゾーンはあるようですが、今回は有名なこの2つのゾーンのみを取り上げました。 実際に、「ラペル・ヴァレー」という名前よりも、「カチャポアル・ヴァレー」や「コルチャグア・ヴァレー」というゾーンの名前の方がワインラベルに使われることが多いそうです。 以上。

シチリア州のワイン用【黒】ブドウ品種の覚え方(語呂合わせ)

 白ブドウ品種に続けて、黒ブドウ品種の覚え方も考えてみました。 ネロ・ダヴォラ(Nero d'Avola) ネロ・ダヴォラは、シチリアで最も広く栽培されている黒ブドウ品種です。カラブレーゼ(Clabrese)という名前でも知られています。 シチリア唯一のDOCGワインである「 チェラスオーロ・ディ・ヴィットリア(Cerasuolo di Vittoria) DOCG 」の主要品種としても有名です。このDOCGではフラッパート(Frappato)という名の黒ブドウとブレンドされます。 ネロ・ダヴォラは晩熟品種で、赤系~黒系果実の香りと、比較的しっかりとした骨格(タンニン、酸味)を持っています。 品質の低い低価格なワインも造りますが、収量を制限すると熟度の高いブドウから品質の高い中~高価格のワインを製造できます。品質の高いワインの多くは、小さめのオーク樽で熟成されます。 高品質なワインを造ることのできる特徴から、90年代には大きな注目も集めた品種であるようです。 ネレッロ・マスカレーゼ(Nerello Mascalese) ネレッロ・マスカレーゼは、近年は、 エトナDOC(赤) の主要品種として注目されている品種です。収量を増やして大量生産に使われることもありますが、収量を制限した高品質なワインの製造にも使われる品種のようです。 エトナDOCは、エトナ火山を囲むように広がる地域です。ちなみに先ほど登場したチェラッスオーロ・ディ・ヴィットリアは島の南部に広がっています。 ネレッロ・マスカレーゼは、ネロ・ダヴォラと同様に、晩熟でしっかりとした骨格(特に高い酸味)を持つブドウ品種です。 ネロダヴォラと比べると、赤系果実の香りが中心で、スミレやハーブ、土のような複雑な香りを持っています。強めの香りの強さを持っているようです。 香りの良さと、しっかりとした骨格を持つという特徴から、近年注目されている理由もうかがい知れます。 エトナには60-100歳にもなる古木も栽培されており、最も品質の高いワインは、このような古木から収穫されたブドウで造られています。 <了>

シチリア州のワイン用【白】ブドウ品種の覚え方(語呂合わせ)

 シチリア州(イタリア)の白ワイン用ブドウ品種を覚えるための語呂合わせを考えてみました。 カタラット(Catarratto) カタラットは黒ブドウ、白ブドウの両方を合わせても、最も広く栽培されているブドウ品種です。英語で書く場合は、「r」が2つ並ぶのでスペルミスをしてしまいそうです。 シチリアの白ブドウは、低価格帯の辛口ワインや、酒精強化ワインのマルサーラの製造に使われることが多いようですが、カタラットも例外ではありません。 高い収穫量を期待でき、軽めのレモンやハーブの香りを持ち、高い酸味を持つことが特徴と言われています。 カタラットは、アルカモDOC(白)製造のための主要品種としても知られています。 グリッロ(Grillo) グリッロは、カタラットと同様にレモンの香りと高い酸味を持つ白ブドウ品種です。暑さに強い品種なので、シチリアの温かく乾燥した気候には非常に適しているようです。 グリッロから製造されるワインも、カタラットと同様に、低価格な辛口ワインやマルサーラ、アルカモDOCなどがあります。 しかし、中程度の強度の香りと、花の香りを持つために、カタラットよりも品質の高いワインが造られる傾向があるようです。 インツォリア(Inzolia) = アンソニカ(Ansonica) インツォリアは、アンソニカとも呼ばれる白ブドウ品種です。早熟で乾燥に強い特徴を持ったブドウ品種です。 カタラットやグリッロと同様に、中程度のレモンの香りを持った品種ですが、酸味は中程度で、カタラットやグリッロほどの酸味はありません。そのために、両品種とのブレンドに相性が良いようです。 インツォリアからも、低価格な辛口ワインやマルサーラ、アルカモDOCなどが造れらるようです。 ジビッボ(Zibibbo)= マスカット・オブ・アレキサンドリア シチリアではマスカット品種も栽培されており、ジビッボという名前で知られています。ZとBばかりの独特な綴りです。 ジビッボは、熱や乾燥に強いという特徴を持っているために、強烈な日差し、暑さ、乾燥した風によって最も乾燥に強い品種しか育たないパンテッレリーア島でのワイン造りに役立っています。パンテッレリーア島は、シチリアとチュニジアにある島です。 ここでは、通常の辛口や甘口のレイト・ハーヴェストワインに加えて、半干しブドウから造られるパッシート・スタイルの...

