タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>
今回も英語サイトで参考になったWSETレベル3の学習方法とノートのまとめ方です。
WSETレベル3のテキストは、必ずしも情報がきれいに整理をされているわけではないため、何度も復習をすることを考えて見やすいようにノートにまとめておくことがおすすめです。
次のサイトにあるような、「ワインのスタイルや品質に影響を与える5つの要素」と「スタイル・品質」という項目を使って情報をまとめていく方法はとても参考になりました。
https://www.tippletips.co.uk/single-post/2016/08/12/WSET-Level-3---Top-Tips-Part-2
このサイトのページの"TIP#3"を要約してみました。
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・WSETレベル3で重要なことは、ワインのスタイルや品質に影響を与える主要な要素を理解することである
WSETレベル3のテキストは、必ずしも情報がきれいに整理をされているわけではないため、何度も復習をすることを考えて見やすいようにノートにまとめておくことがおすすめです。
次のサイトにあるような、「ワインのスタイルや品質に影響を与える5つの要素」と「スタイル・品質」という項目を使って情報をまとめていく方法はとても参考になりました。
https://www.tippletips.co.uk/single-post/2016/08/12/WSET-Level-3---Top-Tips-Part-2
このサイトのページの"TIP#3"を要約してみました。
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・WSETレベル3で重要なことは、ワインのスタイルや品質に影響を与える主要な要素を理解することである
・主要な要素とは次の5つ:「気候」、「土壌/地形」、「ブドウ品種」、「ブドウ栽培」、「ワイン醸造」
・各ワインについて、なぜそれが他のワインと質的に、スタイル的に異なるのかを説明できなければならない
(例:シャブリグランクリュ vs シャブリ)
この2種類のワインの違いには、「気候」、「土壌/地形」、「ブドウ品種」、「ブドウ栽培」、「ワイン醸造」の5つの要素が影響するが、主に影響する要素は次の2点である。
・各ワインについて、なぜそれが他のワインと質的に、スタイル的に異なるのかを説明できなければならない
(例:シャブリグランクリュ vs シャブリ)
この2種類のワインの違いには、「気候」、「土壌/地形」、「ブドウ品種」、「ブドウ栽培」、「ワイン醸造」の5つの要素が影響するが、主に影響する要素は次の2点である。
1.「気候」と「土壌」:グランクリュ畑は南向きの坂に位置し、そこはより多くの日光とより水はけのよい地域であり、そのため、よりアルコール(豊富なボディなど)とフェノール(より熟した果実の風味など)の期待できるより熟した果実が収穫できる。グランクリュのいくつかでは、より高いミネラルの凝縮性が得られる。
2.「ワイン醸造」:グランクリュでは、部分的もしくワイン全体をオーク樽を使って発酵したり熟成する醸造工程が含まれる。一方、シャブリではオーク樽は利用しない。
WSETレベル3の学習、特に記述式問題において、主要な各ワインにおいて上のような点を理解する必要がある。また、それを次のような表にまとめておくと、復習の際にとても役立つ。
2.「ワイン醸造」:グランクリュでは、部分的もしくワイン全体をオーク樽を使って発酵したり熟成する醸造工程が含まれる。一方、シャブリではオーク樽は利用しない。
WSETレベル3の学習、特に記述式問題において、主要な各ワインにおいて上のような点を理解する必要がある。また、それを次のような表にまとめておくと、復習の際にとても役立つ。
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