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ワイン名称に出てくるフランス語の「Côte」と「Coteaux」の違いとは?

 タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>

南アフリカのワイン産地の自然環境のざっくりまとめ

南アフリカのワイン産地の自然環境をざっくりとまとめてみたいと思います。

まず、南アフリカは、南緯22°~34°に位置する暑い~暖かい地域です。

一般に、ワイン用のブドウ栽培ができる地域は北緯/南緯30°~50°と言われているので、南アフリカの南端でも、ブドウ栽培にはかなりギリギリの地域です。



南アフリカの南端には、「西ケープ州」があります。実際、南アフリカのワインのほとんどはこの州で生産されています。






しかし、それでも西ケープ州の緯度は南緯30°~34°くらいです。

このような暖かい地域でも高品質なワインが造ることができる原因は、寒流である「Benguela(ベンゲラ)海流」と、その冷涼効果を高めてくれる「Cape Doctor(ケープドクター)」と呼ばれる南東の風にあると言われています。

ベンゲラ海流の冷涼効果は、西ケープ州の西岸から、アフリカ大陸先端のアガラス岬の辺りまで広がるようです。

一方で、大陸の東側にはアガラス海流と呼ばれる暖流が流れており、海流による冷涼効果は得られません。


ところで、南アフリカの原産地呼称制度は、生産地を大きさにより4種類に分類してます。

大きい順に、「Geographical Unit(地理的区域)>Region(地域)>District(地区)>Ward(小地区)」の順です。




西ケープ州は、Geographical Unit(地理的区域)にあたり、この中には5つのRegion(地域)が含まれています。

それらは、「Coastal Region(コースタル・リージョン)」「Breede River Valley(ブレード・リヴァー・ヴァレー)」「Cape South Coast(ケープ・サウス・コースト)」「Olifants River(オリファンツ・リヴァー)」「Klein Karoo(クレイン・カルー)」です。





これらの地域は、自然環境から受ける影響の違いにより、異なるワインを製造します。



コースタル・リージョンは、5つの地域のうち、ブドウの栽培面積が最大の地域です。しかし、比較的低収穫の中~高価格のワインが多く製造されているために、ワインの生産量は必ずしも最大というわけではありません。

この地域は、海沿いは寒流やケープドクターによる冷涼効果、また、内陸の山岳地域は標高による冷涼効果が得られるために、ブドウの香りとタンニンがゆっくりと成熟するために、高品質なブドウを生産することができると言われています。

冷涼効果の影響もあり、温和~温暖な気候を持つこの地域では、カベルネソーヴィニヨン、シラーズ、ピノタージュの赤ワインに加えて、シュナンブラン、ソーヴィニヨンブラン、シャルドネなどの白ワインも製造されています。

コースタル・リージョンには南アフリカで最も有名なワイン産地の1つであるステレンボッシュ地区(Stellenbosch ward)があり、トップクラスのカベルネソーヴィニヨン、メルロー、シラー、ケープブレンドなどで高い評価を得ています。特にカベルネソーヴィニヨンは、高い酸味とタンニンを持ち、ボルドーに近いスタイルで造られると言われています。

・温和~温暖な気候
・十分な降水量(主に冬)
・False(フォールス)湾からの夏の涼しい風
・標高、方角、土壌のバリエーション(標高による冷涼効果もあり)

などの自然条件が高品質のブドウの栽培に寄与していると言われています。





ブレード・リヴァー・ヴァレーは暖かく乾燥した肥沃な土地で、ブドウ栽培に適した土地です。ブドウの多くは、高い収穫量で栽培され、南アフリカで最も多くのワインを製造していると言われる地域です。

高収穫量で栽培されたブドウの多くは、低価格ワインやブランデーの製造用に使われます。

品種としては、シュナンブランや、コロンバール、ソーヴィニヨンブランや、シラーが多く栽培されています。

伝統的に低価格ワインやブランデーの製造で有名な地域ですが、徐々に高品質ワインの製造も増えているそうです。




ケープ・サウス・コーストは、大西洋からの冷涼効果を強く受ける地域です。冷涼効果は、おそらく「ベンゲラ海流」と「ケープ・ドクター」によるものです。

5つの地域の中では特に涼しい地域のため、他の地域ではあまり栽培されていないピノノワールが比較的多く栽培されています。また、涼しい地域で栽培されるソーヴィニヨンブランやシャルドネも多く栽培されています。

標高の高いエルギン地区(Elgin ward)は、さらに標高による冷涼効果が加わり、南アフリカの中でも最も涼しいワイン産地の1つと言われています。




オリファンツ・リヴァーは、非常に乾燥した暖かい地域です。ブレード・リヴァー・ヴァレーと同様に、伝統的にブドウは高収穫で栽培され、ブランデーの製造に使われてきたようです。