リオハの主要品種の覚え方(語呂合わせ)

 スペインのリオハの赤ワインに使われる主要品種の覚え方を考えてみました。 リオハと言えば、スペイン中央部の北側に位置するワイン産地で、特に赤ワインが有名です。 リオハは大きく3つのサブゾーンに分かれており、各ゾーンごとに気候や土壌の違いがあるために、栽培されるブドウの種類にも若干の違いがあります。 上図の青い部分が「リオハ・アルタ」、オレンジが「リオハ・アラベサ」、黄色が「リオハ・オリエンタル」というなのサブゾーンです。 リオハ・オリエンタルは昔は「リオハ・バハ」という名前で呼ばれていました。Bajaとは下流を表すスペイン語とのことですが、これはリオハの中心部を流れるエブロ川の下流に位置することから名づけられたようです。しかし、下を表すBajaという言葉が品質の低さも連想させることから、東を意味する「リオハ・オリエンタル」という名前に改められたようです。 一方で、エブロ川の上流にあるゾーンにはアルタ(Alta)という名前が付けられて、「リオハ・アルタ」と呼ばれています。 エブロ川の上流の一部、北岸のゾーンには「リオハ・アラベサ」という名前が付けられていますが、これはこの地域がアラバ県(バスク州)に位置することからつけられた名称であると考えられます。 さて、ブドウ品種の名前に戻りますが、リオハの赤ワインに使われる品種は「テンプラニーリョ」、「ガルナッチャ」、「グラシアーノ」、「マスエロ」、「マトゥラナ・ティンタ」などです。 これらの品種を覚えるために次のような語呂合わせを作ってみました。 テンプラニーリョ(Tempranillo) リオハで栽培されているブドウの9割が黒ブドウですが、黒ブドウの中でもさらに9割近くの栽培面積を誇るのがこのテンプラニーリョです。つまり、リオハにおいては圧倒的に栽培量の多い品種であるということです。 テンプラニーリョは早熟な品種であるために、高品質なものは、比較的涼しい地域で栽培されることが多いようです。サブゾーンでいうと、リオハ・アルタやリオハ・アラベサの涼しい地域に適していると言われています。 リオハブレンドの主要品種としてや、単一品種ワインとしても使われます。ラズベリーや黒プラムの風味と、中程度かそれよりもやや高めの酸味とタンニンを持っています。 ガルナッチャ(Garnacha) ガルナッチャは、リオハで2番目に多く栽培されて...

語呂合わせで覚えるドウロ・ワインの白ブドウ品種

  ポルトガルのドウロは酒精強化ワインであるポートワインで有名な地域です。 しかし、ここでは通常のワイン(スティルワイン)も造られています。 ポルトガルのワインの多くでは、ポルトガルのみに根付いている土着品種が多く使われています。 土着品種は聞きなじみのない名前が多いので、覚えるのが非常に大変です。 例えば、ドウロの赤ワインでは、トウリガ・ナシオナル、トウリガ・フランカ、ティンタ・ロリス、ティンタ・バロッカ、ソウソンなど主要品種の名前があがります。 ポルトガル以外の地域では、あまり名前を聞かないブドウ品種です。しかし、「トウリガ~」、「ティンタ~」などの名前の法則があって、やや覚えられそうな名前かもしれません。 一方で、白ワインによく使われる品種は、ヴィオジーニョ、ラビガート、ゴウヴェイオ、モスカテル・ガレゴ・ブランコなどの名前があがります。 これらは赤ワインに使われるブドウ品種に比べると、一から覚えるのはとても大変そうに思えます。 そこで今回は、ドウロで造られている白ワイン(スティルワイン)に使われる有名な品種を覚えるために、語呂合わせを作ってみました。 ------------------------------ 道路で色白  (ドウロ白ワイン) 美人の   (ヴィオジーニョ) 「アリガート」  (ラビガート) 聞きに、 豪米欧へ   (ゴウヴェイオ) ガレゴー   (モスカテル・ガレゴ・ブランコ) ------------------------------ それぞれのブドウ品種の特徴を見てみようと思います。 ヴィオジーニョ (Viosinho) ・有核果実(モモ、アプリコットなど)や花の香りを持つ ・フルボディのワインを造る ・酸味に欠けることがある ラビガート (Rabigato) ・柑橘系果実(レモン、ライムなど)や花の香りを持つ ・高い酸味を持つ ゴウヴェイオ (Gouveio)  ※スペインではゴデーリョ(Godello)と呼ばれる ・柑橘系果実(レモン、ライムなど)や花の香りを持つ ・やや高い酸味を持つ モスカテル・ガレゴ・ブランコ (Moscatel Galego Branco)  ※(=  Muscat Blanc à Petits Grains ) ・マスカット系の強い風味/香りを持つ 最後に、ドウロの赤ワインに使われ...

