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ワイン名称に出てくるフランス語の「Côte」と「Coteaux」の違いとは?

 タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>

フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の主要DOC(G)の覚え方【語呂合わせ】

 


フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州と言えば、イタリアの北東端に位置する州です。


この州は、生産量は少量ながら、高品質な白ワインが造られることで有名です。


ワインは国際品種(ピノグリージョなど)と土着品種(フリウラーノ、リボッラ・ジャッラなど)の両方から造られています。


この州ではいくつかのDOC(G)ワインが造られているのですが、暗記をするのが大変なので、語呂合わせを作ってみました。




最初のDOCは、コッリオ (Collio) DOC コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ(Colli Orientali del Friuli) DOC です。低い丘の畑で作られる高品質なワインで、その多くは単一品種の白ワインです。18品種の利用が許可されています。2つの地域は政治的な理由で分けられているだけで、ワインの特徴は基本的に同じなのだとか。


グラーヴェ デル フリウリ (Grave del Friuli) DOCフリウリ イゾンツォ (Friuli Isonzo) DOC は平地で造られるデイリーワインです。


ラマンドロ (Ramandolo) DOCG は、乾燥したブドウを利用した甘口ワインです。ヴェルドゥッツォ (Verduzzo) というブドウ品種から造られます。


コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリット (Coli Orientali del Friuli Picolit) DOCG も甘口ワインで、こちらはその名の通り、ピコリット (Picolit)というブドウ品種から造られます。


これら以外にも、広域のフリウリ (Friuli) DOC や、3州にまたがる ピノ・グリージョ デッレ・ヴェネツィエ (Pinot Grigio delle Venezie) DOC というDOCがありますが、覚えやすさや、フリウリ外にも広がるという理由から、語呂合わせからは外しました。


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ワインがブドウ以外の果実の香りを持つ理由。ワイン中のエステルとは?

ワインのテイスティングでずっと違和感のあることがありました。 それは、ワインをブドウ以外の果物で例えるということです。 ブドウから造られたお酒なのに、なぜブドウ以外の香りで例えられるんだろう? ずっと不思議に思っていましたが、これもワイン業界のしきたりのようなものだと思い、あまり深くは考えていませんでした。 しかし、調べてみるとワインからは実際に他の果物の香りがするようなのです。 その主な原因物質は、 「エステル(Ester)」 です。 エステルとは、 酸とアルコールの反応 の結果生まれる化学物質であり、その多くはパイナップル、バナナ、ストロベリー、ラズベリーなどの顕著な果物の香りを持ちます。 例えば、ワインにおける主要なエステルは 「酢酸エチル(ethyl acetate)」 で次のような化学反応で生成されます: CH3CO OH  +  H OCH2CH3   →   CH3COOCH2CH3   +   H2O (acetic acid)      (ethanol)            (ethyl acetate)           (water) エステルは、新鮮なブドウ果汁の中にも含まれていますが、そのほとんどはワインの発酵と熟成の工程を経て造り出されるそうです。 ブドウ果汁にはもともと酒石酸とリンゴ酸という天然の酸が存在しますが、アルコール発酵やマロラクティック発酵を経ることで、乳酸とコハク酸という2つの主要な酸が造られます。さらに、プロピオン酸、ピルビン酸、グリコール酸、フマル酸、ガラクチュロン酸(ガラクツロン酸)、粘液酸、シュウ酸などもこの工程中に生成されます。これらのさまざまな酸はアルコールと反応し、エステルを形成します。 アルコール発酵の温度が低すぎると、過剰な揮発性のエステルが取り込まれ、エステルのパイナップルの香り(エステル香)が顕著になります。 エステルの多くは瓶熟成などの 嫌気的熟成中 に形成されるようです。そして、これらの...

