タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>
JSAソムリエ・ワインエキスパート試験とWSETレベル3は同程度のレベルの試験として比較をされることが多いですが、前者の強みは何といっても範囲の広さ!その分、覚えることも多いのですが...
例えば、JSAソムリエ・ワインエキスパートでカバーされている次のような範囲は、WSETレベル3ではカバーされていません:
-----------------------------------------------
<ワイン産地>
フランス(ジュラ・サヴォワ)
ハンガリー
スイス
スロヴェニア
クロアチア
ルーマニア
ブルガリア
イギリス
ルクセンブルク
ジョージア
モルドバ
ウルグアイ
日本
<ワイン産地以外>
ワイン以外の酒類、ミネラルウォーター
日本酒
チーズ
-----------------------------------------------
この中でも特に大きいと思うのが、「日本ワイン」。WSETレベル3で唯一残念な点は、日本ワインが学べないことでした。
WSETレベル3で取り扱われていないところを見ると、日本ワインは世界ではまだそれほど重視されていないということなのでしょうか...
一方で、JSA試験では日本ワインをしっかりと扱ってくれており、その内容も年々充実しているようです。さすが日本を拠点とする運営団体です。2次試験のテイスティングにおいても、2016年以降は「マスカット・ベーリーA」「甲州」「メルロ」などさまざまな品種の日本ワインが出題されています。そのため、テイスティングの練習では日本ワインは外せない項目になっており、私もさまざまな日本ワインを試飲して本番試験に臨みました(実際に日本のメルロが出題されました)。
日本にいると何かと日本ワインに触れる機会は多いですし、ワインショップに行っても多くの日本ワインが販売されています。この日本ワインを学べたことは、JSAソムリエ・ワインエキスパートを受験した大きなメリットでした。
例えば、JSAソムリエ・ワインエキスパートでカバーされている次のような範囲は、WSETレベル3ではカバーされていません:
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<ワイン産地>
フランス(ジュラ・サヴォワ)
ハンガリー
スイス
スロヴェニア
クロアチア
ルーマニア
ブルガリア
イギリス
ルクセンブルク
ジョージア
モルドバ
ウルグアイ
日本
<ワイン産地以外>
ワイン以外の酒類、ミネラルウォーター
日本酒
チーズ
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この中でも特に大きいと思うのが、「日本ワイン」。WSETレベル3で唯一残念な点は、日本ワインが学べないことでした。
WSETレベル3で取り扱われていないところを見ると、日本ワインは世界ではまだそれほど重視されていないということなのでしょうか...
一方で、JSA試験では日本ワインをしっかりと扱ってくれており、その内容も年々充実しているようです。さすが日本を拠点とする運営団体です。2次試験のテイスティングにおいても、2016年以降は「マスカット・ベーリーA」「甲州」「メルロ」などさまざまな品種の日本ワインが出題されています。そのため、テイスティングの練習では日本ワインは外せない項目になっており、私もさまざまな日本ワインを試飲して本番試験に臨みました(実際に日本のメルロが出題されました)。
日本にいると何かと日本ワインに触れる機会は多いですし、ワインショップに行っても多くの日本ワインが販売されています。この日本ワインを学べたことは、JSAソムリエ・ワインエキスパートを受験した大きなメリットでした。