アルゼンチンの主要ワイン産地(地方・州)の覚え方【語呂合わせ】

アルゼンチンの主要ワイン産地の覚え方を考えてみました。 アルゼンチンのワイン産地は、「北部」、「クージョ」、「パタゴニア」の3つの「地方」に分かれており、それぞれの「地方」に行政区画である「州」が含まれています。 地図をみると、主要なワイン産地の全てがアンデス山脈のふもとにあるのが特徴です。 アルゼンチンは、チリのように海風による冷却効果が得られないため、特に緯度の低い暑い地域では、標高による冷涼効果を得ています。 主要産地としては、サルタ州(北部地方)、ラ・リオハ州、サン・ファン州、メンドーサ州(クージョ地方)、ネウケン州、リオ・ネグロ州(パタゴニア地方)の6つを取り上げました。 このうち、ワインの生産量の多い州のトップ3は全てクージョ地方に位置しています。 ・メンドーサ州(1位) ・サン・ファン州(2位) ・ラ・リオハ州(3位) ちなみに4位には、トロンテスで有名な北部地方の サルタ州 が続きます。

チリのワイン産地、コキンボ・スールのサブリージョンの覚え方【語呂合わせ】

 前回の「セントラル・ヴァレー」リージョンのサブリージョン覚え方に続いて、今回は「コキンボ」と「スール」リージョンのサブリージョンの覚え方を考えてみました。 (関連記事: チリのワイン産地、セントラルヴァレーのサブリージョンの覚え方【語呂合わせ】 ) コキンボ リージョン まずは、より北の 「コキンボ(Coquimbo)」リージョン から。 コキンボリージョンは、チリで北部にあるアタカマ・リージョンと、アコンカグア・リージョンに挟まれる産地です。 (関連記事: チリの主要ワイン産地(リージョン)の覚え方【語呂合わせ】 ) ここには 「エルキ・ヴァレー」 、 「リマリ・ヴァレー」 、 「チョアパ・ヴァレー」 という3つの主要なサブリージョンがあります。 そして、次のような語呂合わせで覚えます。 「チリは、 今期も (コキンボ) エレキの利回り (エリキ・ヴァレー) 利回り (リマリ・ヴァレー) 超アップ (チョアパ・ヴァレー)」 スール リージョン 次は、 「スール(South/Sur)」リージョン です。 「スール」リージョンは、セントラルヴァレー・リージョンと、アウストラル・リージョンに挟まれたチリ南部の産地です。 (関連記事: チリの主要ワイン産地(リージョン)の覚え方【語呂合わせ】 ) ここには、「イタタ・ヴァレー」、「ビオ・ビオ・ヴァレー」、「マジェコ・ヴァレー」の3つの主要なサブリージョンがあります。 そして次のような語呂合わせで覚えます。 「チリ 擦るよ(スール) 痛い(イタタ・ヴァレー) 病気に(ビオ・ビオ・ヴァレー) マジか?(マジェコ・ヴァレー)」 アコンカグア・リージョンについては特に独自の語呂合わせは作りませんでしたが、 「あかん!母さんが、アントニオ猪木にラブレター」のような、有名な語呂合わせで覚えることができます。

チリの主要ワイン産地(リージョン)の覚え方【語呂合わせ】

チリの主要ワイン産地の覚え方を考えました。 チリの産地には、「リージョン」→「サブリージョン」→「ゾーン」→「エリア」の4つの階層がありますが、今回は最上位階層である「リージョン」についてです。 北から、「アタカマ」、「コキンボ」、「アコンカグア」、「セントラル」、「スール」、「アウストラル」の6つのリージョンがあります。 「チリチリ (チリ) あたまに (アタカマ) コキン (コキンボ) あかん! (アコンカグア) センター (セントラル) スルーで (スール) アウトとれん (アウストラル)」 と覚えます。 チリの産地は、アルゼンチンの産地と混同しがちなので注意が必要だと思います。

