チリのワイン産地は南北に長く広がりますが、地形的な特徴の影響を受けるために、実は南北よりも東西にかけて、気候や土壌の多様性が非常に高いと言われています。 従来の原産地呼称では、この東西にかけてのワインスタイルの特徴の違いが十分に表現されていませんでしたが、2011年から、この問題を解決するための新たな付加的な原産地呼称が加えられました。 それが、「コスタ(Costa)」、「エントレ・コルディリェラス(Entre Cordilleras)」、「アンデス(Andes)」の3つです。 これは従来の原産地呼称に付加的に加えられるもので、例えば「Aconcagua」で造られたワインに対して、「Aconcagua Costa」、「Aconcagua Entre Cordilleras」、「Aconcagua Andes」のようにラベルに表記されるようです。 上図のように、「コスタ」は海の影響を受ける地域、「アンデス」はアンデス山脈の影響を受ける地域、そして「エントレ・コルディリェラス」はその間の地域を表します。 この新たな原産地呼称の仕組み自体はシンプルなのですが、それぞれの名前、特に「エントレ・コルディリェラス(Entre Cordilleras)」を覚えるのが厄介です。 そこで、これを覚えるための語呂合わせを考えてみました。 エントレ・コルディリェラスは少し苦しいですが、英語のスペルも覚えられるように、それに合わせた語呂合わせにしてみました。 <了>
WSETでは、各コースに関する詳細な情報が「Specification (仕様)」としてまとめられています。
L3 英語版:
https://www.wsetglobal.com/qualifications/wset-level-3-award-in-wines/
L3 日本語版:
https://www.wsetglobal.com/jp/japanese-qualifications/level-3-award-in-wines-jp/
この資料はWSETのコースに申し込みをしなくても、上のWSETの公式ウェブサイトから誰でも入手することが可能です。
ページ数は34ページで、なかなか読み応えのある資料なのですが、試験で問われることや、試験の形式、試験の合格基準、各試験の問題例も載っているので、WSETの試験をイメージする上でとても役に立ちました。
(参考記事: WSET Level3 の試験構成(マーク式、記述式、テースティング))
特に読んでおいてよかったと思うのが、試験の合格基準に関わる「2 試験の構成と結果」の部分でした。
私はWSETの試験を受けるにあたって、ある対策講座クラスに出席をしたのですが、そこでは「理論試験は、選択式問題と記述式試験の合算で55%以上をとれば受かるかもしれない」と講師が説明をしていました。「合格基準は、合算で55%かもしれないし、個別に55%かもしれないし、それは明らかにされていないけど、私は合算だと思います」と。
しかし、「Specification (仕様)」を読むと、しっかりと次のように書かれています:
-----------------------------------
ユニット1:理論試験の試験時間は2 時間で、2 部構成になっています。問題の構成は次の通りです。
• 多肢選択式問題50 問
• 記述式問題4 問(各25 点)
このユニットの試験に合格するには、各部の問題で正解率55% 以上を得点する必要があります。
-----------------------------------
ちなみに英語では次の通りです。
-----------------------------------
普通に読めば、合算で55%ではなく、個別にそれぞれで55%以上を得点する必要があると受け取れます。
WSETの試験は年々改定がされているためか、講師もかならずしも最新の情報に追い付いているわけではないのかもしれません。
合算で55%以上だと思って、選択式問題か記述式問題に手を抜いて、しっぺ返しを受けるのは講師ではなく自分自身です。
Specification(仕様)は自己責任でしっかりと読み込んでおいた方が間違いはなさそうです。
L3 英語版:
https://www.wsetglobal.com/qualifications/wset-level-3-award-in-wines/
L3 日本語版:
https://www.wsetglobal.com/jp/japanese-qualifications/level-3-award-in-wines-jp/
この資料はWSETのコースに申し込みをしなくても、上のWSETの公式ウェブサイトから誰でも入手することが可能です。
ページ数は34ページで、なかなか読み応えのある資料なのですが、試験で問われることや、試験の形式、試験の合格基準、各試験の問題例も載っているので、WSETの試験をイメージする上でとても役に立ちました。
(参考記事: WSET Level3 の試験構成(マーク式、記述式、テースティング))
特に読んでおいてよかったと思うのが、試験の合格基準に関わる「2 試験の構成と結果」の部分でした。
私はWSETの試験を受けるにあたって、ある対策講座クラスに出席をしたのですが、そこでは「理論試験は、選択式問題と記述式試験の合算で55%以上をとれば受かるかもしれない」と講師が説明をしていました。「合格基準は、合算で55%かもしれないし、個別に55%かもしれないし、それは明らかにされていないけど、私は合算だと思います」と。
しかし、「Specification (仕様)」を読むと、しっかりと次のように書かれています:
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ユニット1:理論試験の試験時間は2 時間で、2 部構成になっています。問題の構成は次の通りです。
• 多肢選択式問題50 問
• 記述式問題4 問(各25 点)
このユニットの試験に合格するには、各部の問題で正解率55% 以上を得点する必要があります。
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ちなみに英語では次の通りです。
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Unit 1: Theory Examination
The closed-book theory examination is set by WSET Awards and assesses Unit 1 of the Specification. It is made up of two parts.
• Part 1 comprises 50 multiple-choice questions. This part will assess knowledge and understanding across the unit.
• Part 2 is a question paper requiring short written answers. This part will consist of four questions of 25 marks each, and will assess the application of knowledge across the unit.
The theory examination paper must be completed in two hours.
All examination questions are based on the published learning outcomes; the recommended study materials contain the information required to answer these questions correctly. In order to secure a pass for the theory examination a candidate will be required to attain a minimum mark of 55 per cent in both part 1 and part 2.
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WSETの試験は年々改定がされているためか、講師もかならずしも最新の情報に追い付いているわけではないのかもしれません。
合算で55%以上だと思って、選択式問題か記述式問題に手を抜いて、しっぺ返しを受けるのは講師ではなく自分自身です。
Specification(仕様)は自己責任でしっかりと読み込んでおいた方が間違いはなさそうです。