今回のテーマは、ブルゴーニュの「コート・ド・ニュイ(Côtes de Nuits)」地区にある「 フラジェ・エシェゾー(Flagey-Echézeaux) 」村です。 場所は下の地図のように、モレ・サン・ドニ村、ヴージョ村、ヴォーヌ・ロマネ村の間に挟まれています。 コート・ド・ニュイの村名のワインが認められている他の村と比べると、特にそれほど小さい村でもありません。ヴージョ村やヴォーヌ・ロマネ村の方がよっぽど面積は小さめです。 しかし、このフラジェ・エシェゾー村ではその名を冠したAOCのワインを造ることは許されていません。つまり、「A.O.C. Flagey-Echézeaux」という名のワインは存在しません。 その代わり、この村で栽培されたブドウから村名を冠したワインを造る場合、全て「A.O.C. Vosne-Romanée」という隣の村の名前を冠したワインとして造られます。 なぜ、フラジェ・エシェゾー(Flagey-Echézeaux) には村名のワインが無いのでしょうか?少し疑問に思って、フラジェ・エシェゾーのブドウ畑について調べてみました。 まず、フラジェ・エシェゾーのブドウ畑の場所ですが、村名以上のワインを造ることのできるブドウ畑は、村の西側に局地化しているようです。村の中心地は、点線の楕円の部分に固まっているので、場所としては村の外れにあるようです。 この村の西側に局地化した畑のうち、大部分を占める畑は、特級畑である「エシェゾー(Echézeaux)」と「グラン・エシェゾー(Grands-Echézeaux)」です。 これら2つのグランクリュ畑から造られるブドウからは、唯一、フラジェ・エシェゾー村のアイデンティティの感じられる、「A.O.C. Echézeaux」と「A.O.C. Grands-Echézeaux」のワインが造られます。 残りの畑は、プルミエ・クリュ畑と村名ワイン畑となりますが、これらの畑で造られるワインはそれぞれ「A.O.C. Vosne-Romanée Premier Cru」と「A.O.C. Vosne-Romanée」となり、フラジェ・エシェゾー村の名前が使われることはありません。 それでは、ここでヴォーヌ・ロマネ村のブドウ畑の分布を見てみたいと思います。 これを見ると、ヴォーヌ・ロマネ村のブドウ畑は、フラジ...
WSETでは理論試験とテースティング試験の合計得点(aggregate mark)によって、成績評価が次のように決められています。次のようにWSET Level 3 Award in WinesのSpecificationに明記されています。
もし、"Pass with distinction (優)"の成績で合格をしたい場合には、理論試験(おそらく、選択式試験、記述式試験のそれぞれ)とテースティング試験において、それぞれ65%(個別成績Pass with merit)以上をとったうえで、80%以上の合計得点をとる必要があります。
理論試験の選択式試験と記述式試験には、次のようにそれぞれ50 marksと100 marksが割り振られています。
テースティング試験には、白ワイン20 marks、赤ワイン21 marksの合計41 marksが割り振られています。
日本語のSpecificationだと少しあいまいなのですが、英語のSpecificationには、"Candidates will receive an overall grade based on their aggregate mark over all examination papers." (受験者にはすべての試験のmarkの合計に基づいて総合評価が与えられます。)と書かれています。
理論試験=150 marks, テースティング試験=41 marksということを考えると、普通に英語を読むと合計mark=191 marksの何パーセントをとったかによって成績評価が決められることになります。(これはspecificationを読んだうえでの推測なので、必ずしも正しいかどうかはわかりません)
これを前提に考えると、各パートの配点割合は次のようになるはずです:
理論試験(選択式) = 約26%
理論試験(記述式) = 約52%
テースティング試験 = 約22%
そしてこの割合がそのままその試験の重要度となるはずです。荒っぽく言うと、記述式試験は、理論式試験やテースティング試験の2倍重要ということになります。
また成績評価ごとの合計marksは次のようになると考えられます:
Pass with distinction = 153 marks以上
Pass with merit = 125 ~ 152 marks
Pass = 106 ~ 124 marks
Fall = 86 ~ 105 marks
Fall unclassified = 85 marks以下
もしある試験者がテースティング試験で満点の41 marks(個別成績Pass with distinction)をとった場合でも、理論試験でギリギリ合格の55%(83 marks)である場合には、合計は124 marksとなり、成績評価は単なる"Pass"ということも起きうる計算となります。
繰り返しになりますが、これは英語のspecificationを読んでの推測なので、どこまで正しいのかはわかりません。
もし、"Pass with distinction (優)"の成績で合格をしたい場合には、理論試験(おそらく、選択式試験、記述式試験のそれぞれ)とテースティング試験において、それぞれ65%(個別成績Pass with merit)以上をとったうえで、80%以上の合計得点をとる必要があります。
理論試験の選択式試験と記述式試験には、次のようにそれぞれ50 marksと100 marksが割り振られています。
テースティング試験には、白ワイン20 marks、赤ワイン21 marksの合計41 marksが割り振られています。
日本語のSpecificationだと少しあいまいなのですが、英語のSpecificationには、"Candidates will receive an overall grade based on their aggregate mark over all examination papers." (受験者にはすべての試験のmarkの合計に基づいて総合評価が与えられます。)と書かれています。
理論試験=150 marks, テースティング試験=41 marksということを考えると、普通に英語を読むと合計mark=191 marksの何パーセントをとったかによって成績評価が決められることになります。(これはspecificationを読んだうえでの推測なので、必ずしも正しいかどうかはわかりません)
これを前提に考えると、各パートの配点割合は次のようになるはずです:
理論試験(選択式) = 約26%
理論試験(記述式) = 約52%
テースティング試験 = 約22%
そしてこの割合がそのままその試験の重要度となるはずです。荒っぽく言うと、記述式試験は、理論式試験やテースティング試験の2倍重要ということになります。
また成績評価ごとの合計marksは次のようになると考えられます:
Pass with distinction = 153 marks以上
Pass with merit = 125 ~ 152 marks
Pass = 106 ~ 124 marks
Fall = 86 ~ 105 marks
Fall unclassified = 85 marks以下
もしある試験者がテースティング試験で満点の41 marks(個別成績Pass with distinction)をとった場合でも、理論試験でギリギリ合格の55%(83 marks)である場合には、合計は124 marksとなり、成績評価は単なる"Pass"ということも起きうる計算となります。
繰り返しになりますが、これは英語のspecificationを読んでの推測なので、どこまで正しいのかはわかりません。