ウンブリア州の主要ワインの覚え方【語呂合わせ】

イタリアのウンブリア州には 「オルヴィエート(Orvieto)DOC」 と 「モンテファルコ・サグランティーノ(Montefalco Sagrantino)DOCG」 という2つの有名なワインがあります。 この2つの重要なDOC/DOCGワインの覚え方を考えてみたいと思います。 ちなみに両者の位置はどちらも州の比較的南部に位置しています。 オルヴィエートDOCには、 「グレケット(Grechett)」 と 「トレッビアーノ・トスカーノ(Trebbiano Toscano)」 という主に2種類の白ブドウ品種が使われます。2つのブドウ品種の単独またはブレンドで、60%以上の割合を占めている必要があるようです。より品質の高いワインでは、グレケットの割合が高くなるそうです。 モンテファルコ・サグランティーノDOCGは、 「サグランティーノ(Sagrantino)」 という黒ブドウ品種100%から造られます。熟成期間33ヵ月間(うち、樽熟成12か月間)という長い熟成期間が規定されています。 ウンブリア州はアペニン山脈の西側にあり、トスカーナに近い気候であるために、このような長期熟成のパワフルなワインが造られるのかもしれません。 ちなみに、ウンブリア州の最も栽培面積の多いブドウ品種はサンジョヴェーゼであり、ここからもトスカーナと似たブドウ栽培がおこなわれていることが分かります。 さて、2つのワインの覚え方ですが、次のような語呂合わせを考えてみました。

地図と地名で覚えるマルケ州のDOCG

イタリアのマルケ州のDOCGは、名前が複雑なものがあって覚えるのが大変です。 特にヴェルディッキオ(Verdicchio)種から造られる2種類のDOCGワインである「カステッリ・ディ・イエージ・ヴェルディッキオ・リゼルヴァ」と「ヴェルディッキオ・ディ・マテリカ・リゼルヴァ」は名前が長くて複雑です。 しかし、これらのワインがそれぞれ「イエージ」と「マテーリカ」という地域で造られる「ヴァルディッキオ」主体のワインであると覚えておくと、比較的その名前は頭に入りやすいと思います。 このように、マルケ州のDOCGを覚えるために役立つ地名を簡単に地図にまとめてみました。 それぞれの地域は 「イエジ(Jesi)」 、 「マテーリカ(Matelica)」 、 「コーネロ(Conero)」 、 「オフィーダ(Offida)」 、 「セッラペトローナ(Serrapetrona)」 です。 (※コネーロは、コネーロという明確な地名は無かったので、コネーロ山のある辺りです。山の名前から来ている地名なのか、昔の地名なのか、あまりよく分かりません。) そして、次の図がそれぞれの地域で造られるDOCGワインです。 内陸の涼しい地域の 「イエジ」 や 「マテーリカ」 では、ヴェルディッキオ種主体の白ワインが造られています。ヴェルディッキオ種はマルケ州で最も多く栽培されている白ブドウ品種です。 海沿いの暖かい地域では 「コーネロ」 や 「オフィーダ」 では、 モンテプルチァーノ(Montepulciano) 種主体の赤ワインが造られています。モンテプルチァーノ種はマルケ州を代表する黒ブドウ品種です。 ちなみに 「オフィーダ」 では ペコリーノ(Pecorino) と パッセリーナ(Passerina) という名前の白ブドウ品種から造られる白ワインもオフィーダDOCGとして製造されています。 最後に 「セッラペトローナ」 では、 ヴェルナッチャ・ネーラ( Vernaccia Nera ) 種という土着品種から発泡性の赤ワインが造られています。ブドウの一部をアパッシメントして造るワインですが、流通量が少なくなかなか手に入らないワインのようです。 マルケ州のDOCGは、基本的に「白ワイン=ヴェルディッキオ」、「赤ワイン=モンテプルチァーノ」と考えて、「オフィーダの白と、セッラペトローナは例外的」と覚えれば...

