今回のテーマは、ブルゴーニュの「コート・ド・ニュイ(Côtes de Nuits)」地区にある「 フラジェ・エシェゾー(Flagey-Echézeaux) 」村です。 場所は下の地図のように、モレ・サン・ドニ村、ヴージョ村、ヴォーヌ・ロマネ村の間に挟まれています。 コート・ド・ニュイの村名のワインが認められている他の村と比べると、特にそれほど小さい村でもありません。ヴージョ村やヴォーヌ・ロマネ村の方がよっぽど面積は小さめです。 しかし、このフラジェ・エシェゾー村ではその名を冠したAOCのワインを造ることは許されていません。つまり、「A.O.C. Flagey-Echézeaux」という名のワインは存在しません。 その代わり、この村で栽培されたブドウから村名を冠したワインを造る場合、全て「A.O.C. Vosne-Romanée」という隣の村の名前を冠したワインとして造られます。 なぜ、フラジェ・エシェゾー(Flagey-Echézeaux) には村名のワインが無いのでしょうか?少し疑問に思って、フラジェ・エシェゾーのブドウ畑について調べてみました。 まず、フラジェ・エシェゾーのブドウ畑の場所ですが、村名以上のワインを造ることのできるブドウ畑は、村の西側に局地化しているようです。村の中心地は、点線の楕円の部分に固まっているので、場所としては村の外れにあるようです。 この村の西側に局地化した畑のうち、大部分を占める畑は、特級畑である「エシェゾー(Echézeaux)」と「グラン・エシェゾー(Grands-Echézeaux)」です。 これら2つのグランクリュ畑から造られるブドウからは、唯一、フラジェ・エシェゾー村のアイデンティティの感じられる、「A.O.C. Echézeaux」と「A.O.C. Grands-Echézeaux」のワインが造られます。 残りの畑は、プルミエ・クリュ畑と村名ワイン畑となりますが、これらの畑で造られるワインはそれぞれ「A.O.C. Vosne-Romanée Premier Cru」と「A.O.C. Vosne-Romanée」となり、フラジェ・エシェゾー村の名前が使われることはありません。 それでは、ここでヴォーヌ・ロマネ村のブドウ畑の分布を見てみたいと思います。 これを見ると、ヴォーヌ・ロマネ村のブドウ畑は、フラジ...
2019年のJSAソムリエ・ワインエキスパート2次試験では、テイスティングの各項目の配点比率が大きく変わりました。
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18' 19' 変化
外観 24% → 19% (-5%)
香り 33% → 26% (-7%)
味わい 20% → 17% (-3%)
その他の項目 10% → 9% (-1%)
収穫年 3% → 5% (+2%)
生産地 3% → 7% (+4%)
主なブドウ品種 3% → 12% (+9%)
飲料の銘柄 各2%→ 各3%(+1%)
*()内の数字は2018年度から2019年度の変化の割合です
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大きな違いは収穫年、生産地、主なブドウ品種の配点の割合が増えたこと。
18'はこの3つを合計して9%だったのですが、今年は24%となり配点の1/4程度を占めることとなりました。
私のように趣味レベルでワインを飲んでいるレベルだと、
収穫年、生産地、主なブドウ品種に合わせて香りの回答も調整をしていくので、
これらの要素が配点に与える影響は50%近いのではと考えてしまいます。
もし、JSAソムリエ・ワインエキスパートとWSET level3に
私なりのタイトルをつけるのであれば次のようになります:
・JSA:「ワインの特徴評価」+「ワイン当て(生産地・品種当て)」
・WSET:「ワインの特徴評価」+「品質評価」
個人的な意見ですが、ワイン愛好家としてどちらが役に立つかというと断然「WSET」だと思います。
なぜなら、良いワインを飲みたいときに店員さんに伝えるべき表現がわかるし、
ワインを試飲した際も、それが品質の高いワインであるかどうかを判断できるからです。
一方、JSAの「ワイン当て」は今まであまり役に立った記憶はありません。
なぜなら、ワインの収穫年、生産地、主なブドウ品種は全てラベルを見れば一目瞭然です。また、同じ収穫年、生産地、品種であっても栽培方法・醸造方法によってはワインの品質は全く異なるものになります。
さらに普段のワイン会で、ワイン当てをしようものなら、単なる知識のひけらかしをするちょっと嫌な奴です。
唯一、ワインコンクールに出場するのであれば、一定の価値はあるのかもしれませんが...
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18' 19' 変化
外観 24% → 19% (-5%)
香り 33% → 26% (-7%)
味わい 20% → 17% (-3%)
その他の項目 10% → 9% (-1%)
収穫年 3% → 5% (+2%)
生産地 3% → 7% (+4%)
主なブドウ品種 3% → 12% (+9%)
飲料の銘柄 各2%→ 各3%(+1%)
*()内の数字は2018年度から2019年度の変化の割合です
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大きな違いは収穫年、生産地、主なブドウ品種の配点の割合が増えたこと。
18'はこの3つを合計して9%だったのですが、今年は24%となり配点の1/4程度を占めることとなりました。
私のように趣味レベルでワインを飲んでいるレベルだと、
収穫年、生産地、主なブドウ品種に合わせて香りの回答も調整をしていくので、
これらの要素が配点に与える影響は50%近いのではと考えてしまいます。
もし、JSAソムリエ・ワインエキスパートとWSET level3に
私なりのタイトルをつけるのであれば次のようになります:
・JSA:「ワインの特徴評価」+「ワイン当て(生産地・品種当て)」
・WSET:「ワインの特徴評価」+「品質評価」
個人的な意見ですが、ワイン愛好家としてどちらが役に立つかというと断然「WSET」だと思います。
なぜなら、良いワインを飲みたいときに店員さんに伝えるべき表現がわかるし、
ワインを試飲した際も、それが品質の高いワインであるかどうかを判断できるからです。
一方、JSAの「ワイン当て」は今まであまり役に立った記憶はありません。
なぜなら、ワインの収穫年、生産地、主なブドウ品種は全てラベルを見れば一目瞭然です。また、同じ収穫年、生産地、品種であっても栽培方法・醸造方法によってはワインの品質は全く異なるものになります。
さらに普段のワイン会で、ワイン当てをしようものなら、単なる知識のひけらかしをするちょっと嫌な奴です。
唯一、ワインコンクールに出場するのであれば、一定の価値はあるのかもしれませんが...