WSETで納得!JSAで疑問だったギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの違い

JSAワインエキスパートを学んでいた時に、ブドウ樹の仕立て方でずっと疑問に思っていたことがありました。 それは、 「ギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの違い」 。 両者ともに世界的に広く採用されている仕立て方である「 垣根仕立て 」の代表例なのですが、 ギヨドゥブルは長梢剪定 、 コルドンロワイヤは短梢剪定 の例として紹介されていました。 (参考記事: ブドウ樹の仕立て、剪定とは?短梢剪定、長梢更新剪定とは? ) それぞれぱっと見の形はすごく似ていて、その違いは、枝の太さの違いだけ。ギヨドゥブルは2本に分かれる枝が細くて、コルドンロワイヤはそれが太い。 なぜこのような似通った2つの仕立て方が用いられているのか が、当時の私にはわかりませんでした。 JSAソムリエ・ワインエキスパート試験では、ブドウの栽培方法、特に仕立て方に関してはあまり深い知識は必要なかったために、この2つの機能的な違いや、長梢剪定、短梢剪定に関する説明は試験対策講座でも省略されていました。また、当時、独自でネット検索をして色々調べてみたのですが、結局答えはわからず終いでした。 それから一年、こんな疑問があったことも忘れてしまった頃、WSETレベル3の講義を受けて この疑問を解決することができました! ギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの選定の流れ WSET の講義を受けて分かったことは、次のようなこと: ギヨ・ドゥブル では、前年の新梢が一本だけ残され、その枝(長梢)が水平方向に延ばされる ギヨ・ドゥブル では、水平に伸ばされた長梢の上に、その年の新梢が垂直に伸びる ギヨ・ドゥブル では、その年の収穫が終わったら、その年の新梢1本だけを残して、残りの枝は刈り取られる コルドン・ロワイヤ では、一昨年かそれ以前に作られた腕枝(コルドン)の上に、去年の新梢の一部(短梢)が残される コルドン・ロワイヤ では、短梢から今年の新梢が垂直に伸びる ギヨ・ドゥブル、コルドン・ロワイヤともに 、新しいブドウの房は新梢の上にできる (ギヨ・サンプル/ドゥブルの剪定の流れ) (コルドン・ロワイヤの剪定の流れ) 仕立てが出来上がった状態では、それぞれとても似通った形になって...

コート・ド・ボーヌの村名の私的な覚え方【地図と語呂合わせ】

  「コート・ド・ボーヌ(Cote de Beaune)」の村名は正直言って、「コート・ド・ニュイ(Cotes de Nuits)」よりも覚えるのが大変です。 その理由は、村の名前が多いことです。 コート・ド・ボーヌの村名は、地域を区切って、主要な村を先に覚えていく方法が個人的には有効だと思います。 分け方は、「コルトンの丘付近」、「ボーヌ付近」、「シャニー付近」の3つの地域に分けました。 ちなみに、「コルトンの丘付近」は、特級畑「コルトン・シャルルマーニュ」を共有する3村、「ボーヌ付近」は赤ワインの生産が多い3村、そして「シャニー付近」は白ワインの生産の多い4村です。 コルトンの丘付近 コルトンの丘付近の村は、頭文字で覚えます。 ペルナン・ヴェルジュレス(Pernand-Vergelesses) アロース・コルトン(Aloxe-Corton) ラドワ・セリニィ(Ladoix-Serrigny) コルトンの丘を中心に反時計回りで、「 PAL 」となります。 この3村は先述の通り、特級畑「 コルトン・シャルルマーニュ 」を有していることで有名です。 (関連記事: 地図を使うと覚えやすい!コルトンの丘のグラン・クリュAOCの暗記法 ) ボーヌ付近 ボーヌ近辺の3村は、ボーヌ付近のいずれも赤ワインの生産の多い村です。 ボーヌ(Beaune) ポマール(Pommard) ヴォルネイ(Volnay) ボーヌは赤白ワインの生産が許可されていますが、ポマールとヴォルネイは赤ワインの生産しか許可されていません。 個人的には次のような語呂合わせを使って覚えています。 シャニー付近 シャニーに近い次の4つの村では白ワインが多く生産されています。 サン・トーバン(St Aubin) ムルソー(Meursault) ピュリニィ・モンラッシェ(Puligny-Montrachet) シャサーニュ・モンラッシェ(Chassagne-Montrachet) いずれの村でも赤白ワインの生産が許可されていますが、両モンラッシェの特級畑では白ワインの生産しか許可されていません。 個人的には次のような語呂合わせを使って覚えています。 その他の村 その他の村は、余裕があれば少しずつ覚えます。 ちなみに、ブラニィ(Blagny)は、ムルソー村とピュリニィ・モンラッシェ村にまたがる地域のことで、ブラニ...

