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ワイン名称に出てくるフランス語の「Côte」と「Coteaux」の違いとは?

 タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>

WSETレベル3 記述式問題のための単語帳(地名、ワイン名、専門用語)

WSETレベル3の英語の記述式問題対策として、一般の英単語に加えて、地名、ワイン名、専門用語についても単語帳を作りしっかり覚えました。

テキストに登場する全ての単語を覚えているとキリがないので、以前の記事(記述式問題で重要に思えたところ)でピックアップした部分を説明するために重要であると思われる単語に限定をしました。

実際の試験でも、地名、ワイン名、AOCなどを書かされる可能性があるので、スペルも含めてしっかりと覚えました。

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Albariño (Alvarinho) アルバリーニョ [品種]
Albariza アルバリサ [土壌]
Aloxe-Corton アロース・コルトン
Amontillado アモンティリャード
Anjou アンジュー
Asti Spumante アスティ・スプマンテ
Barossa Valley バロッサ・バレー
Barsac バルサック
Beaunne ボーヌ
Bordeaux Superieur ボルドー・シュペリウール
Brouilly ブルイイ
Brunello di Montalcino ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
Casablanca カサブランカ
Catalunya カタルーニャ
Chassagne-Montrachet シャサーニュ・モンラッシェ 
Chateauneuf-du-Pape シャトーヌフ・デュ・パプ
Chianti Classico Riserva キャンティ・クラッシコ・リゼルヴァ
Coteaux du Layon コトー・デュ・レイヨン
coulure 花ぶるい
Criadera クリアデラ
Cru Bourgeois クリュ・ブルジョワ
Crus Classes クリュ・クラッセ
disgorgement デゴルジュマン(澱抜き) 
Dosage ドザージュ
El Puerto de Santa Maria エル・プエルト・デ・サンタ・マリア
Entre-Deux-Mers アントル・ドゥ・メール
Epernay エペルネ
Filtration 濾過
Fleurie フルーリー
Gevrey-Chambertin ジュヴレ・シャンベルタン
Gimblett Gravels ギムレット グラヴェルズ
Grolleau グロロー [品種]
Grosses Gewächs グローセス・ゲヴェクス
gyropalette ジャイロパレット
Jerez de la Frontera ヘレス・デ・ラ・フロンテラ
Kabinet カビネット
Kimmeridgian キンメリジャン
Languedoc ラングドック
Levante レバンテ
Liqueur de tirage リキュール・ド・ティラージュ
Liqueur d'expédition リキュール・デクスペディション(門出のリキュール)
Llicorella リコレーリャ
Macabeo マカベオ [品種]
Malolactic fermentation マロラクティック発酵
Manzanilla マンサニーリャ
Margaret River  マーガレット・リバー
Margaux マルゴー
Menetou-Salon ムヌトゥ・サロン
Mercurey メルキュレ
Meursault ムルソー
millerandage 結実不良
Montagny モンタニィ
Morgon モルゴン
Moulin-a-Vent ムーラン・ナ・ヴァン
Mourvèdre ムールヴェードル
Munier ムニエ [品種]
Muscadelle ミュスカデル
Muscadet Sevre et Maine ミュスカデ・セーブル・エ・メーヌ
Muscat de Beaumes-de-Venise ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ
Muscat of Alexandria マスカット・オブ・アレキサンドリア [品種]
Negociant ネゴシアン
Nuits-Saint-Georges ニュイ・サン・ジョルジュ
Palomino パロミノ [品種]
Parellada パレリャーダ [品種]
passerillage パスリヤージュ
Pauillac ポイヤック
Pedro Ximénez ペドロ・ヒメネス [品種]
pergola パーゴラ(棚仕立て)
Pessac-Leognan ペサック・レオニャン
Petit Verdot プチ・ヴェルド [品種]
Phylloxera フィロキセラ
Pomerol ポムロール
Pommard ポマール
Poniente ポニエンテ
Pouilly-Fuisse プイィ・フュイッセ
Pouilly-Fume プイィ・フュメ
Prädikatswein プレディカーツヴァイン
Puligny-Montrachet ピュリニィ・モンラッシェ
pumping over パンピング・オーバー 
pupitre ピュピトル
Qualitätswein クヴァリテーツワイン
Reims ランス
Roussillon ルーション
Rully リュリー
Rutherglen ラザグレン
Saint-Émilion サンテミリオン
Saint-Estephe サンテステフ
Saint-Julien サン・ジュリアン
Saint-Veran サン・ヴェラン
Sanlucar de Barrameda サンルーカル・デ・バラメーダ
Saumur ソミュール
Saumur-Champigny ソーミュール・シャンピニー
Sauternes ソーテルヌ
Savennières サヴニエール
Sélection de grains nobles セレクション・ド・グラン・ノーブル
Sobretabla ソブレタブラ
Spätlese シュペートレーゼ 
Sue lie シュール・リー
Trockenbeerenauslese トロッケンベーレンアウスレーゼ
Vendanges Tardives ヴァンダンジュ・タルディヴ
Veraison ヴェレゾン
Verdejo ベルデホ [品種]
Volnay ヴォルネイ
Vosne-Romanée ヴォーヌ・ロマネ
Vougeot ヴージョ
Vouvray ヴーヴレ
Xarello チャレッロ [品種]
yeast autolysis 酵母の自己分解
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ワインがブドウ以外の果実の香りを持つ理由。ワイン中のエステルとは?