トスカーナの主要DOC(G)は、「シエナ」を基準にすると覚えやすい

トスカーナには非常に多くのDOCGやDOCがありますが、それらの場所を覚えるには、 「シエナ」 を基準に覚えるのが便利だと思います。 なぜならば、シエナはトスカーナ州の中心に位置しており、主要DOCGやDOCがシエナを囲むように位置しているからです。 上図のように、 「シエナ」 の位置はトスカーナ州の中心です。より大きな都市である 「フィレンツェ」 は州の北部に位置しています。 そして、主要なDOCGやDOCの位置関係は、上図のような並びです。 シエナの北部には、 「キアンティ・クラッシコDOCG」 があり、それを取り囲むように「キアンティDOCG」があります。両者ともに、おおよそシエナとフィレンツェの間にあることは有名です。 シエナの北西には、白ワインのDOCGである 「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミャーノDOCG」 が位置しています。 今度はシエナから南部に目を向けると、 「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノDOCG」 があります。そして、シエナの南東部には 「ヴィーノ・ノビレ・モンテプルチャーノDOCG」 があります。 シエナに近い北部と南部には伝統的な産地が多く、サンジョヴェーゼを主体とした赤ワインが多く造られています。 シエナの東部から南西部は海に近い産地です。ここでは、サンジョヴェーゼに加えて、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどの国際品種の利用も許可しているDOC(G)が多いことが特徴です。 シエナの東部には、ボルドーブレンドの生産で有名な 「ボルゲリDOC」 があります。 シエナから見てより海に近い南部には、 「モレッリーノ・ディ・スカンサーノDOCG」 や 「マレンマ・トスカーナDOC」 が位置しています。前者では、サンジョヴェーゼ種主体の赤ワインが造られていますが、後者ではサンジョヴェーゼ種だけではなく国際品種も含めた様々な品種を利用したワインが造られています。 (関連記事: 地図を使ったトスカーナのDOCGの暗記法 ) サンジョヴェーゼ(Sangiovese)のシノニム サンジョヴェーゼは産地ごとに異なる名前で呼ばれています。 キアンティ、キアンティ・クラッシコの地域では 「サンジョヴェーゼ」 と呼ばれていますが、 モンタルチーノでは 「ブルネッロ(Brunello)」 、 スカンサーノでは 「モレッリーノ(Morellino)」 、 と呼ばれ...

ギリシャの土着ブドウ品種の暗記方法を考える【語呂合わせ】

ギリシャのワインと言えば土着ブドウ品種から造られているワインが有名です。 ギリシャで製造されるワインのうち、土着品種から造られるワインが多くの割合を占めています。 そのため、ギリシャワインを学ぶ上では、土着品種の名前を覚えることが重要なのですが、独特な名前が多くて暗記をするのが大変です。 そこで、ギリシャワインに使われる主要な土着品種を暗記する方法を考えてみようと思います。 まずは、主要な地域ごとに主要な土着ブドウ品種をプロットしてみます。 クシノマヴロの印象が強くて、ギリシャワインと言えば何となく赤ワインのイメージがありましたが、こうしてみると白ワイン品種の多さが目立ちます。実際に、生産されるワインの7割は白ワインであるようです。 「サバティアーノ」と「ロディティス」 まずは、 「サバティアーノ(Savatiano)」 と 「ロディティス(Roditis)」 という2つの白ブドウ品種です。(白ブドウに分類されることが多いですが、ロディティスはピンク色の果皮のブドウで、その名前もギリシャ語のロゼを意味する rodon に由来をするそうです)  これらの品種は、低価格ワインや、ギリシャの伝統ワイン 「レッツィーナ(Retsina)」 の製造に使われることが多いようです。実際、レッツィーナに使われる主なブドウ品種はこの2種類です。 サバティアーノはギリシャで最も多く栽培されているブドウ品種で、ロディティスはそれに次いで2番目です。 サバティアーノの主な生産地域は中央ギリシャ、ロディティスは全土で栽培されているようですが、ペロポネスでは特に品質の高いものが造られているようです。 ここで、この2つの品種を覚えるための語呂合わせを考えてみました。 「アシルティコ」 アシルティコ(Assyrtiko) は、ギリシャでは高品質なワインを造ることで有名な白ブドウです。 様々な環境で育つブドウなのでギリシャ全土で幅広く栽培されているようですが、最も有名なものは サントリーニ島 で造られるPDOワインだと思います。辛口と甘口の両方が造られているようです。 酸味が高い特徴があるために、品質の高いワインは長期熟成能力を持つそうです。 ここでも暗記のための語呂合わせを考えてみました。 「クシノマヴロ」 クシノマヴロ(Xinomavro) は、高品質なワインを造ることで有名な黒ブドウ品...