WSETレベル3のテキスト購入方法とテキスト電子化のメリット

WSET英語学習 の難しさはの1つは、 テキストの記述が全て英語 であることです。 テキストが英語だと、やっぱり 内容の理解度が落ちます 。知らない単語を辞書で調べて...翻訳をして...と読み込んでいくのですが、部分的に言い回しが微妙だったり、細かいニュアンスが伝わらなかったりで、理解が難しい文章がいくつかありました。 <理解度対策は、日本語テキストの購入がおすすめ!> 理解度の問題を解決するために私がとった方法は「WSETレベル3日本語テキストの購入」でした。 ワインスクールでWSETレベル3を受ける場合、英語クラスを選択すると、英語テキストが配布されます。 しかし私はこれに加えて、日本語テキストを購入しました。ワインスクールでも購入ができるようなのですが、受講開始前に手にしておきたかったために個人的にWSETの公式ウェブサイト( https://shop.wsetglobal.com/collections/books )から購入しました。 注文から2週間ほどで手元に届いたと思います。レベル3のテキスト自体は £44.95 GBP でしたが、送料に £17.21 GBP かかり、合計費用は £62.16 GBP (8,300円程度) でした。 もう少し安く購入する方法としては、時々 メルカリ に出品されているものを購入する方法もありますが、常に売りに出されているわけではないのであまり期待できないかもしれません。 Amazonでも時々、中古品がでているのでここで検索するのも良いかもしれません。→  https://amzn.to/3YSx0xy  (Amazonへのリンクです) <情報検索にはテキストの電子化がおすすめ!> テキストが英語であることの問題がもう1つありました。それは、 知りたい情報を探すのが大変 であるということでした。 例えば、「カベルネ・ソーヴィニヨン」の産地ごとの特徴を知りたい場合、その情報は様々な章に分散されて書かれていました。醸造工程の章、ボルドーの章、アメリカの章などです。 日本語であれば、走り読みをしながらキーワードを探せばそれほど大変な作業ではありません。しかし、英語ネイティブでない私にとって、英語でこれをやるのはとても大変な作業でした。 英語テキス...

WSET Level3 記述式問題で重要に思えたところ(本試験の筆記問題対策)

繰り返しになりますが、WSET level3の最大の難関は記述式問題です。 (参考記事: WSET Level3 の試験構成 ) WSETの記述式問題では、出題されたテーマに対して、深く理解をしているかが問われます。 (参考記事: 一筋縄ではいかない!とてもWSET的だと思った記述式問題(問題例) ) そのため、記述式問題の基本的な対策は、WSETレベル3のテキストの読み込みと、講義ノートの見直しを主に行いました。 しかし、広大な産地全てについて、万遍無く、深く理解をするというのは途方もない作業に思われました。 さらに私の場合は英語受験だったので、日本語のようにテキストをスラスラ読むこともできるわけはなく、本試験までの日数から逆算をすると、とてもそんな時間は確保できないと思いました。 そこで記述式試験対策の方針としては、いくつか重要と思われる部分にヤマを張って、それらを重点的に勉強することにしました。「重要と思われる部分」は次のような判断基準で抜き出しました。 ・講義中に担当講師が「重要」「試験に頻出」と言っていた部分 ・サンプル問題で、何度も問われていた部分 (参考記事: WSET過去問は共有禁止!それでもWSETレベル3の試験問題の参考にしたウェブサイト ) ・複雑で、しっかり理解をしていないと説明ができないと思った部分(特に醸造工程のオプションなど) ヤマを張った部分に関しては何度もテキストを読み返して、テキストの重要ポイントは何度もノートに書きあげて英文を書く練習を続けました。 (参考記事: WSET Level3の英語受験を一発合格した勉強方法 ) (関連記事: WSET試験の記述問題対策では「動詞」が重要!? ) 「重要と思われる部分」として抜き出した具体例を下に紹介します: <ワインの保管とサービス> ワインの保管方法(参考記事: ワインの保管方法 ) ワインの提供温度 (参考記事: チャートで覚えたワインのサービス温度 ) ワインのデカンティング 発泡性ワインの栓の抜き方(参考記事: 非発泡性(スパークリング)ワインの栓の抜き方 ) ワインの保存に使われる方法(参考記事: ワインの保管方法 ) <ブドウ樹の栽培、畑の管理、ワインの醸造> 高接ぎとその特徴(参考記事: grafting(...

