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ワイン名称に出てくるフランス語の「Côte」と「Coteaux」の違いとは?

 タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>

ワイン資格受験生がおすすめする高コスパワイン② ~ 北ローヌ・シラー編 ~

 ワイン資格の勉強を始めてから5年目になりますが、テイスティング練習を通して様々なワインを味わってきました。

 

始めのうちはワインスクールに通って用意されているワインを味わうだけでしたが、最近は、自分でワインを選んでワインを味わうようになりました。しかし、私にとってのワインはあくまでも趣味なので、それほど高いワインは買えません。そのため私が選ぶ商品は、あるテーマに沿ったワインの中で、最も価格の安い部類のものがほとんどです。

 

しかし、そんなワインの中でも、時々、「とてもおいしい!」と驚くワインに出会います。そんな、ワイン受験生が出会った、おすすめのワインを紹介したいと思います。




今回のワインは「E.ギガル エルミタージュ ルージュ 2009 」です。




フランスは北ローヌのシラー種から造られる、「エルミタージュAOC」の赤ワインです。


エルミタージュでは、ルーサンヌ・マルサンヌとの混醸が15%まで認められていますが、このワインは100%シラー種から造られています。


北ローヌのシラーワインを選ぶ場合に、コスパ重視の私はずっと「クローズ・エルミタージュAOC」のワインばかり選んできました。クローズエルミタージュは、栽培面積が広く、機械作業が可能な平地も多く、比較的お手頃な価格でシラーワインが手に入ります。しかしその反面、栽培環境は北ローヌの他のAOCよりも劣ると言われており、ワインの品質は少し下がります。


そんな、クローズ・エルミタージュのお手頃価格のワインばかり飲んできた私にとって、北ローヌのシラーの印象は、「パワフルだけど、果実やタンニンが未熟で、口当たりの良くないワイン」でした。


しかし、このエルミタージュ・ルージュを飲んで、その印象は一掃されました!


まず香りは、強い成熟した赤系果実と黒系果実の香りが漂います。シラーと言えば一般的に黒系果実の香りが中心と言われますが、このワインからは赤系果実の華やかな香りも感じられます。


さらに、しっかりとした果実の香りとバランスをとるように、甘いヴァニラのような樽香が加えられています。フランスらしいとてもデザートを思わせるような、エレガントな樽の香りです。


味わいはしっかりとした果実味が感じられ、高いレベルの酸味やタンニンと良いバランスを形成しています。タンニンは十分に成熟しており、クローズ・エルミタージュで感じたような、未熟な渋いタンニンは感じられません。


「クローズ・エルミタージュ」と「エルミタージュ」は隣り合った場所に位置しており、名前も非常に似通っていますが、全く異なる種類のワインではないかと思うくらい、エルミタージュワインの品質の高さに驚きました。


「エルミタージュAOC」は、栽培面積も小さく、南向きの急斜面のため機械作業ができず、販売価格は「クローズ・エルミタージュ」よりもかなり高い価格となります。


私が購入したこのワインは、ハーフボトル(375ml)で、4000円程度でした。4000円を超えるワインは一般的にも、私にとってもかなり高い部類のワインです。しかも、ハーフボトルで4千円越えとは!


価格はやや高めですが、きっと一度味わえば、北ローヌのシラーの印象が変わるようなワインだと思います。