サモロドニ?サモドロニ?まぎらしいトカイワインの名称の覚え方【語呂合わせ】

 トカイワインと言えば、貴腐ブドウから造られる甘口の 「トカイ・アスー(Tokaji Aszú)」 が有名です。 しかしそれ以外にもいくつかのスタイルのワインが造られています。 PDO(原産地呼称保護)ワインとしては、貴腐ブドウのフリーラン果汁のみから造られる極甘口の 「トカイ・エッセンツィア(Tokaji Eszencia)」 や、非貴腐ブドウから造られる 辛口ワイン 、そして、貴腐が部分的に発生している房から造られる 「トカイ・サモロドニ(Tokaji Szamorodni)」 があります。 トカイ・ サモロドニ は、貴腐ブドウの含有量によって、 辛口(サラーズ; sáraz) になったり、 甘口(エーデシュ; édes) になるそうです。 トカイ・サモロドニは、貴腐が部分的に発生した房を収穫して製造することが特徴ですが、このような収穫の分類は 「サモロドニ」 と呼ばれています。サモロドニという呼称は、ポーランド語の 「そのままに」 を意味する言葉に由来をすると言われていますが、貴腐ブドウだけを選別せずに房のまま収穫してしまうところはまさにその言葉通りです。 サモロドニの収穫は貴腐ブドウの割合が少ない年に特に行われることが多いそうです。数少ない貴腐ブドウを見つけるために収穫者が何度も畑を行き来することが不経済であるためです。 さて、ここまで説明をしてきた「サモロドニ」ですが、個人的には「サモドロニ」や「サドロモニ」だったか記憶があいまいになってしまいます。また、辛口や甘口の名前もなかなか覚えるのが大変です。 そこで、暗記をするための語呂合わせを考えてみました。 ちなみに、ロドニー(=ロドニー・グリーンブラット)は、パラッパラッパーのイラストでも有名なアメリカ出身のイラストレーターです。 最後に、サモロドニの製造についてです。 トカイの代表的なワインである「トカイ・アスー」は、貴腐ブドウをベースワインに漬け込んで製造することが特徴的です。 しかし、「トカイ・サモロドニ」では、貴腐ブドウの漬け込みは行われず、一般の白ワインに近い醸造プロセスを経るようです。 甘口、辛口ともに熟成を経て瓶詰がされますが、辛口の場合は特にフロール(産膜酵母)のもとで長期間熟成されることが非常に特徴的であるそうです。

トカイワインの主要ブドウ品種の覚え方【語呂合わせ】

  トカイワインに使われる主要ブドウ品種の語呂合わせによる覚え方を考えてみました。 トカイワインは次の3つの主要品種から造られます。 ・フルミント(Furumint) ・ハールシュレヴェリュ(Harslevelű) ・サルガ・ムシュコタイ(Sarga Muskotaly) 語呂合わせは次の通り: ----------------------------------- ハンガリーの 都会のカフェは (トカイ) 100%ミントが (フルミント) ハーシュレベルで (ハールシュレヴェリュ) サルが息子タイ (サルガ・ムシュコタイ) ----------------------------------- ちなみにトカイワインにはこれら主要3品種に加えて、「Zéta」、「Kövérszőlő」、「Kabar」を加えた計6品種の使用が許可されているそうです。 補足となりますが、Sarga Muskotalyは英語に直訳すると、Yellow Muscatです。そう、マスカットの一種です。ちなみに、フランスなどでは、Muscat Blanc à Petits Grains(ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン)と呼ばれるかなり有名なブドウです。VDN(=Vin Doux Naturel ヴァン・ドゥ・ナチュレル)の製造などによく用いられます。 また、Harslevelű は、英語に直訳するとlime-leave(ライムの葉)だそうです。 言葉の意味を覚えておくと、少しは暗記に役に立つかもしれません。

