スキップしてメイン コンテンツに移動

最新記事

ワイン名称に出てくるフランス語の「Côte」と「Coteaux」の違いとは?

 タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>

なぜ、バーデンはドイツ有数のシュペートブルグンダー(ピノノワール)の産地なのか?を考察

 ドイツのバーデンは、高品質なシュペートブルグンダー(=ピノノワール)の産地として有名です。


なぜ、バーデンがシュペートブルグンダーの栽培に向いているのかを考察してみました。



まず、前提として、ドイツはワイン用ブドウの栽培地域として北限に位置しています。気候は冷涼な大陸性気候であり、通常であれば、黒ブドウの栽培には向きません。


しかし、バーデンはドイツの産地の中でもスイスに近い最南端にあります。そのため、ドイツの他の産地に比べて、比較的暖かい気候であると言えます。



さらに、バーデンは西側に位置するヴォージュ山脈によって、風や雨から守られています。これは、国境を挟んで向かいに位置するアルザスの気候特徴と似ています。


このため、バーデンはドイツの中でも最も暖かく、乾燥した、日照時間の長い産地と言われています。


また、バーデンとヴォージュ山脈の間には、ライン川が流れています。ライン川は、春や秋の急激な気温の変化を和らげ、ブドウの育成期間を延ばします。また、シュペートブルグンダーは萌芽が早く春霜に弱いと言われますが、近くに川が流れることで、霜害のリスクも減らされます。



土壌としてはバーデンは、石灰質土壌が多く、水はけがよく、保水性に優れたブドウ畑が広がっています。


シュペートブルグンダーは高品質なワインを造る場合には収量を制限する必要がありますが、このような適度に水が制限された土壌も、シュペートブルグンダーに向いた環境と言えます。



まとめると、


・ドイツの南端であること

・ヴォージュ山脈により雨風から守られていること

・ライン川により育成期間が延ばされ、また、霜害から守られていること

・石灰質土壌により適度に水が制限されていること


が、バーデンをドイツ有数のシュペートブルグンダーの産地にしている要因ではないかと思います。


<了>