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ワイン名称に出てくるフランス語の「Côte」と「Coteaux」の違いとは?

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良いワインの条件とは?WSETのBLIC




ワインの「品質レベル」を学ぶことは、WSETのカリキュラムに従ってワインを学ぶ醍醐味の1つだと思います。


「品質レベル」とは、そのワインの品質の高さです。つまり、良いワインなのか、そうではないワインなのかということです。


WSETには「品質レベル」を評価する考え方として、「BLIC」という方法があるそうです。

BLICとは、Balance(バランス), Length(余韻), Intensity(凝縮度), Complexity(複雑さ)の頭文字です。

一般に、 これら4つの評価基準を全て満たしているワインは「素晴らしい(outstanding)」ワイン、3つを満たすものは「非常に良い(very good)」ワイン、2つを満たすものは「良い(good)」ワイン、1つしか満たさないものは「妥当な(acceptable)」ワインと言われるようです。そして、1つも満たさないものは「悪い(poor)」ワインです。

(※これは1つのガイドラインであって、必ずしもこの点数だけで厳密にはこの点数だけでワインの評価はできないそうです)


私もWSETを通してこの考え方を学びましたが、「なるほど!便利!わかりやすい!」と思いました。

しかし、実際にそれを実践しようとするとなかなかわかりにくかった部分もあったので、個人的な感想を紹介したいと思います。




Balance


まず1つめは、4つの評価基準のうち、もっとも基本的な基準の「バランス」です。この「バランス」を満たしていない場合、ほとんどのワインは「悪い」ワインとみなされてしまいます。

バランスとは、例えば、次のようなポイントで評価がされるようです。

・(果実味+糖分) vs (酸味+タンニン)はバランスがとれているか?

・甘味、酸味、タンニン、アルコールのいずれかが突出していないか?

・オークの香りが突出していないか?


WSETをやり始めたころは、何が「正しいバランスなのか?」を判断することがとても大変でした。それはWSETを始めるまでに、あまりワインの品質について考えることがなかったからです。

しかし、いくつもテイスティングを重ねて、良いワインと言われるものをいくつか味わって、なんとなく「バランス」というものがわかってきたような気がしました。

多くのワインがバランスを満たしていると思うのですが、個人的には...

・寒い地域で造られたワインで果実の熟度が低いのに酸味がとても高いワイン

・比較的暖かい地域で造られたワインで、アルコールだけがとても強く感じられるワイン

・比較的涼しい地域で造られたワインで、酸味やタンニンが豊富なのに果実味があまり感じられないワイン

などに出会ったときは、この「バランス」を満たしていないと感じています。





Length


2つ目の評価基準は「余韻」です。これはワインを飲んだ後の「好ましい後味の長さ」です。

素晴らしい/非常に良いワインの多くは、口の中に好ましい余韻が長く残ります。反対に、妥当な/悪いワインは、飲んだ後の余韻がスッと消えてしまいます。

熟度の低い果実から造られた酸味の高いワインなどは、きつい酸味が後味として口の中に長く残りますが、これは「好ましい後味の長さ」とは考えないそうです。また、「余韻」は一般にワインの(果実味などの)凝縮度に比例をするそうです。


私にとって、「余韻」は最も理解をするのが難しい項目でした。それは、どのワインを味わってもどれも同じような「後味」が口の中に残ると思えて仕方がなかったからです。

「余韻」がわかるようになってきたきっかけは、WSETのテキストを読み直して「好ましい」という文字を見つけたことでした。

それまでは、酸味の強いワインの後味も、若いタンニンの豊富な苦いワインの後味も、全て「余韻」と考えていました。しかし、本来は「好ましい」後味だけを評価して、好ましくない後味は評価対象からは外すべきだったのです。それが原因で、余韻の短いワインと長いワインの違いが分かっていなかったことに気が付きました。

なんとなく「余韻」がわかるようになってからは、個人的には次のようなワインは余韻を短めに評価を評価をして...