長らく疑問に思っていること ~マセラシオン・カルボニックは「醸し?」それとも「発酵?」~

 マセラシオン・カルボニックは、密閉槽の中に破砕していないブドウの房のみを入れて、それを二酸化炭素で満たして、数日間置いておく醸造手法です。 この手法を用いると、ブドウから色素は抽出されるが、タンニンはほとんど抽出されず、その結果できるワインは果実味が豊かで口当たりの柔らかいものになると言われています。ボージョレ・ヌーヴォーの製造で使われていることでも有名な手法です。 このマセラシオン・カルボニックで特徴的なのは、「酸素」や「酵母」を利用せずに、「酵素」の働きによりアルコールを作り出すブドウの細胞内の発酵が起こることです。 (細胞内の発酵に関する詳細はこちら→  関連記事:赤ワインで重要な「房ごと発酵する醸造方法」と「細胞内の発酵」 ) 私は長らく、マセラシオン・カルボニックに対して疑問をもっていました。 それは、この手法が「マセラシオン(醸し)」に該当するのか、それとも、「発酵」に該当するのかという疑問です。 マセラシオン・カルボニックは名前から判断をすると「マセラシオン」に該当すると思うのですが、この工程の中身を見てみるとアルコールを発生させる発酵反応を伴うために、「発酵」に該当するようにも感じます。 そこで、マセラシオン・カルボニックの一連の工程を調べてみました。おおむね下の図のような流れになるようです。 そこで気が付いたことは、ブドウの細胞内の発酵が終わった後に、ブドウ果汁に対しては通常のアルコール発酵が行われているということです。 通常の赤ワインの醸造工程は、「収穫→受入→除梗・破砕→マセラシオン→アルコール発酵→熟成→瓶詰め」という流れです。 マセラシオン・カルボニックのあとに個別にアルコール発酵が行われていることを考えると、やはりマセラシオン・カルボニックは「マセラシオン」に該当する可能性が高いような気がします。 未だに正解はわからないのですが、この疑問を持ったことで、マセラシオン・カルボニックを深く理解することができたような気がします。 <了>

