以前のD1 (Wine Production)に続いて、今回はD2(Wine Business)のオンライン受講の感想です。
D2では、次のような主にワインビジネスに関する内容を学びます。
・ワインの価格に影響を与える要素
・ワインの製造~販売に関わるプレイヤー
・ワインのマーケティング(販売)
D1は登場する英単語が非常に専門的なものばかりでしたが、D2は一般ビジネスに登場する英単語が多いので、個人的には非常に取り掛かりやすい分野です。
オンライン受講の進め方は、基本的にはD1と同じです。
(関連記事:WSET Diploma D1オンライン受講の感想① ~オンライン受講の流れ~)
D1では毎週、次のような課題が与えられましたが、D2では「グループ論述課題」と「テイスティング」が無くなりました。
① オンラインテキスト(テキストブック)の読み込み
② 個人論述課題
③ グループ論述課題 → D2は無し
④ クイズ
⑤ テイスティング → D2は無し
「グループ論述課題」と「テイスティング」は最も時間のかかる課題だったので、D1に比べると、非常に負荷の軽い受講内容となりました。
テキストブックのボリュームもD1では200ページありましたが、D2はわずか100ページ超程度で、学習内容のボリュームもかなり軽減されています。
D2の唯一の課題は、勉強時間の確保です。私の場合は、D1受講の終了後、続けてD2の受講をすることに決めたので、下図のようにD1の試験準備とD2の受講が重なりました。
私の場合、日中は仕事をしているので、ワイン学習に確保ができる時間は朝と夜のみです。毎日どちらか片方ずつをぞれぞれD1とD2の学習に充てることに決めました。
ちなみに、D2の試験準備は、D4やD5の受講と重なることになるので、ここでもやはり時間確保の問題が発生します。
D2の学習負荷は比較的軽いので、このような難しいスケジュールの中でもなんとかやりくりできました。
試験対策について
D2は、D1に比べると学習ボリュームが少なく、試験準備期間も長めに確保ができるので、試験対策にも余裕があります。
しかし、D2試験の過去問を見ると、D1試験に比べて少し質問の難易度が高いように感じられます。
具体的には、D1ではあまり出題のされなかった「Evaluate(評価)」を求める問題が多いように感じられました。
「Evaluate」とは以前の記事で紹介をした指示動詞の1つですが(関連記事:WSET試験の記述問題対策では「動詞」が重要!?)、「Evaluate」の問題では、「Explain / Describe(説明をする)」に加えて、「Advantage / Disadvantage(長所/短所)」の分析と、「Conclude(結論付け)」が求められます。
ですので、D2の試験対策では、テキストブックのあらゆる部分でとにかく「Advantage」と「Disadvantage」を表にまとめることを心掛けました。