ワインのテイスティングでずっと違和感のあることがありました。 それは、ワインをブドウ以外の果物で例えるということです。 ブドウから造られたお酒なのに、なぜブドウ以外の香りで例えられるんだろう? ずっと不思議に思っていましたが、これもワイン業界のしきたりのようなものだと思い、あまり深くは考えていませんでした。 しかし、調べてみるとワインからは実際に他の果物の香りがするようなのです。 その主な原因物質は、 「エステル(Ester)」 です。 エステルとは、 酸とアルコールの反応 の結果生まれる化学物質であり、その多くはパイナップル、バナナ、ストロベリー、ラズベリーなどの顕著な果物の香りを持ちます。 例えば、ワインにおける主要なエステルは 「酢酸エチル(ethyl acetate)」 で次のような化学反応で生成されます: CH3CO OH  +  H OCH2CH3   →   CH3COOCH2CH3   +   H2O (acetic acid)      (ethanol)            (ethyl acetate)           (water) エステルは、新鮮なブドウ果汁の中にも含まれていますが、そのほとんどはワインの発酵と熟成の工程を経て造り出されるそうです。 ブドウ果汁にはもともと酒石酸とリンゴ酸という天然の酸が存在しますが、アルコール発酵やマロラクティック発酵を経ることで、乳酸とコハク酸という2つの主要な酸が造られます。さらに、プロピオン酸、ピルビン酸、グリコール酸、フマル酸、ガラクチュロン酸(ガラクツロン酸)、粘液酸、シュウ酸などもこの工程中に生成されます。これらのさまざまな酸はアルコールと反応し、エステルを形成します。 アルコール発酵の温度が低すぎると、過剰な揮発性のエステルが取り込まれ、エステルのパイナップルの香り(エステル香)が顕著になります。 エステルの多くは瓶熟成などの 嫌気的熟成中 に形成されるようです。そして、これらの...

