ロワール地方のアンジュ&ソミュール地区は、ロゼワインの製造で有名な地域です。 この地域で造られる主要なロゼワインと言えば次の3つです: ・ロゼ・ド・ロワール(Rosé de Loire) ・ロゼ・ダンジュ(Rosé d’Anjou) ・カベルネ・ダンジュ(Cabernet d’Anjou) この3つのロゼワインの特徴を簡単にまとめてみました。 <続く>
イタリアのウンブリア州には「オルヴィエート(Orvieto)DOC」と「モンテファルコ・サグランティーノ(Montefalco Sagrantino)DOCG」という2つの有名なワインがあります。
この2つの重要なDOC/DOCGワインの覚え方を考えてみたいと思います。
ちなみに両者の位置はどちらも州の比較的南部に位置しています。
オルヴィエートDOCには、「グレケット(Grechett)」と「トレッビアーノ・トスカーノ(Trebbiano Toscano)」という主に2種類の白ブドウ品種が使われます。2つのブドウ品種の単独またはブレンドで、60%以上の割合を占めている必要があるようです。より品質の高いワインでは、グレケットの割合が高くなるそうです。
モンテファルコ・サグランティーノDOCGは、「サグランティーノ(Sagrantino)」という黒ブドウ品種100%から造られます。熟成期間33ヵ月間(うち、樽熟成12か月間)という長い熟成期間が規定されています。
ウンブリア州はアペニン山脈の西側にあり、トスカーナに近い気候であるために、このような長期熟成のパワフルなワインが造られるのかもしれません。
ちなみに、ウンブリア州の最も栽培面積の多いブドウ品種はサンジョヴェーゼであり、ここからもトスカーナと似たブドウ栽培がおこなわれていることが分かります。
さて、2つのワインの覚え方ですが、次のような語呂合わせを考えてみました。