タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>
それは、紙の書籍が多すぎるということ!
ワインスクールのある日は、仕事関連の荷物に、ワイン関連の書籍を持っていくのが本当に億劫でした。
私の毎週のルーティンワークは、JSAでもWSETでもテキストをコツコツ電子化していくことでした。
しかし今、確実にワイン関連書籍にも電子化の波が来ています。
例えば、JSAの教本はオンライン版の購入ができるようになりました。
WSETオンラインコースも、今はテキストはオンラインダウンロードの方向にするんでいるようです。ディプロマ(diploma)のテキストは現在、オンラインダウンロードのようです。
そして、WSETで紹介される参考書も徐々に電子版で購入できるものが増えています。
これらは「kindle」での閲覧が可能です。
各書籍に関する感想は、また別の機会に書いていきたいと思いますが、ワイン学習者にとっては学習方法の選択肢が増えることはありがたいことです。