コート・ド・ボーヌの村名の私的な覚え方【地図と語呂合わせ】

  「コート・ド・ボーヌ(Cote de Beaune)」の村名は正直言って、「コート・ド・ニュイ(Cotes de Nuits)」よりも覚えるのが大変です。 その理由は、村の名前が多いことです。 コート・ド・ボーヌの村名は、地域を区切って、主要な村を先に覚えていく方法が個人的には有効だと思います。 分け方は、「コルトンの丘付近」、「ボーヌ付近」、「シャニー付近」の3つの地域に分けました。 ちなみに、「コルトンの丘付近」は、特級畑「コルトン・シャルルマーニュ」を共有する3村、「ボーヌ付近」は赤ワインの生産が多い3村、そして「シャニー付近」は白ワインの生産の多い4村です。 コルトンの丘付近 コルトンの丘付近の村は、頭文字で覚えます。 ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses) アロース・コルトン(Aloxe-Corton) ラドワ・セリニィ(Ladoix-Serrigny) コルトンの丘を中心に反時計回りで、「 PAL 」となります。 この3村は先述の通り、特級畑「 コルトン・シャルルマーニュ 」を有していることで有名です。 (関連記事: 地図を使うと覚えやすい!コルトンの丘のグラン・クリュAOCの暗記法 ) ボーヌ付近 ボーヌ近辺の3村は、ボーヌ付近のいずれも赤ワインの生産の多い村です。 ボーヌ(Beaune) ポマール(Pommard) ヴォルネイ(Volnay) ボーヌは赤白ワインの生産が許可されていますが、ポマールとヴォルネイは赤ワインの生産しか許可されていません。 個人的には次のような語呂合わせを使って覚えています。 シャニー付近 シャニーに近い次の4つの村では白ワインが多く生産されています。 サン・トーバン(St Aubin) ムルソー(Meursault) ピュリニィ・モンラッシェ(Puligny-Montrachet) シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet) いずれの村でも赤白ワインの生産が許可されていますが、両モンラッシェの特級畑では白ワインの生産しか許可されていません。 個人的には次のような語呂合わせを使って覚えています。 その他の村 その他の村は、余裕があれば少しずつ覚えます。 ちなみに、ブラニィ(Blagny)は、ムルソー村とピュリニィ・モンラッシェ村にまたがる地域のことで、ブラニ...

WSETで納得!JSAで疑問だったギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの違い

JSAワインエキスパートを学んでいた時に、ブドウ樹の仕立て方でずっと疑問に思っていたことがありました。 それは、 「ギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの違い」 。 両者ともに世界的に広く採用されている仕立て方である「 垣根仕立て 」の代表例なのですが、 ギヨドゥブルは長梢剪定 、 コルドンロワイヤは短梢剪定 の例として紹介されていました。 (参考記事: ブドウ樹の仕立て、剪定とは?短梢剪定、長梢更新剪定とは? ) それぞれぱっと見の形はすごく似ていて、その違いは、枝の太さの違いだけ。ギヨドゥブルは2本に分かれる枝が細くて、コルドンロワイヤはそれが太い。 なぜこのような似通った2つの仕立て方が用いられているのか が、当時の私にはわかりませんでした。 JSAソムリエ・ワインエキスパート試験では、ブドウの栽培方法、特に仕立て方に関してはあまり深い知識は必要なかったために、この2つの機能的な違いや、長梢剪定、短梢剪定に関する説明は試験対策講座でも省略されていました。また、当時、独自でネット検索をして色々調べてみたのですが、結局答えはわからず終いでした。 それから一年、こんな疑問があったことも忘れてしまった頃、WSETレベル3の講義を受けて この疑問を解決することができました! ギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの選定の流れ WSET の講義を受けて分かったことは、次のようなこと: ギヨ・ドゥブル では、前年の新梢が一本だけ残され、その枝(長梢)が水平方向に延ばされる ギヨ・ドゥブル では、水平に伸ばされた長梢の上に、その年の新梢が垂直に伸びる ギヨ・ドゥブル では、その年の収穫が終わったら、その年の新梢1本だけを残して、残りの枝は刈り取られる コルドン・ロワイヤ では、一昨年かそれ以前に作られた腕枝(コルドン)の上に、去年の新梢の一部(短梢)が残される コルドン・ロワイヤ では、短梢から今年の新梢が垂直に伸びる ギヨ・ドゥブル、コルドン・ロワイヤともに 、新しいブドウの房は新梢の上にできる (ギヨ・サンプル/ドゥブルの剪定の流れ) (コルドン・ロワイヤの剪定の流れ) 仕立てが出来上がった状態では、それぞれとても似通った形になって...