プレディカーツヴァインの6区分の直訳による覚え方

 ドイツワインの最上位の品質区分である「 プレディカーツヴァイン(Prädicatswein) 」は、ブドウ果汁の糖度によって6つの区分に分かれています。 糖度の高い順に、 ・Trockenbeerenauslese(トロッケンベーレンアウスレーゼ) ・Eiswein(アイスヴァイン) ・Beerenauslese(ベーレンアウスレーゼ) ・Auslese(アウスレーゼ) ・Spätelese(シュペートレーゼ) ・Kabinett(カビネット) と並びますが、これらのドイツ語覚えるのは結構大変です。 しかしgoogle翻訳などを利用して、それらを英語や日本語に直訳をしてみると、一気にその難易度は下がります。 なぜならば、その直訳がほとんどの場合、そのワインに使用するブドウの特徴を表しているからです。 直訳と、ワイン(に使用するブドウ)の特徴を下図にまとめてみました。 「Trockenbeerenauslese」、「Beerenauslese」ではその名の通り、糖度の高いブドウの粒を選抜してワインを造っていることがわかります。 粒レベルで、糖度の高いブドウを選定しているため、そこから得られるブドウ果汁の糖度もかなり高いものとなります。 特に、全てが貴腐ブドウから造られる「Trockenbeerenauslese」は非常に高い糖度です。 「Eiswein」も基本的には全てのブドウの粒が凍っているために、圧搾された果汁は非常に糖度の高いものとなります。 「Auslese」もブドウの選抜はしていますが、この選抜は「粒」レベルではなく、「房」レベルです。房中のブドウ粒の糖度はまちまちなので、上位の3区分に比べると糖度は下がります。 「Spätelese」には遅摘みの完熟ブドウが使われますが、基本的には「Auslese」のような房の選抜は行われていません。その代わり、通常収穫よりも長めに(約2週間)ブドウを成熟させるために、ブドウ中の糖度があがります。 最後に「Kabinett」ですが、これは他とは異なりブドウの特徴を表しているわけではないようです。もともとは「Kabinett = キャビネット、戸棚」は、直ぐに販売するワインとは別に特別に保管をしておくリザーブワインのような意味で使われていた言葉のようです。 現在の「Kabinett」はプレディカーツヴァインの中で最...

サントル・ニヴェルネ地区(ロワール)のAOCの覚え方【語呂合わせ】

  前回の記事に続いて今回は、 サントル・ニヴェルネ地区 です。 ソーヴィニヨン・ブランから造られる白ワインが有名な地域です。 実際に、栽培されているブドウの8割近くがソーヴィニヨン・ブランであるようです。 それに続いて、ピノ・ノワールが2割程度生産されています。 ほとんどの白ワインは、ソーヴィニヨン・ブランから、赤ワインはピノ・ノワールから造られています。 この地区のAOCは、付近を流れる2つの川の流域に集中しています。1つは ロワール川 、もう1つは、トゥール付近でロワール川と合流する シェール川 です。 この地域で最も重要なAOCは、 「サンセールAOC」 と 「プイイ・フュメAOC」 の2つです。実際にこの2つのAOCは、サントル・ニヴェルネ地区で製造されるワインの多くの割合を占めています。特に、サンセールAOCは、この地区で最大のAOCです。 さて、AOCの覚え方についてですが、この地区はあまりAOCの数が多くないために、まとめて語呂合わせを考えてみました。 語呂合わせではAOCは南から北に向かって並べられています。 最後に、各AOCの説明です: サンセール(Sancerre)AOC  ・白ワイン(ソーヴィニヨンブラン)、赤ワイン、ロゼワイン(ともにピノノワール)のAOC ・サントルニヴェルネ最大のAOC ・畑はロワール川沿いの急斜面 ・グレープフルーツやグーズベリーの中程度強さの香りを持ち、酸味の強い白ワインを造る ・ワインの品質は幅広い(中程度から非常に品質が高いものまで) ・カイヨット(Caillottes)、テール・ブランシュ(Terre Blanches)、シレックス(Silex)の3種類の土壌を持つ ・カイヨットは石灰を多く含む浅い土壌、テールブランシュは石灰と粘土の混合、シレックスは石英を含む土壌。 ・カイヨットは早飲みの香りの強いワイン、テールブランシュは最も骨格があり長期熟成向きのワイン、シレックスはミネラル感のあるスモーキーなワインを造る プイイ・フュメ(Pouilly-Fumé)AOC  ・白ワイン(ソーヴィニヨンブラン)のみのAOC ・サンセールの白ワインに似たスタイルだが、香りはやや弱く、少しまろやかなスタイル ・サンセールに似た土壌だが、サンセールほど急な斜面ではない ルイイ(Reuilly)AOC...

