スペインのワイン産地であるリオハには3つのサブゾーンがあります。
「リオハ・アルタ」、「リオハ・アラベサ」、「リオハ・オリエンタル」の3つです。
この3つのサブゾーンの位置関係は、ワイン試験において頻出なのです。
しかしよく位置を間違えてしまうので、個人的に覚え方をまとめてみました。
各サブゾーンはエブロ川に沿って広がりますが、ログローニョの町を境に上流地域と下流地域に分けられます。
上流地域が、「リオハ・アルタ」と「リオハ・アラベサ」、下流地域が「リオハ・オリエンタル」です。下流が東側なので、オリエンタル=東方で覚えやすいと思います。
「リオハ・オリエンタル」は以前は、「リオハ・バハ (Rioja Baja)」と呼ばれていたようです。バハとは「下流」という意味ですが、「低い」というネガティブな意味もあるので「オリエンタル」に名前が改められたようです。
あとは上流にある「リオハ・アルタ」と「リオハ・アラベサ」の位置関係ですが、個人的にはこれを混同しがちです。
エブロ川を挟んで、北部が「リオハ・アラベサ」で、南部が「リオハ・アルタ」です。
「アルタ」は「上流」という意味なので比較的、覚えるのは容易でした。声域の「アルト」も「高い」と言う意味が由来のようです。
しかし一方で、「アラベサ」は名前の由来がよくわからず、なかなか頭に入りませんでした。
少し調べてみましたが、「アラベサ」はその土地の名前に関係がありそうです。
「リオハ・アルタ」が、ラ・リオハ州のラ・リオハ県に属している一方で、「リオハ・アラベサ」は、バスク州のアラバ県に属しているようです。
「アラベサ」という名前は、アラバ県に由来しているのかもしれません。
バスク州がラ・リオハ州よりも北にあることを覚えておけば、「リオハ・アラベサ」がエブロ川の北部に位置することも難しくはないと思います。
最後に、「リオハ」、「エブロ川」、「ログローニョ」という名称もサブゾーンに合わせて覚える必要があるのですが、私は次のような語呂合わせのイメージで覚えました。
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