WSETレベル3のテキスト購入方法とテキスト電子化のメリット

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WSET Level3 記述式問題で重要に思えたところ(本試験の筆記問題対策)

繰り返しになりますが、WSET level3の最大の難関は記述式問題です。 (参考記事: WSET Level3 の試験構成 ) WSETの記述式問題では、出題されたテーマに対して、深く理解をしているかが問われます。 (参考記事: 一筋縄ではいかない!とてもWSET的だと思った記述式問題(問題例) ) そのため、記述式問題の基本的な対策は、WSETレベル3のテキストの読み込みと、講義ノートの見直しを主に行いました。 しかし、広大な産地全てについて、万遍無く、深く理解をするというのは途方もない作業に思われました。 さらに私の場合は英語受験だったので、日本語のようにテキストをスラスラ読むこともできるわけはなく、本試験までの日数から逆算をすると、とてもそんな時間は確保できないと思いました。 そこで記述式試験対策の方針としては、いくつか重要と思われる部分にヤマを張って、それらを重点的に勉強することにしました。「重要と思われる部分」は次のような判断基準で抜き出しました。 ・講義中に担当講師が「重要」「試験に頻出」と言っていた部分 ・サンプル問題で、何度も問われていた部分 (参考記事: WSET過去問は共有禁止!それでもWSETレベル3の試験問題の参考にしたウェブサイト ) ・複雑で、しっかり理解をしていないと説明ができないと思った部分(特に醸造工程のオプションなど) ヤマを張った部分に関しては何度もテキストを読み返して、テキストの重要ポイントは何度もノートに書きあげて英文を書く練習を続けました。 (参考記事: WSET Level3の英語受験を一発合格した勉強方法 ) (関連記事: WSET試験の記述問題対策では「動詞」が重要!? ) 「重要と思われる部分」として抜き出した具体例を下に紹介します: <ワインの保管とサービス> ワインの保管方法(参考記事: ワインの保管方法 ) ワインの提供温度 (参考記事: チャートで覚えたワインのサービス温度 ) ワインのデカンティング 発泡性ワインの栓の抜き方(参考記事: 非発泡性(スパークリング)ワインの栓の抜き方 ) ワインの保存に使われる方法(参考記事: ワインの保管方法 ) <ブドウ樹の栽培、畑の管理、ワインの醸造> 高接ぎとその特徴(参考記事: grafting(...

パロ・コルタド・シェリーとは?アモンティリャードとオロロソとの製法の違いを調べてみた

JSA試験、WSET試験を通して酒精強化ワインであるシェリー(Sherry)を学んできましたが、ずっと疑問に思っていたことがありました。 それは、「 パロ・コルタド・シェリーとは何なのか? 」です。 シェリーとは、スペイン・アンダルシア州カディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテーラとその周辺地域で生産される酒精強化ワインのことで、ポート・ワイン(ポルトガル)、マデイラ・ワイン(ポルトガル)とともに、著名な酒精強化ワインと言われています。 シェリーには、フィノ(Fino)/マンサ二ーリャ(Manzanilla)、オロロソ(Oloroso)、アモンティリャード(Almontillado)、 パロ・コルタド(Palo Cortado) 、ペドロヒメネス(Pedro Ximenez)など様々な種類があります。 しかし、JSA、WSETどちらのテキストにおいても、 パロ・コルタド に関する記述 はとても少なく、製法に関する記述もなく、漠然とその特徴が書かれているだけでした。 その特徴は、 ・希少であること ・アモンティリャード(Amontillado)の香りを持つが、味はオロロソ(Oloroso)のボディとこくを持つ という2点だけです。 ずっと疑問に思っていたことを解決すべく、製法を中心にパロ・コルタドについて調べてみました。 参考にしたのは、次のサイトです: https://www.sherrynotes.com/sherry-types/palo-cortado/ https://www.sherrynotes.com/2015/background/palo-cortado-mystery/ まずは、パロ・コルタドの発祥から。パロ・コルタドは、もともとフィノとしては不適合として除外された樽からできたそうです。 <パロ・コルタドの発祥> ------------------------------------------------------------------------ ・パロ・コルタドは、もともとフィノ(Fino)の製造から偶然生まれたワインと言われている。 ・フィノシェリーでは、樽での熟成中にフロールと呼ばれる産膜酵母が発生し、フロールのもとで熟成される。しかし、フィノ樽の中には...