・果実味が少なくあまり強い後味を感じられないワイン

・果実味があるけれどもその余韻が強い酸味や苦みで途切れてしまうワイン

反対に、心地よい味や香りが途切れずに続いているワインについては余韻を眺めに評価するようになりました。


「余韻」はワインの品質と強い相関があるようで、「これは良いワイン!」と思ったもののほとんどが、「やや長い~長い余韻」と評価されていました。





Intensity


3つ目の評価基準は、ワインの「凝縮度」です。一般に、良いワインは収穫量が制限された畑のブドウから造られると言われています。収穫量が制限されることで、ブドウ1つ1つに十分な栄養分が行きわたり、糖分や香り成分などが凝縮されます。そして、そのようなブドウから造られたワインは高い凝縮度をもったワインとなります。

凝縮度の強さは、ワインの香りの強さや、風味の強さとして表れるようです。


この項目は私にとっては最もわかりやすい項目で、私は「凝縮度=果実味」とらえました。ですので、暖かい地域で造られたワインに対しては、ほとんど「やや高い~高い凝縮度」と評価をしました。

凝縮度が低いワインは「妥当な(acceptable)」ワインであることが多いので、個人的には、「凝縮度=高い」が品質の高いワインの最低条件だと思っています。






Complexity


4つ目の評価基準の「複雑さ」は、ワインが複雑な香りや風味を持っているかです。

素晴らしい/非常に良いワインの多くは、ブドウ由来の香りである第一の香りに加えて、醸造工程に由来する第二の香りや、熟成に由来をする第三の香りを持っています。

しかし、一方で、第一、第二、第三の香りを持っていることが必ずしもワインの複雑さを生むわけではないようです。第一の香りのみをもつワインでも、中には十分な複雑さを持つワインもあるようです(アイスワインなど)。

「複雑さ」は「凝縮度」と関連の強い評価基準であり、この2つがうまく調和し合って、心地の良い凝縮度と複雑さをもたらすことが、「素晴らしい」ワインの条件となるようです。


私にとって、これも理解をするのが難しかった項目でした。はじめは、どのワインにも一定の似たような香りが含まれているような気がして、「どれが複雑なのか?」が全然わかりませんでした。

しかしテイスティングを繰り返し、第1の香り(≒果実の香り)、第2の香り(≒樽や澱の香り)、第3の香り(=熟成香)を区別して嗅ぎ取る中でなんとなく「複雑性」というものがわかってきました。

最初にわかったのは、第1~3の香りのうち、多くを持てば持つほど複雑性は高まるということでした。

特に第3の香りは重要で、これを持たない多くのワインは、基本的には複雑性が高いと評価されないこと、また、第3の香りが顕著に出ているものほど複雑性が高いと評価されることもわかりました。

反対に、第1の香りしか持たないものは、あまり複雑性を高く評価されず、特に、香りが弱くて品種の特徴がわかりにいものは「シンプルなワイン」と評価されることもわかりました。

実際には、「香りの数=複雑性」にはならないようなのですが、第一段階の理解としては「香りの数≒複雑性」と理解をした方がわかりやすいと個人的には思いました。






最後に、ワインには、「赤ワイン」、「白ワイン」、「ロゼワイン」、「酒精強化ワイン」、「発泡性ワイン」、「甘口(デザート)ワイン」など様々なタイプのワインがありますが、この評価基準の素晴らしいところは、これら全てのワインに対して適用ができるところです。




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地図を使ったヴェネト(Veneto)州の主要なDOCGの暗記法

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名前の紛らわしいフォーティファイドワイン VDN、VDLの覚え方