しかし、大西洋からの風による冷涼効果や、山の近くでは標高による冷涼効果が得られ、高品質なブドウの栽培が増えているようです。





クレイン・カルーは、内陸部の半乾燥地域です。特に南部にそびえるランゲバーグ山脈が、海からの影響からこの地域を守っています。

高温で乾燥した生育環境で育つブドウの木は深く張り、皮が厚く、小さい実をつけます。このようなブドウは濃縮された糖分と風味を持ち、酒精強化ワインの生産に最適であるといわれています。

この地域では伝統的に、ポートスタイルの酒精強化ワインと、マスカット・ブラン・ア・プティ・グランが有名であり、現在でも生産されるワインのかなりの部分を占めていると言われます。

また、ブランデーに使われるシュナンブランやコロンバールの栽培でも有名です。





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講義で出題されたワインリストの作成と分析のすすめ

折角ワインスクールに通うのであれば、講義で提供されたワインをリスト化するのはおすすめです。 ワインの色、品種、生産地域をリストの項目に入れておくと、それぞれがどのような香りや味の特徴を持つワインだったのかを後から簡単に調べられるので非常に便利です。 以前に飲んだワインと同じ香りを感じたら、その香りにどんな香りの用語が使われていたのかを簡単に探すことができます。この作業を繰り返すことで、頭の中で「香り→香り用語」が自然と結びつくようになってきます。 さらに、生産者や価格、試飲コメントなどを入れておくと、テストが終わった後でも自分用のワインリストとしても役立ちます。もう一度飲みたいワインも一目瞭然です。 さらにWSETのSATに限って言えば、各評価項目の相関をとってみるのも面白いかもしれません。 模範解答をもとに独自に各項目の分析をしてみたのですが、次のような関係性がありそうです。(独自分析なので、どこまで信用できるかはわかりません...) 例えば、 Finish (後味) ⇔ Quality (品質) の間には非常に強い相関関係が見られます。 また、 Aroma intensity (香りの強さ) ⇔ Flavour intensity (風味の強さ) Flavour intensity (風味の強さ) ⇔ Finish (後味) Body (ボディ) ⇔  Finish (後味) にも強い相関関係が見られるので、品質の高いワインはこれらの評価が全て高くなるはずです。 さらに、 Body (ボディ) ⇔  Alcohol (アルコール) Quality (品質) ⇔ Readiness for drinking (飲み頃のレベル) にもやや強い関係が見られます。 数字を用いて定量化をしてみた結果は、SATを使って感覚的にワインを評価している内容と概ね一致をしていました。

クリアンサ、レゼルバ、グランレゼルバとは?スペインワインの熟成規定(最低熟成期間)の私的暗記法

スペインの赤ワインのうち、最良のワインにはほぼ確実にオークを使用した熟成がされていると言われています。白ワインの大半はフレッシュで果実味が豊かなワインと言われていますが、一部のワインではオークを使った熟成が行われ、異なる風味が加えられています。 スペインのワイン法でもワインの熟成表記に関する規定が定められており、最低熟成期間の長さによって、「 クリアンサ(Crianza) 」、「 レゼルバ(Reserva) 」、「 グラン・レゼルバ(Gran Reserva) 」などのカテゴリーが規定されています。 最低熟成期間には、総熟成期間と樽熟成期間があり、総熟成期間は樽熟成期間を含めたトータルの熟成期間を示しています。 いくつかのワイン試験では、この最低熟成期間をワインの種類(赤、白・ロゼ)ごと、カテゴリーごとに覚えなければならないのですが、この数字の羅列を覚えるのはなかなか至難の業です。 そこで、個人的に考えた、このスペインワインの熟成規定の覚え方を紹介したいと思います。 1. 表を年表示にする まずは、数字を覚えやすくするために、表の単位を「月」から「年」に変換します。 まるで囲んだ部分だけ、語呂合わせなどを使って覚えます。 2. 赤ワインの「グラン・レゼルバ」の熟成期間を覚える 赤ワインのグラン・レゼルバの最低熟成期間は、偶然にもクリアンサとレゼルバの最低熟成期間を足し合わせた期間なので、簡単に覚えられます。 3. 白・ロゼワインの「クリアンサ」、「レゼルバ」の最低総熟成期間を覚える 白・ロゼワインにおいて、クリアンサ、レゼルバの最低の総熟成期間は、偶然にも赤ワインの「最低総熟成期間ー最低樽熟成期間」に一致します。これを覚えます。 4. 白・ロゼワインの「グラン・ レゼルバ」の最低総熟成期間を覚える 今までの法則で行くと、「グラン・レゼルバ」の最低の総熟成期間は3.5年が望ましいですが、 実際は4年 です。ここだけ、例外的に 0.5年だけずれる と覚えます。 5. 白・ロゼワインの 最低樽熟成期間を覚える 白・ロゼワインの最低の樽熟成期間は、全て同一の0.5年です。 赤ワインの「クリアンサ」のものと同じと覚えておくと、覚えやすいかもしれません。 最後に、この表を法則とともに覚えておくことで、暗記作業は完了です。 関連記事: スペインの「グラン・レセルバ(Gran Re...

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