ソムリエ・ワインエキスパート試験で苦労をした年号の覚え方

WSETと比較をしてみると、JSAソムリエ・ワインエキスパート試験で特徴的な部分は、ワインに関する歴史が問われることでした。 (関連記事: WSETレベル3とJSAソムリエ・ワインエキスパート資格の違い、どちらがおすすめ? ) ワインやワイン産地には興味があるんですが、正直、ワインの歴史にはそこまで興味を持てませんでした。ワイン愛好家にとって重要なことは、おいしいワインを見つけることや、おいしいワインを飲むことであり、ワインがどんな歴史をたどってきたかなんて近代を除いてそんなに重要なことではないと思えるからです。 「歴史なんか覚えて、何の役に立つの?」正直こんな気持ちでした。 だから、いざ覚えようと思っても、興味のないことはなかなか覚えられません。ワインの色などは語呂合わせを駆使して覚えてきたのですが、年号関連は語呂を作っても同じような語呂ばかりになってしまい、この方法もあまり役に立ちませんでした。 そこで始めたのが、正確な年号を覚えるのはとりあえず置いておいて、年号の順番を覚えるというやり方。特定のトピックにおいて、関連した年号を1つの図にまとめていくと、何となく時代背景が見えてきて、少しずつ頭に入ってくるような気がします。さらに、キーとなる年号だけ覚えておけばその前後関係を覚えておくだけで、JSAソムリエ・ワインエキスパート試験は4択なので十分対応可能だと思いました。 例えば原産地管理法の年号は、ヨーロッパ→北米・南ア→南米・豪州→NZ・日本のように広まっていくのがわかります。 また、ブドウの伝来もヨーロッパ→南米→アメリカ・南ア→豪州→NZ→日本のように広がっています。 そして、日本も長野・山梨から始まり、北海道や山形に広がっていくのがわかります。 正確な年号を語呂合わせで覚えるよりも、こちらの方が時代背景がわかるので後々役に立つ知識になるとおもいました。 このような類似のトピックで情報を1つの図にまとめていくやり方は、その他覚えにくい生産量のデータや、気候区分を覚えるのにも役に立ちました。単なる数字を覚えるよりもずっと楽に暗記ができました。 例えば、フランス各地の栽培面積とワイン生産量。 そして、各地の気候区分。 試験中に具体的な数字が浮かばなくても、なんどなくこれらの図が頭に浮か...

非ネイティブのWSETレベル3英語対策

私はWSETレベル3を英語で受講して、英語で受験し、無事合格をすることができました。 英語受講をする前までは、「ワイン英語がちゃんと聞き取れるのかな?」「講師からの質問に答えられるかな?」「他の生徒についていけるかな?」と不安ばかりでした。 英語受講は、世界で活躍するワインの専門家や、日本語クラスを受講できない英語ネイティブ向けで、私のような「ワイン英語を勉強したいだけの非ネイティブ」なんかが興味本位で参加をしてもよいのかと、受講申し込みをするまではかなり頭を悩ませました。 そんな私がWSETレベル3の英語受講や、英語受験のポイントだと思ったことを、英語学習にフォーカスをあてて紹介したいと思います。 ワインを英語を学んだきっかけと、学んでよかったと思うこと 英語でワインを学ぼうと思ったきっかけは、「英語でワインのことが話せるようになりたい!英語でテイスティングコメントが言えるようになりたい!」という単純なものでした。 そして実際にWSETの受講と受験を終えてみて、今では思いもよらなかったようなしっかりとした英語でのテイスティングコメントが言えるようになりました!これはWSETが提供しているSATと呼ばれるワインテイスティングツールのおかげでもあります。 (参考記事: SAT式ワインの英語テイスティングコメント(英語表現) ) また、受講前には思いもよらなかった「さらなるワイン学習について興味が深まる」という大きなメリットも得られました。 (参考記事: ワインを英語で学ぼうと思ったきっかけと意外な発見 ) (参考記事: ワイン講座を英語で受けるメリット ) 英語受講対策:英語クラスについていくためのポイント 英語クラスを受講してはじめに思ったことは、受講生は当初思っていたような、ワインのプロや、英語ネイティブばかりではなかったことでした。 私のように興味本位でワイン英語を勉強したいと思っている日本人や、英語ネイティブではない外国人、また上位資格のディプロマを目指したいからレベル3を英語で受けている人など、様々な方々がいて少し安心したのを覚えています。 (参考記事: ワイン資格の勉強をしているのはどんな人たち?~日本語、英語クラスの違いなど~ ) 講義で使われる英語は難しい言い回しなど...

