タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>
以前の記事でも紹介をしましたが、WSET英語受験にあたって試してみた書籍を紹介します。
Level3に比べるとずいぶんページ数が少なく、品種を主に学んでいくような内容でした。
品種の復習に使えます。また、Level3を受ける前に英語の読解力の力試しになるかもしれません。
旧バージョンですが、ワイン英語を学ぶために購入しました。
ボリュームは現行バージョンとそれほど変わらないので、どの程度の英語力が必要かの指標になるかもしれません。
実際には試験終了後に読み始めましたが、テキストでは十分に説明しきれていない部分を補ってくれる参考書です。本試験に向けて必須ではないと思いますが、持っているとふと疑問に思った部分を深く調べることができます。
① WSET Level 2 テキスト
Level3に比べるとずいぶんページ数が少なく、品種を主に学んでいくような内容でした。
品種の復習に使えます。また、Level3を受ける前に英語の読解力の力試しになるかもしれません。
②WSET Level 3 テキスト (旧バージョン)
旧バージョンですが、ワイン英語を学ぶために購入しました。
ボリュームは現行バージョンとそれほど変わらないので、どの程度の英語力が必要かの指標になるかもしれません。
③ 市販の参考書(テキスト補助用)
実際には試験終了後に読み始めましたが、テキストでは十分に説明しきれていない部分を補ってくれる参考書です。本試験に向けて必須ではないと思いますが、持っているとふと疑問に思った部分を深く調べることができます。
(参考記事:WSETテキストでは足りない醸造工程に関する情報の調べ方)
【ワイン醸造に関する参考書:英語版】
私は実際には購入をしませんでしたが、海外で出版されている参考書です。「コース料金を無駄にしないために保険として」とのふれこみで販売されています。
現行のLevel 3書籍(テキストとワークブック)はワインスクールや、WSET公式オンラインサイトで正規価格で購入することができます。
https://shop.wsetglobal.com/collections/books
【ワイン醸造に関する参考書:日本語版】
【ブドウ栽培に関する参考書:英語版】
④ 市販の参考書(テスト対策用)
私は実際には購入をしませんでしたが、海外で出版されている参考書です。「コース料金を無駄にしないために保険として」とのふれこみで販売されています。
現行のLevel 3書籍(テキストとワークブック)はワインスクールや、WSET公式オンラインサイトで正規価格で購入することができます。
https://shop.wsetglobal.com/collections/books