マスト(ブドウ果汁や果肉、果皮などの混合物)の発酵温度によって出来上がるワインにどのような特徴の違いが出るのかをまとめてみました。 まず発酵温度についてですが、白ワインと赤ワインでは、低温、高温と言われる発酵温度は異なります。 一般に、白ワインの方が赤ワインに比べて低い温度で発酵されます。 低温での発酵の特徴 低温での発酵の特徴は、フレッシュでフルーティーな香りが生成・保持されやすいこと、また、ブドウからの果汁以外の成分の抽出度合いが低いことです。 それにより、出来上がるワインはフレッシュで果実味があり口当たりの良いものになると言われています。 しかし一方で、長期熟成に必要な果実の香りの凝縮度や、骨格となるタンニンや酸味が十分に抽出されないために、早々に出荷されて消費されることを目的とした早飲みタイプのワインになりやすいと言われています。 ちなみに白ワインの発酵温度が赤ワインよりも低い理由は、白ワインにとってフレッシュでフルーティーな香りはより重要で、赤ワインのようにタンニンの抽出を必要としていないことにあるようです。 高温での発酵の特徴 高温での発酵の特徴は、ブドウの果皮などからの抽出度合いが高まるために、果実の香りの凝縮度や、骨格となるタンニンなどの成分が果汁内に多く抽出されることです。 一方で、揮発性のエステルなどの成分が失われてしまうことで、フレッシュでフルーティな香りが失われてしまうとも言われています。 このような発酵の特徴から、高温で発酵された場合には、より長期熟成に向いたワインが出来上がると言われています。 <了>
WSET Level3のSpecificationによれば、記述式問題に対しては次のようなサンプル問題が提示されています。(この問題を含め、いくつかのサンプル問題がWebで公開されています)
WSETレベル3の記述式問題は、4つ質問から構成されており(各質問はいくつかの小問から構成されています)、それぞれが25 marksで合計100 marksの形式です。
この質問に与えられているのは4 marksであるため、4つ大問を構成する1つの小問に過ぎません。
単純に計算をすると、この質問の規模は記述式問題全体の1/25程度です。
2時間ある筆記問題で、マーク式問題を20分で終えられたとすると、記述式問題に使える時間は100分。100分で100 marksを獲得する計算だと、4 marksのこの問題に使える時間はたったの4分です。
これだけで、記述式問題がいかに時間に追われるかの想像がつくと思います。
<記述式問題の難しさ>
一見難しく感じますが、実はしっかり勉強をすればそれほど答えに困るような問題ではありません。時間の制約がなく、対話形式のように何度でも答えを述べることができるのであれば、求められていること全てに回答ができると思います。
しかし私が難しく感じた点は、
限られた時間内で求められていること全てを回答に入れ込まなければいけない
ことです。
例えばこのサンプルの場合、4 marksを獲得できるだけの内容を回答文に含めなければなりません。これは私の感覚なのですが「回答に求められている事実・事柄1つ=1 mark」であることが多いため、正しい4つの事実・事柄を含めて記述をしなければ満点はもらえない計算となります。
関連することを沢山書くという「下手な鉄砲~」作戦もありますが、これをやっていると4分などあっという間に過ぎてしまいます。
真っ白な空欄に、文字数などの指定もなく、自分の判断で過不足なく回答を書かなければいけないという部分が記述式問題の最も難しい部分だと思いました。
<回答はどの程度書いたらよいのか?>
回答量を判断するポイントは2つあります。
①付与される「mark」の数
②質問文の動詞
①については上でも書いたように、「1 mark=1つの事実・事柄」と考えると、必要な記述量はそこから判断することができます。
②は上のサンプルでいうと、「Explain」のことです。他にも問題文によって「Identify」「Describe」「Name」「State」「List」など様々です。
通常「Identify, name, state, list < describe < explain」と言われていますが、これは授業を受けながら感覚的に学んでいくことができると思います。
記述式問題の対策を説明している次のようなサイトも参考になるかもしれません。(➡ 外部サイト)
関連記事:WSETの記述式問題:「どの程度書けばいいのか?」の失敗例
WSETレベル3の記述式問題は、4つ質問から構成されており(各質問はいくつかの小問から構成されています)、それぞれが25 marksで合計100 marksの形式です。
この質問に与えられているのは4 marksであるため、4つ大問を構成する1つの小問に過ぎません。
単純に計算をすると、この質問の規模は記述式問題全体の1/25程度です。
2時間ある筆記問題で、マーク式問題を20分で終えられたとすると、記述式問題に使える時間は100分。100分で100 marksを獲得する計算だと、4 marksのこの問題に使える時間はたったの4分です。
これだけで、記述式問題がいかに時間に追われるかの想像がつくと思います。
<記述式問題の難しさ>
一見難しく感じますが、実はしっかり勉強をすればそれほど答えに困るような問題ではありません。時間の制約がなく、対話形式のように何度でも答えを述べることができるのであれば、求められていること全てに回答ができると思います。
しかし私が難しく感じた点は、
限られた時間内で求められていること全てを回答に入れ込まなければいけない
ことです。
例えばこのサンプルの場合、4 marksを獲得できるだけの内容を回答文に含めなければなりません。これは私の感覚なのですが「回答に求められている事実・事柄1つ=1 mark」であることが多いため、正しい4つの事実・事柄を含めて記述をしなければ満点はもらえない計算となります。
関連することを沢山書くという「下手な鉄砲~」作戦もありますが、これをやっていると4分などあっという間に過ぎてしまいます。
真っ白な空欄に、文字数などの指定もなく、自分の判断で過不足なく回答を書かなければいけないという部分が記述式問題の最も難しい部分だと思いました。
<回答はどの程度書いたらよいのか?>
回答量を判断するポイントは2つあります。
①付与される「mark」の数
②質問文の動詞
①については上でも書いたように、「1 mark=1つの事実・事柄」と考えると、必要な記述量はそこから判断することができます。
②は上のサンプルでいうと、「Explain」のことです。他にも問題文によって「Identify」「Describe」「Name」「State」「List」など様々です。
通常「Identify, name, state, list < describe < explain」と言われていますが、これは授業を受けながら感覚的に学んでいくことができると思います。
記述式問題の対策を説明している次のようなサイトも参考になるかもしれません。(➡ 外部サイト)
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