名前の紛らわしいフォーティファイドワイン VDN、VDLの覚え方

醸造法で分けるとワインには次の4つのタイプがあるのですが、 ① Still wine (スティルワイン) ② Sparkling wine (スパークリングワイン) ③ Fortified wine (フォーティファイドワイン/ 酒精強化ワイン) ④ Flavored wine (フレーヴァードワイン) VDNとVDLは、フランスを代表するフォーティファイドワイン(③)として登場します。 VDNはVins Doux Naturels (ヴァン・ドゥー・ナチュレル = 天然甘口ワイン)、VDLはVins de Liqueurs (ヴァン・ド・リキュール = リキュールワイン)の略称です。 VDNの代表的なワインは「ミュスカ・ボーム・ド・ヴニーズ」で、一方、VDLは「ピノー・デ・シャラント」などです。 名前も似ており、紛らわしいこの2つのワインですが、大きく違うのは 酒精強化のタイミング です。 酒精強化とは、ワインにコクや保存性を持たせるために醸造中にブランデーやアルコールを添加する処理のことです。 VDNでは酒精強化を 果汁の発酵中 に行うのに対して、VDLでは 未発酵の状態 (一部例外もある)で行います。 主なフォーティファイドワインの酒精強化のタイミングをまとめてみました。 VDNでは酒精強化が行われることで、ワイン酵母が活動できなくなりアルコール発酵はこのタイミングで止まります(このことを、 Mutage ミュタージュ といいます)。甘味を残すために醗酵を途中で止めるという製法は、一般的な甘口ワインと同様です(ただし、一般の甘口ワインでは、発酵を止めるための方法としてアルコール添加は行いません)。 このことから、VDNの「天然の糖から造られた 甘口ワイン 」というネーミングが何となく関連付けられます。 一方で、VDLは基本的に、ブドウジュースにアルコールを加えただけの飲み物です。ワインの定義を「ブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料」とすると、ワインと言えるかどうかも怪しいです。むしろ、蒸留酒に風味成分や甘味を加えるリキュールに近い製法です。 これが理由ではありませんが、VDLの名前に リキュール が含まれていると、...

スパークリング・ワインの残糖量の表示の覚え方(新)【語呂合わせ】

 以前に「 EUの甘味(残糖量)を表すラベル表示用語とその覚え方(語呂合わせなど) 」という記事の中でスパークリング・ワインの残糖量表示の覚え方を書きましたが、少し説明が複雑だったと思い返しました。 そのせいか、自分でもちゃんと覚えきれておらず、それぞれの細かい数字を少し忘れてしまっていることに気が付きました。 そこで改めてのスパークリング・ワインの残糖量の暗記法を、備忘用として記事にします。 まずは、 もっとも手っ取り早いと思うのが、 「Brut」、「Sec (Dry)」、「Doux」の3つを覚えてしまうこと だと思います。 この3つさえ忘れることが無ければ、あとは穴埋めのような形で自然に思い出すことができると思います。 例えば、「Extra-Sec(Dry)」は「Brut (0-12)」と「Sec (17-32)」の間なので、自然に「12-17」という数字が出てくると思います。 「Demi-Sec」も同様に、「Sec (17-32)」と「Doux (50~)」の間なので、「32-50」ということがわかると思います。 「Brut Nature」と「Extra Brut」は少し工夫が必要ですが、「Brut」の半分、4分の1と覚えるとそんなに難しくはないと思います。ポイントは、「Brut」、「Brut Nature」、「Extra Brut」のいずれとも、「0~」という部分です。 次に、 「Brut」、「Sec (Dry)」、「Doux」 の3つをどのように覚えるかです。 ここはいろいろな暗記方法があると思いますが、私は次のような語呂合わせで覚えようと思います。 -------------------------------------------- ブリッコ、人に(12) セクシーな17歳の(17)ミニ(32)見せて 「どう?」困る(50) -------------------------------------------- ちなみに、 このうちテイスティングにおいて「Brut」は再頻出なため、最重要だと思います。 ですので、さまざまなスパークリング・ワインのテイスティングを行っていると、「Brut = 0-12 g/L」というのは語呂合わせを頼らずとも自然に覚えられてしまうかもしれません。