非ネイティブのWSETレベル3英語対策

私はWSETレベル3を英語で受講して、英語で受験し、無事合格をすることができました。 英語受講をする前までは、「ワイン英語がちゃんと聞き取れるのかな?」「講師からの質問に答えられるかな?」「他の生徒についていけるかな?」と不安ばかりでした。 英語受講は、世界で活躍するワインの専門家や、日本語クラスを受講できない英語ネイティブ向けで、私のような「ワイン英語を勉強したいだけの非ネイティブ」なんかが興味本位で参加をしてもよいのかと、受講申し込みをするまではかなり頭を悩ませました。 そんな私がWSETレベル3の英語受講や、英語受験のポイントだと思ったことを、英語学習にフォーカスをあてて紹介したいと思います。 ワインを英語を学んだきっかけと、学んでよかったと思うこと 英語でワインを学ぼうと思ったきっかけは、「英語でワインのことが話せるようになりたい!英語でテイスティングコメントが言えるようになりたい!」という単純なものでした。 そして実際にWSETの受講と受験を終えてみて、今では思いもよらなかったようなしっかりとした英語でのテイスティングコメントが言えるようになりました!これはWSETが提供しているSATと呼ばれるワインテイスティングツールのおかげでもあります。 (参考記事: SAT式ワインの英語テイスティングコメント(英語表現) ) また、受講前には思いもよらなかった「さらなるワイン学習について興味が深まる」という大きなメリットも得られました。 (参考記事: ワインを英語で学ぼうと思ったきっかけと意外な発見 ) (参考記事: ワイン講座を英語で受けるメリット ) 英語受講対策:英語クラスについていくためのポイント 英語クラスを受講してはじめに思ったことは、受講生は当初思っていたような、ワインのプロや、英語ネイティブばかりではなかったことでした。 私のように興味本位でワイン英語を勉強したいと思っている日本人や、英語ネイティブではない外国人、また上位資格のディプロマを目指したいからレベル3を英語で受けている人など、様々な方々がいて少し安心したのを覚えています。 (参考記事: ワイン資格の勉強をしているのはどんな人たち?~日本語、英語クラスの違いなど~ ) 講義で使われる英語は難しい言い回しなど...

