マスト(ブドウ果汁や果肉、果皮などの混合物)の発酵温度によって出来上がるワインにどのような特徴の違いが出るのかをまとめてみました。 まず発酵温度についてですが、白ワインと赤ワインでは、低温、高温と言われる発酵温度は異なります。 一般に、白ワインの方が赤ワインに比べて低い温度で発酵されます。 低温での発酵の特徴 低温での発酵の特徴は、フレッシュでフルーティーな香りが生成・保持されやすいこと、また、ブドウからの果汁以外の成分の抽出度合いが低いことです。 それにより、出来上がるワインはフレッシュで果実味があり口当たりの良いものになると言われています。 しかし一方で、長期熟成に必要な果実の香りの凝縮度や、骨格となるタンニンや酸味が十分に抽出されないために、早々に出荷されて消費されることを目的とした早飲みタイプのワインになりやすいと言われています。 ちなみに白ワインの発酵温度が赤ワインよりも低い理由は、白ワインにとってフレッシュでフルーティーな香りはより重要で、赤ワインのようにタンニンの抽出を必要としていないことにあるようです。 高温での発酵の特徴 高温での発酵の特徴は、ブドウの果皮などからの抽出度合いが高まるために、果実の香りの凝縮度や、骨格となるタンニンなどの成分が果汁内に多く抽出されることです。 一方で、揮発性のエステルなどの成分が失われてしまうことで、フレッシュでフルーティな香りが失われてしまうとも言われています。 このような発酵の特徴から、高温で発酵された場合には、より長期熟成に向いたワインが出来上がると言われています。 <了>
WSETレベル3の試験は、「理論試験」と「テースティング試験」の2つのユニットから構成され、さらに理論試験は、「多肢選択問題(50問)」と「記述式問題((4問)」から構成されています。
WSETのspecificationによれば、
-----------------------------------------
ユニット 1:理論試験の試験時間は 2時間で、2部構成になっています。問題の構成は次の通りです。
• 多肢選択式問題 50 問
• 記述式問題 4 問(各 25 点)
このユニットの試験に合格するには、各部の問題で正解率 55% 以上を得点する必要があります。
-----------------------------------------
と書かれているために、合格をするためには記述式問題では55%以上の正答率が必要です。
受験をした経験から言うと、「記述式試験」、「テースティング試験」と比べて、「多肢選択問題(50問)」で55%の正答率をとることは非常に容易です。
しかし、一方で良い評価で合格をしたいのであれば、満点を狙って取り組む分野だと思います。
なぜなら、WSETレベル3の評価基準は、全ての試験の合計得点によって次のように決められているからです。
------------------------------------------
------------------------------------------
実際に多肢選択問題(四択問題)を解いた感想は...
<多肢選択問題(四択問題)を解いた感想>
------------------------------------------
です。
私は次のような対策で、多肢選択問題(四択問題)に臨みましたが十分対処ができました。
<多肢選択問題(四択問題)への対策>
------------------------------------------
------------------------------------------
(覚えにくい熟成年数を図でまとめた例)
最後に、下のようなウェブサイトでは多肢選択問題のサンプルが公開されています。
WSETのspecificationによれば、
-----------------------------------------
ユニット 1:理論試験の試験時間は 2時間で、2部構成になっています。問題の構成は次の通りです。
• 多肢選択式問題 50 問
• 記述式問題 4 問(各 25 点)
このユニットの試験に合格するには、各部の問題で正解率 55% 以上を得点する必要があります。
-----------------------------------------
と書かれているために、合格をするためには記述式問題では55%以上の正答率が必要です。
受験をした経験から言うと、「記述式試験」、「テースティング試験」と比べて、「多肢選択問題(50問)」で55%の正答率をとることは非常に容易です。
しかし、一方で良い評価で合格をしたいのであれば、満点を狙って取り組む分野だと思います。
なぜなら、WSETレベル3の評価基準は、全ての試験の合計得点によって次のように決められているからです。
------------------------------------------
- 合計得点の正解率が80% 以上、各試験で65% 以上を得点していること ⇒ Pass with distinction 合格(優)
- 合計得点の正解率が65% ~ 79% ⇒ Pass with merit 合格(良)
- 合計得点の正解率が55% ~ 64% ⇒ Pass 合格(可)
- 合計得点の正解率が45% ~ 54% ⇒ Fail 不合格(不可)
- 合計得点の正解率が44% 以下 ⇒ Fail unclassified 不合格(分類外)
------------------------------------------
実際に多肢選択問題(四択問題)を解いた感想は...
<多肢選択問題(四択問題)を解いた感想>
------------------------------------------
- 基本的なことを問う問題が多い
- 複雑な英文や長文は少ないので、それほど英語力は求められない
- 地域の地名や品種、ワイン名を覚える問題は、テキスト中の太字の部分が中心
- ひっかけ問題は少ない (文中にあるnot, least, lessなどに気を付ける問題など)
- 唯一複雑なのは、次のような問題(次のうち1~4のうち正しいものを選びなさい ⇒ 選択肢: ①1 ②1 and 2 ③1,2 and 3 ④none of all)
- マーク式なのでシャープペンシルよりも鉛筆の方が良い
- いかに早く、しかし正確に回答できるかが勝負。 (記述式問題と合わせて2時間であるため。20分くらいで?)
です。
私は次のような対策で、多肢選択問題(四択問題)に臨みましたが十分対処ができました。
<多肢選択問題(四択問題)への対策>
------------------------------------------
- 授業のポイントをノートにまとめる(毎週)
- 授業では細かく触れない情報はテキストを読み込み、テキストの太字の部分を中心にノートにまとめる
- 覚えにくい場所は地図や図、絵を用いてイラスト化する(フラッシュカードは作成の時間が無駄なので利用しませんでした)
- オンラインで見つけた練習問題を解く ("wset level3 queations"などで検索をすると、無料で手に入るものが沢山あります)
- 多くの時間は「記述式試験」対策に割く
------------------------------------------
(覚えにくい熟成年数を図でまとめた例)
----
最後に、下のようなウェブサイトでは多肢選択問題のサンプルが公開されています。
(無料)
https://www.laithwaites.co.uk/html/content/static/uk/law/quiz/intermediate.htm
https://www.laithwaites.co.uk/html/content/static/uk/law/quiz/intermediate2.htm
(有料)
https://www.thirtyfifty.co.uk/WSET-L3-Exam-Questions.asp
https://www.laithwaites.co.uk/html/content/static/uk/law/quiz/intermediate.htm
https://www.laithwaites.co.uk/html/content/static/uk/law/quiz/intermediate2.htm
(有料)
https://www.thirtyfifty.co.uk/WSET-L3-Exam-Questions.asp