醸造法で分けるとワインには次の4つのタイプがあるのですが、 ① Still wine (スティルワイン) ② Sparkling wine (スパークリングワイン) ③ Fortified wine (フォーティファイドワイン/ 酒精強化ワイン) ④ Flavored wine (フレーヴァードワイン) VDNとVDLは、フランスを代表するフォーティファイドワイン(③)として登場します。 VDNはVins Doux Naturels (ヴァン・ドゥー・ナチュレル = 天然甘口ワイン)、VDLはVins de Liqueurs (ヴァン・ド・リキュール = リキュールワイン)の略称です。 VDNの代表的なワインは「ミュスカ・ボーム・ド・ヴニーズ」で、一方、VDLは「ピノー・デ・シャラント」などです。 名前も似ており、紛らわしいこの2つのワインですが、大きく違うのは 酒精強化のタイミング です。 酒精強化とは、ワインにコクや保存性を持たせるために醸造中にブランデーやアルコールを添加する処理のことです。 VDNでは酒精強化を 果汁の発酵中 に行うのに対して、VDLでは 未発酵の状態 (一部例外もある)で行います。 主なフォーティファイドワインの酒精強化のタイミングをまとめてみました。 VDNでは酒精強化が行われることで、ワイン酵母が活動できなくなりアルコール発酵はこのタイミングで止まります(このことを、 Mutage ミュタージュ といいます)。甘味を残すために醗酵を途中で止めるという製法は、一般的な甘口ワインと同様です(ただし、一般の甘口ワインでは、発酵を止めるための方法としてアルコール添加は行いません)。 このことから、VDNの「天然の糖から造られた 甘口ワイン 」というネーミングが何となく関連付けられます。 一方で、VDLは基本的に、ブドウジュースにアルコールを加えただけの飲み物です。ワインの定義を「ブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料」とすると、ワインと言えるかどうかも怪しいです。むしろ、蒸留酒に風味成分や甘味を加えるリキュールに近い製法です。 これが理由ではありませんが、VDLの名前に リキュール が含まれていると、...

ピエモンテ(Piemonte)州のDOCGワインの暗記法

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クリアンサ、レゼルバ、グランレゼルバとは?スペインワインの熟成規定(最低熟成期間)の私的暗記法

スペインの赤ワインのうち、最良のワインにはほぼ確実にオークを使用した熟成がされていると言われています。白ワインの大半はフレッシュで果実味が豊かなワインと言われていますが、一部のワインではオークを使った熟成が行われ、異なる風味が加えられています。 スペインのワイン法でもワインの熟成表記に関する規定が定められており、最低熟成期間の長さによって、「 クリアンサ(Crianza) 」、「 レゼルバ(Reserva) 」、「 グラン・レゼルバ(Gran Reserva) 」などのカテゴリーが規定されています。 最低熟成期間には、総熟成期間と樽熟成期間があり、総熟成期間は樽熟成期間を含めたトータルの熟成期間を示しています。 いくつかのワイン試験では、この最低熟成期間をワインの種類(赤、白・ロゼ)ごと、カテゴリーごとに覚えなければならないのですが、この数字の羅列を覚えるのはなかなか至難の業です。 そこで、個人的に考えた、このスペインワインの熟成規定の覚え方を紹介したいと思います。 1. 表を年表示にする まずは、数字を覚えやすくするために、表の単位を「月」から「年」に変換します。 まるで囲んだ部分だけ、語呂合わせなどを使って覚えます。 2. 赤ワインの「グラン・レゼルバ」の熟成期間を覚える 赤ワインのグラン・レゼルバの最低熟成期間は、偶然にもクリアンサとレゼルバの最低熟成期間を足し合わせた期間なので、簡単に覚えられます。 3. 白・ロゼワインの「クリアンサ」、「レゼルバ」の最低総熟成期間を覚える 白・ロゼワインにおいて、クリアンサ、レゼルバの最低の総熟成期間は、偶然にも赤ワインの「最低総熟成期間ー最低樽熟成期間」に一致します。これを覚えます。 4. 白・ロゼワインの「グラン・ レゼルバ」の最低総熟成期間を覚える 今までの法則で行くと、「グラン・レゼルバ」の最低の総熟成期間は3.5年が望ましいですが、 実際は4年 です。ここだけ、例外的に 0.5年だけずれる と覚えます。 5. 白・ロゼワインの 最低樽熟成期間を覚える 白・ロゼワインの最低の樽熟成期間は、全て同一の0.5年です。 赤ワインの「クリアンサ」のものと同じと覚えておくと、覚えやすいかもしれません。 最後に、この表を法則とともに覚えておくことで、暗記作業は完了です。 関連記事: スペインの「グラン・レセルバ(Gran Re...