ブドウ樹の棚付けと、垣根仕立て(VSP)のメリット・デメリットの整理

 ワイン用のブドウ栽培では、多くのブドウ樹が棚付けされて管理されています。 棚付けとは、ブドウ棚を使用して毎年成長するブドウの枝葉を支持するブドウ樹の管理方法です。 ブドウ棚は下図のような、支柱と針金からなる常設の構造物を指します。 そして、ブドウの樹の棚付けの方法として最も広く使われている方法が 「垣根仕立て(VSP = Vertical Shoot Positioning)」 です。 垣根仕立てがあまりに一般的なので、個人的には、ついつい「棚付けのブドウ樹 = 垣根仕立て」と混同しがちです。 そこで整理のために、ブドウ樹の棚付けと、垣根仕立て(VSP)のメリット、デメリットをそれぞれまとめてみました。 棚付けしたブドウ畑(樹)のメリット・デメリット 棚付けの最大のメリットは、キャノピー・マネジメント(樹冠管理)が容易になることです。キャノピーとは、ブドウ樹で毎年成長する緑色の枝葉を指します(一般的に、長年にわたり固定されているコルドンは含まないと思います)。 そして、キャノピー・マネジメントのメリットとしては、「日照量」、「通気」、「機械化」の3つが挙げられます。 日照量のコントロールは、葉陰を減らすことによる日照量の最大化や、反対に葉陰を増やすことによる果実の日焼け対策が含まれます。 通気の管理は、特に雨や湿気の多い地域で重要であり、カビなどの菌類病のリスクを減らします。 また、適切なキャノピー・マネジメントにより、樹の特定の部分に果実や葉がくるようにしておくことは、畑への機械の導入を促します。これにより、作業の効率化を図ることができます。 一方で、棚付けのデメリットとしては、ブドウ棚設置のための初期費用と、それらを維持管理するための費用や手間があげられます。 ブドウ棚は、急斜面では利用できないこともデメリットの1つです。北ローヌなどの急斜面が多い畑では、ブドウ棚の代わりに支柱のみを用いた棒仕立てなどが用いられます。 (関連記事: 棒仕立て、ミストラル、混醸... ローヌ川流域北部のブドウ栽培とワイン造り ) 垣根仕立て(VSP)のメリット・デメリット 垣根仕立て(VSP)のメリットは、ブドウ樹の樹勢が一定以下の場合に、キャノピー・マネジメントがしやすいことと言われます。 したがってそのような場合には、「日照量のコントロール」、「通気の確保」、「作業の...

クリアンサ、レゼルバ、グランレゼルバとは?スペインワインの熟成規定(最低熟成期間)の私的暗記法

スペインの赤ワインのうち、最良のワインにはほぼ確実にオークを使用した熟成がされていると言われています。白ワインの大半はフレッシュで果実味が豊かなワインと言われていますが、一部のワインではオークを使った熟成が行われ、異なる風味が加えられています。 スペインのワイン法でもワインの熟成表記に関する規定が定められており、最低熟成期間の長さによって、「 クリアンサ(Crianza) 」、「 レゼルバ(Reserva) 」、「 グラン・レゼルバ(Gran Reserva) 」などのカテゴリーが規定されています。 最低熟成期間には、総熟成期間と樽熟成期間があり、総熟成期間は樽熟成期間を含めたトータルの熟成期間を示しています。 いくつかのワイン試験では、この最低熟成期間をワインの種類(赤、白・ロゼ)ごと、カテゴリーごとに覚えなければならないのですが、この数字の羅列を覚えるのはなかなか至難の業です。 そこで、個人的に考えた、このスペインワインの熟成規定の覚え方を紹介したいと思います。 1. 表を年表示にする まずは、数字を覚えやすくするために、表の単位を「月」から「年」に変換します。 まるで囲んだ部分だけ、語呂合わせなどを使って覚えます。 2. 赤ワインの「グラン・レゼルバ」の熟成期間を覚える 赤ワインのグラン・レゼルバの最低熟成期間は、偶然にもクリアンサとレゼルバの最低熟成期間を足し合わせた期間なので、簡単に覚えられます。 3. 白・ロゼワインの「クリアンサ」、「レゼルバ」の最低総熟成期間を覚える 白・ロゼワインにおいて、クリアンサ、レゼルバの最低の総熟成期間は、偶然にも赤ワインの「最低総熟成期間ー最低樽熟成期間」に一致します。これを覚えます。 4. 白・ロゼワインの「グラン・ レゼルバ」の最低総熟成期間を覚える 今までの法則で行くと、「グラン・レゼルバ」の最低の総熟成期間は3.5年が望ましいですが、 実際は4年 です。ここだけ、例外的に 0.5年だけずれる と覚えます。 5. 白・ロゼワインの 最低樽熟成期間を覚える 白・ロゼワインの最低の樽熟成期間は、全て同一の0.5年です。 赤ワインの「クリアンサ」のものと同じと覚えておくと、覚えやすいかもしれません。 最後に、この表を法則とともに覚えておくことで、暗記作業は完了です。 関連記事: スペインの「グラン・レセルバ(Gran Re...