チリのワイン産地は南北に長く広がりますが、地形的な特徴の影響を受けるために、実は南北よりも東西にかけて、気候や土壌の多様性が非常に高いと言われています。 従来の原産地呼称では、この東西にかけてのワインスタイルの特徴の違いが十分に表現されていませんでしたが、2011年から、この問題を解決するための新たな付加的な原産地呼称が加えられました。 それが、「コスタ(Costa)」、「エントレ・コルディリェラス(Entre Cordilleras)」、「アンデス(Andes)」の3つです。 これは従来の原産地呼称に付加的に加えられるもので、例えば「Aconcagua」で造られたワインに対して、「Aconcagua Costa」、「Aconcagua Entre Cordilleras」、「Aconcagua Andes」のようにラベルに表記されるようです。 上図のように、「コスタ」は海の影響を受ける地域、「アンデス」はアンデス山脈の影響を受ける地域、そして「エントレ・コルディリェラス」はその間の地域を表します。 この新たな原産地呼称の仕組み自体はシンプルなのですが、それぞれの名前、特に「エントレ・コルディリェラス(Entre Cordilleras)」を覚えるのが厄介です。 そこで、これを覚えるための語呂合わせを考えてみました。 エントレ・コルディリェラスは少し苦しいですが、英語のスペルも覚えられるように、それに合わせた語呂合わせにしてみました。 <了>
WSETの英語受講で、私が少し苦労をしたのがワイン用語の正しい発音です。
例えば、「Bordeaux Supérieur」。日本語では、「ボルドー・シュペリウール 」や「ボルドー・シュペリュール」と書かれることが多いと思います。
しかし、いざこれを英語の文章の中で言おうと思うと、少し考えてしまいます。カタカナの音のままで発音をしたら明らかに不自然です。
WSETでは「Bordeaux Supérieur」の正しい発音を次のように紹介しています
https://www.youtube.com/watch?v=wHtH-cBWuVw&index=23&list=PLBEyL8JWZDOtc2_xhcCUXYRCVgAjqXz9t
ここで紹介されている発音は「シュペリウール」や「シュペリュール」でもなく、英語の「superior」に近い発音です。
WSETは公式サイトにおいて、このようなワイン用語の正しい発音の例をいくつか紹介しています。(英語サイトなので、”正しい発音=英語学習者向けの正しい発音”という意味だと思います)
https://www.wsetglobal.com/knowledge-centre/how-to-say-it/
この中で私が気になったのは次のような用語:
・ Auslese, Spätlese
・ Vendanges tardives
例えば、「Bordeaux Supérieur」。日本語では、「ボルドー・シュペリウール 」や「ボルドー・シュペリュール」と書かれることが多いと思います。
しかし、いざこれを英語の文章の中で言おうと思うと、少し考えてしまいます。カタカナの音のままで発音をしたら明らかに不自然です。
WSETでは「Bordeaux Supérieur」の正しい発音を次のように紹介しています
https://www.youtube.com/watch?v=wHtH-cBWuVw&index=23&list=PLBEyL8JWZDOtc2_xhcCUXYRCVgAjqXz9t
ここで紹介されている発音は「シュペリウール」や「シュペリュール」でもなく、英語の「superior」に近い発音です。
WSETは公式サイトにおいて、このようなワイン用語の正しい発音の例をいくつか紹介しています。(英語サイトなので、”正しい発音=英語学習者向けの正しい発音”という意味だと思います)
https://www.wsetglobal.com/knowledge-centre/how-to-say-it/
この中で私が気になったのは次のような用語:
・ Auslese, Spätlese
・ Botrytis
・ Pommard・ Vendanges tardives
・ Champagne
・ Minervois
・ Minervois
・ Puligny-Montrachet
まず「Auslese (アウスレーゼ)」「Spätlese (シュペートレーゼ)」はそれぞれ語尾が「ゼ」で終わっていますが、音声で聞くと「ザ」に近い発音です。そういえば、私の担当講師がずっと「アウスレーザ」「シュペートレーザ」と発音をしていて、私はこれが訛りだと思っていたのですが、どうやら正しい発音だったようです。
「Botrytis」は「ボトリティス・シネレア」でおなじみですが、音声例での発音は「ボトライティス」です。
「Pommard (ポマール)」は「ポマー」に近い発音。「Vendanges tardives(ヴァンダンジュ・タルディヴ)」は、「ヴァンダーン・タルディーヴ」に近い発音です。
「Champagne」「Minervois」「Puligny-Montrachet」もそれぞれフランス語独特の発音です。
このページのNoteに書かれているように、これらが唯一の正しい発音とは限らないと思いますが、海外で使う場合、少なくとも日本語表記をそのまま読んだカタカナ発音よりはずっと通じる確率が高そうです。