フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州と言えば、イタリアの北東端に位置する州です。
この州は、生産量は少量ながら、高品質な白ワインが造られることで有名です。
ワインは国際品種(ピノグリージョなど)と土着品種(フリウラーノ、リボッラ・ジャッラなど)の両方から造られています。
この州ではいくつかのDOC(G)ワインが造られているのですが、暗記をするのが大変なので、語呂合わせを作ってみました。
最初のDOCは、コッリオ (Collio) DOC と コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ(Colli Orientali del Friuli) DOC です。低い丘の畑で作られる高品質なワインで、その多くは単一品種の白ワインです。18品種の利用が許可されています。2つの地域は政治的な理由で分けられているだけで、ワインの特徴は基本的に同じなのだとか。
グラーヴェ デル フリウリ (Grave del Friuli) DOC と フリウリ イゾンツォ (Friuli Isonzo) DOC は平地で造られるデイリーワインです。
ラマンドロ (Ramandolo) DOCG は、乾燥したブドウを利用した甘口ワインです。ヴェルドゥッツォ (Verduzzo) というブドウ品種から造られます。
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリット (Coli Orientali del Friuli Picolit) DOCG も甘口ワインで、こちらはその名の通り、ピコリット (Picolit)というブドウ品種から造られます。
これら以外にも、広域のフリウリ (Friuli) DOC や、3州にまたがる ピノ・グリージョ デッレ・ヴェネツィエ (Pinot Grigio delle Venezie) DOC というDOCがありますが、覚えやすさや、フリウリ外にも広がるという理由から、語呂合わせからは外しました。