タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>
WSETでは理論試験とテースティング試験の合計得点(aggregate mark)によって、成績評価が次のように決められています。次のようにWSET Level 3 Award in WinesのSpecificationに明記されています。
もし、"Pass with distinction (優)"の成績で合格をしたい場合には、理論試験(おそらく、選択式試験、記述式試験のそれぞれ)とテースティング試験において、それぞれ65%(個別成績Pass with merit)以上をとったうえで、80%以上の合計得点をとる必要があります。
理論試験の選択式試験と記述式試験には、次のようにそれぞれ50 marksと100 marksが割り振られています。
テースティング試験には、白ワイン20 marks、赤ワイン21 marksの合計41 marksが割り振られています。
日本語のSpecificationだと少しあいまいなのですが、英語のSpecificationには、"Candidates will receive an overall grade based on their aggregate mark over all examination papers." (受験者にはすべての試験のmarkの合計に基づいて総合評価が与えられます。)と書かれています。
理論試験=150 marks, テースティング試験=41 marksということを考えると、普通に英語を読むと合計mark=191 marksの何パーセントをとったかによって成績評価が決められることになります。(これはspecificationを読んだうえでの推測なので、必ずしも正しいかどうかはわかりません)
これを前提に考えると、各パートの配点割合は次のようになるはずです:
理論試験(選択式) = 約26%
理論試験(記述式) = 約52%
テースティング試験 = 約22%
そしてこの割合がそのままその試験の重要度となるはずです。荒っぽく言うと、記述式試験は、理論式試験やテースティング試験の2倍重要ということになります。
また成績評価ごとの合計marksは次のようになると考えられます:
Pass with distinction = 153 marks以上
Pass with merit = 125 ~ 152 marks
Pass = 106 ~ 124 marks
Fall = 86 ~ 105 marks
Fall unclassified = 85 marks以下
もしある試験者がテースティング試験で満点の41 marks(個別成績Pass with distinction)をとった場合でも、理論試験でギリギリ合格の55%(83 marks)である場合には、合計は124 marksとなり、成績評価は単なる"Pass"ということも起きうる計算となります。
繰り返しになりますが、これは英語のspecificationを読んでの推測なので、どこまで正しいのかはわかりません。
もし、"Pass with distinction (優)"の成績で合格をしたい場合には、理論試験(おそらく、選択式試験、記述式試験のそれぞれ)とテースティング試験において、それぞれ65%(個別成績Pass with merit)以上をとったうえで、80%以上の合計得点をとる必要があります。
理論試験の選択式試験と記述式試験には、次のようにそれぞれ50 marksと100 marksが割り振られています。
テースティング試験には、白ワイン20 marks、赤ワイン21 marksの合計41 marksが割り振られています。
日本語のSpecificationだと少しあいまいなのですが、英語のSpecificationには、"Candidates will receive an overall grade based on their aggregate mark over all examination papers." (受験者にはすべての試験のmarkの合計に基づいて総合評価が与えられます。)と書かれています。
理論試験=150 marks, テースティング試験=41 marksということを考えると、普通に英語を読むと合計mark=191 marksの何パーセントをとったかによって成績評価が決められることになります。(これはspecificationを読んだうえでの推測なので、必ずしも正しいかどうかはわかりません)
これを前提に考えると、各パートの配点割合は次のようになるはずです:
理論試験(選択式) = 約26%
理論試験(記述式) = 約52%
テースティング試験 = 約22%
そしてこの割合がそのままその試験の重要度となるはずです。荒っぽく言うと、記述式試験は、理論式試験やテースティング試験の2倍重要ということになります。
また成績評価ごとの合計marksは次のようになると考えられます:
Pass with distinction = 153 marks以上
Pass with merit = 125 ~ 152 marks
Pass = 106 ~ 124 marks
Fall = 86 ~ 105 marks
Fall unclassified = 85 marks以下
もしある試験者がテースティング試験で満点の41 marks(個別成績Pass with distinction)をとった場合でも、理論試験でギリギリ合格の55%(83 marks)である場合には、合計は124 marksとなり、成績評価は単なる"Pass"ということも起きうる計算となります。
繰り返しになりますが、これは英語のspecificationを読んでの推測なので、どこまで正しいのかはわかりません。