南部ローヌ(メリディオナル)のAOCが複雑に思える理由の考察と、覚え方【語呂合わせ】

ワインエキスパートの勉強を始めたころから、南ローヌ(メリディオナル)のAOCを覚えるのは苦手でした。 その理由は、単純に覚えるべきAOCが多いことと、地図上のAOCエリアが雑多に並んでいるように思えたことです。 ここで改めて、南部ローヌのAOCがなぜこんなに複雑に思えるのかを、考察してみました。 コート・デュ・ローヌAOCに含まれないその他のAOCの存在 南部ローヌは、実は 「コート・デュ・ローヌ(Cotes du Rhone)AOC」 のエリア(上図のピンク色)と、それを取り巻く 「その他のAOC」 のエリア(上図の緑線)で構成されているようです。 その他のAOCとは次の7つです: ・コート・デュ・ヴィヴァレ(Côtes-du-Vivarais) ・デュシェ・デュゼス(Duché-d’Uzès) ・コスティエール・ド・ニーム(Costières-de-Nîmes) ・クレレット・ド・ベルガド(Clairette-de-Bellegarde) ・グリニャン・レ・ザデマール(Grignan-les-Adhémar) ・ヴァントゥー(Ventoux) ・リュベロン(Luberon) まずは、この7つのAOCの存在が、南部ローヌのAOCを複雑にしているのだと思います。 コート・デュ・ローヌAOC(及び、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュAOC)のエリアと、これら7つのAOCは個別に覚えた方が、暗記もスムーズに進みそうです。 私がワインエキスパートの受験対策で、南部ローヌのAOCの暗記に取り組んだ時には、これら7つのAOCと、クリュAOC(タヴェル、ジゴンダスなど)をごちゃまぜにして覚えていました。 いま思え返せば、とても非効率だったと思います。 ちなみに、これら7つのAOCは、クリュAOCのワインほど品質が高くないため、資格試験などでは重要度も低めなのではないかと思います。 クリュAOCと地形の関係 今度は、クリュAOCについて考えてみたいと思います。 クリュAOCは、先ほどの 「コート・デュ・ローヌ(Cotes du Rhone)AOC」 のエリア(図のピンク色のエリア)にあり、その品質や名声の高さから、独立したAOCを与えられた地域です。 ローヌのAOC構造は4段階となっており、クリュAOCはその最上位に位置します。 (関連記事: ローヌの原産地呼称(AOC)区分と「...

北部ローヌ(セプタントリオナル)の主要AOCの覚え方【語呂合わせ】

  北部ローヌ(セプタントリオナル)の主要AOCを覚えるための語呂合わせを考えました。 北から順番に並んでいます。 それぞれのAOCの特徴は次の通りです: コート・ロティ(Cote Rotie)AOC ・北部ローヌ最北 ・シラーの赤ワインのみ ・畑は南もしくは南東向きの急な斜面にある(日当たりがよく、風[ミストラル]の影響を受けにくい、手作業中心) ・テラス状の畑が多い ・ヴィオニエの混醸が20%まで認められている(実際は0%か、ずっと少ない量が主流) ・凝縮された品質の高いワインを造る(エルミタージュやコルナスと比べるとソフトでボディも軽め) コンドリュー(Condrieu)AOC ・ヴィオニエ100%の白ワイン ・南向きの畑が多い ・急で、養分が少なく、石の多い斜面に作られたテラス状の畑が多い ・高品質ヴィオニエワインのモデルとなるワインを造る ・小さいAOC(200 haくらい) シャトー・グリエ(Chateau Grillet)AOC ・ヴィオニエ100%の白ワイン ・コンドリューAOCに囲まれているモノポールAOC ・北部ローヌで最小のAOC(3.5 haくらい) サン・ジョゼフ(Saint-Joseph)AOC ・赤ワイン(シラー)と白ワイン(マルサンヌ、ルーサンヌ)のAOC ・赤の製造が90%近く ・赤ワインは、マルサンヌとルーサンヌとの混醸が認められている(実際は少ない) ・50km近くに及ぶ細長いAOC(斜面や平地など様々な地形が含まれる) ・様々な地形や土壌で造られるため、ワインの品質は幅広い(中~高品質) エルミタージュ(Hermitage)AOC ・赤ワイン(シラー)と白ワイン(マルサンヌ、ルーサンヌ)のAOC ・製造は赤ワインが2/3、白ワイン1/3くらい。 ・赤ワインは、マルサンヌとルーサンヌとの混醸が認められている ・白ワインは、マルサンヌ+ルーサンヌか、マルサンヌ100%のワイン ・暖かいヴィンテージには、ヴァン ド パイユ(樹上乾燥ブドウから造られる甘口ワイン)が造られる ・小さいエリアのAOC(140 haくらい) ・南向きの石の多い斜面、一部テラス状の畑 ・赤ワインのスタイルは、香りが強く、タンニンが強く、熟成能力がある高品質のワイン(骨格のしっかりした長期熟成のシラーのモデルとなるワイン) ・白ワインのスタイ...