WSETのレベル3に合格をしたこともあり、WSETレベル4(通称、Diploma)の受講を始めてみました。
(関連記事:WSET Level3の英語受験を一発合格した勉強方法)
Diplomaプログラムの受講方法は、日本では「オンライン受講」が最も一般的だと思います。
(関連記事:「WSET Level 4 Diploma in Wines(通称、ディプロマ)」について調べてみました)
オンライン受講は、オンラインプラットフォームを介して、与えられた課題に取り組んだり、担当講師や受講者とコミュニケーションを行いながら学習を進める方法です。
オンライン受講の他にも、「独学」や「英国での現地受講」などの方法があるようです。しかし私の場合は、誰かの助けなしでやりきる自信もなく、本国に行くほど真剣に取り組むこともできなかったので、「オンライン受講」をすることに決めました。
以前の記事で紹介をしたように、DiplomaプログラムはD1~D6の6つのコースから構成されています。
(関連記事:WSET Level 4 (Diploma)の学習内容と各ユニットの構成について調べてみました)
プログラムはまずはD1から開始されるので、そのままD1を受講する流れとなりました。
D1 (Wine Production)はブドウ栽培からワイン醸造を幅広く学ぶコースです。WSETレベル3に当てはめると、第2章の「ワインのスタイル、品質、価格に影響を与える要素」(ただしワイン価格とワイン法は含まない)に該当する部分で、ブドウ栽培からワイン醸造までを詳しく学びます。
内容は当然ながらレベル3よりもずっと豊富な内容で、D1コース1つだけで、レベル3全体と同程度のボリュームがある印象です。
それでも、オンライン受講ではそのようなD1の内容を、たった6週間で終えてしまうスケジュールで進みます。
毎週の課題と、オンライン受講の進め方
オンライン受講では、毎週、次のような課題が与えられます。
①
オンラインテキスト(テキストブック)の読み込み
②
個人論述課題
③
グループ論述課題
④
クイズ
⑤
テイスティング
大きく分けると①~④の理論パートの課題と、⑤のテイスティング課題です。
理論パートの課題は①で読むテキストに従って進められ、②~④はそのテキストに基づいた課題となります。
テイスティングは、その週に読み込むテキストの内容とはそこまで関係性はありませんが、あるテーマに従って2~3種類のワインをテイスティングして、そのテイスティングノートの提出が求められます。
課題の種類と量が豊富なので、はじめのうちは圧倒されてしましました。これは、計画をしっかり立てていかないと1週間のうちにはやりきれないと思いました。(→ 後述の「私の1週間のスケジュール」を参照)
週の始めや週中に、担当講師が受講者全員に向けてアドバイスをくれるので、それを参考に課題に取り組みます。
担当講師は、理論課題の担当1名と、テイスティング課題の担当1名がそれぞれ割り当てられています。
彼らは毎週の課題に対するアドバイスをくれるとともに、課題に対するフィードバックも送ってくれます。テイスティングのフィードバックは提出者全員に送ってくれますが、理論課題に対するフィードバックは、一部の目についた回答に対してのみのようです。
テイスティングについては、担当講師は同じワインを飲んで評価をするわけではないので、フィードバックについて少し懐疑的に感じましたがとりあえず進めることにしました。
理論課題については、できるだけフィードバックをもらえるようにと、毎週しっかりと取り組むことに決めました。
講師には基本的にはいつでもメールツールを介して連絡が可能で、テキストブックの内容や、課題に対する質問がある場合には、個別に質問をすることができます。
実際に質問をしてみたのですが、次の日にはしっかりと回答が返ってくるので、良い仕組みだと思いました。
私の1週間のスケジュール
前述のように、1週間でやり切れるかどうかわからないボリュームだったので、まずは1週間の計画を立てるところから始めました。
特に、テイスティング用ワインの準備については、その週に到着が間に合うように気を付けました。テイスティング用のワインは、「品質が~のシャブリAOCのワイン」のようなガイドラインが提示されるので、それに従って自分で独自で探して購入しなければなりません。
課題については、1週間を前半と後半の大きく2つに分けて、まずは取り組みやすいものから始めることに決めました。
論述の課題は、テキストブックの内容をしっかりと読み込まないと取り組めないものだったので、週の後半に行いました。テキストブックにそのまま答えが乗っている内容ではなかったので、とにかく時間の割かれる内容でした。
このようなスケジューリングをしておくことで、課題の量は多いですが、毎週ある程度の心の余裕をもって課題に取り組むことができるようになりました。