タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>
WSET Level3のSpecificationによれば、記述式問題に対しては次のようなサンプル問題が提示されています。(この問題を含め、いくつかのサンプル問題がWebで公開されています)
WSETレベル3の記述式問題は、4つ質問から構成されており(各質問はいくつかの小問から構成されています)、それぞれが25 marksで合計100 marksの形式です。
この質問に与えられているのは4 marksであるため、4つ大問を構成する1つの小問に過ぎません。
単純に計算をすると、この質問の規模は記述式問題全体の1/25程度です。
2時間ある筆記問題で、マーク式問題を20分で終えられたとすると、記述式問題に使える時間は100分。100分で100 marksを獲得する計算だと、4 marksのこの問題に使える時間はたったの4分です。
これだけで、記述式問題がいかに時間に追われるかの想像がつくと思います。
<記述式問題の難しさ>
一見難しく感じますが、実はしっかり勉強をすればそれほど答えに困るような問題ではありません。時間の制約がなく、対話形式のように何度でも答えを述べることができるのであれば、求められていること全てに回答ができると思います。
しかし私が難しく感じた点は、
限られた時間内で求められていること全てを回答に入れ込まなければいけない
ことです。
例えばこのサンプルの場合、4 marksを獲得できるだけの内容を回答文に含めなければなりません。これは私の感覚なのですが「回答に求められている事実・事柄1つ=1 mark」であることが多いため、正しい4つの事実・事柄を含めて記述をしなければ満点はもらえない計算となります。
関連することを沢山書くという「下手な鉄砲~」作戦もありますが、これをやっていると4分などあっという間に過ぎてしまいます。
真っ白な空欄に、文字数などの指定もなく、自分の判断で過不足なく回答を書かなければいけないという部分が記述式問題の最も難しい部分だと思いました。
<回答はどの程度書いたらよいのか?>
回答量を判断するポイントは2つあります。
①付与される「mark」の数
②質問文の動詞
①については上でも書いたように、「1 mark=1つの事実・事柄」と考えると、必要な記述量はそこから判断することができます。
②は上のサンプルでいうと、「Explain」のことです。他にも問題文によって「Identify」「Describe」「Name」「State」「List」など様々です。
通常「Identify, name, state, list < describe < explain」と言われていますが、これは授業を受けながら感覚的に学んでいくことができると思います。
記述式問題の対策を説明している次のようなサイトも参考になるかもしれません。(➡ 外部サイト)
関連記事:WSETの記述式問題:「どの程度書けばいいのか?」の失敗例
WSETレベル3の記述式問題は、4つ質問から構成されており(各質問はいくつかの小問から構成されています)、それぞれが25 marksで合計100 marksの形式です。
この質問に与えられているのは4 marksであるため、4つ大問を構成する1つの小問に過ぎません。
単純に計算をすると、この質問の規模は記述式問題全体の1/25程度です。
2時間ある筆記問題で、マーク式問題を20分で終えられたとすると、記述式問題に使える時間は100分。100分で100 marksを獲得する計算だと、4 marksのこの問題に使える時間はたったの4分です。
これだけで、記述式問題がいかに時間に追われるかの想像がつくと思います。
<記述式問題の難しさ>
一見難しく感じますが、実はしっかり勉強をすればそれほど答えに困るような問題ではありません。時間の制約がなく、対話形式のように何度でも答えを述べることができるのであれば、求められていること全てに回答ができると思います。
しかし私が難しく感じた点は、
限られた時間内で求められていること全てを回答に入れ込まなければいけない
ことです。
例えばこのサンプルの場合、4 marksを獲得できるだけの内容を回答文に含めなければなりません。これは私の感覚なのですが「回答に求められている事実・事柄1つ=1 mark」であることが多いため、正しい4つの事実・事柄を含めて記述をしなければ満点はもらえない計算となります。
関連することを沢山書くという「下手な鉄砲~」作戦もありますが、これをやっていると4分などあっという間に過ぎてしまいます。
真っ白な空欄に、文字数などの指定もなく、自分の判断で過不足なく回答を書かなければいけないという部分が記述式問題の最も難しい部分だと思いました。
<回答はどの程度書いたらよいのか?>
回答量を判断するポイントは2つあります。
①付与される「mark」の数
②質問文の動詞
①については上でも書いたように、「1 mark=1つの事実・事柄」と考えると、必要な記述量はそこから判断することができます。
②は上のサンプルでいうと、「Explain」のことです。他にも問題文によって「Identify」「Describe」「Name」「State」「List」など様々です。
通常「Identify, name, state, list < describe < explain」と言われていますが、これは授業を受けながら感覚的に学んでいくことができると思います。
記述式問題の対策を説明している次のようなサイトも参考になるかもしれません。(➡ 外部サイト)
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