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ワイン名称に出てくるフランス語の「Côte」と「Coteaux」の違いとは?

 タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>

自宅練習用のワインはどう選ぶ? ~リースリング・ワインの選び方に関する考察~

 ワイン試験に取り組むにあたって、テイスティングの自宅練習は大きなアドバンテージとなると思います。 しかし、自宅練習に取り組むにあたって、大きな壁となるのが、「ワインの選定」と「費用」の問題だと思います。 これは言い換えると、 いかに費用をかけずに試験の役に立ちそうなワインを選ぶか? ということになると思います。 私が初めてのワイン試験(ワインエキスパート)に取り組んだときに、本当にこれに苦労させられました。 例えば、リースリングワインを探そうと思っても、ワインショップに行くと、様々な産地や価格帯のリースリングワインが並んでいて、自宅練習用に一体どのワインを選んだらいいのか全く見当がつかない状態でした。 当時通っていたワインスクールの講師に相談をすると、「インターネットを検索して、試験対策として紹介されている銘柄を選んだらいいですよ」と言われましたが、紹介されている銘柄と全く同じワインが手に入らなかったり、どのウェブサイトを参考したらよいのかわからなかったりで、あまり参考にはなりませんでした。 あれから数年、少しは自分でワイン選定ができるようになった今当時を振り返ると、自分でワインの選定をするには圧倒的に ワインに関する知識が足りなかった のだと思います。 それを反省して、今だったらこうするという、自宅練習用のワイン選定の方法を簡単にまとめてみようと思います。まずは、白ワインの試験頻出品種の1つである 「リースリング」 についてです。想定する試験は、JSAソムリエ・ワインエキスパート2次試験です。 JSAソムリエ・ワインエキスパート2次試験において重要なことは、 ① 品種特徴を捉える ② 主な産地特徴を捉える の2点だと思います。 ワインの選定方針としては、メジャー産地のリースリングワインを用意することで、①および②のための練習ができると思います。 リースリングのメジャー産地と言えば、アルザス(フランス)、ドイツ、オーストラリアです。実際に、JSAソムリエ・ワインエキスパートの過去問を見ても、リースリングワインの産地はこの3地域に限られます。 アルザスのリースリング ワインの選定 アルザスのリースリングワインの選定は、基本的に「アルザスAOC」の最近の収穫年(直近2年くらい)のワインを選んでおけば、あまり銘柄にこだわる必要はないと思います(あくまでも個人的な...

フラッシュ・デタント (Flash détente)とは?の備忘録

備忘として、以前に調べた「 フラッシュ・デタント (Flash détente) 」の特徴をまとめます。 フラッシュ・デタントとは? ・発酵前の抽出の方法の1つ ・除梗したブドウを素早くに熱し(85-90°C)、真空下で素早く冷やすことで(約2分)、マセラシオンによる色素や風味成分の抽出を高める ・(発酵前抽出なので、タンニンの抽出は目的としていない) 効果(メリット) ・色素と香りを素早く抽出できる ・ワインの果実味を強められる ・貴腐化したブドウの酸化を抑えられる(高温により酸化酵素のラッカーゼが変性する) ・煙に汚染されたブドウから造られるワインが持つ独特の香りを減らすことができる デメリット ・色が定着しにくい(なので長期熟成のワインには向かない) ・真空装置を購入するのに大きな費用がかかる ・熱する時間が長いとフレッシュな香りが失われてしまうリスクがある(「調理した」果実の香りになる) 似た手法として 「サーモヴィニフィケーション(thermovinification)」 がありますが、こちらは真空状態は利用せずに、50~60℃程度の温度でより緩やかに抽出を行うようです。

ワインの原産地統制名称 - AOC、AOP、PDOのざっくり整理

私がワインの勉強を始めた時に最初に行き詰ってしまったのが、AOC, AOP, PDO, PGI, IGTなどの3文字アルファベットです。 フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ... と勉強を進めるにつれて、次々とあらたなアルファベットと、ピラミッドが登場します。 必死でそれらを丸暗記してワインエキスパートの試験に臨んだのですが、結局はあまり深い理解が得られないままに、試験の合格と共にワインの勉強を終えてしまいました。 当時は完全に、覚えるべき3文字アルファベットの多さに圧倒されて、その森の中に迷い込んでしまっていました。 今、改めて振り返ってみて、3文字アルファベット(つまり、ワイン法の品質分類)は、すごく平たく言うとこういうことだったのではないかと思っています。その理解を、下に簡単にまとめてみました。個人的な理解なので、完全に正しいかどうかはわかりません。 以下、スライドの説明です。 【ワインの分類】について すごく大雑把に言うと、ワインには「産地名が保護されているワイン」と、そうでないワインがあります。 「産地名が保護されているワイン」とは、例えば、「ブルゴーニュ」ワイン。ブルゴーニュのブドウを使ってなかったり、ブルゴーニュで造られてないワインには、ボトルのラベルに「ブルゴーニュ」という名前を使ってはいけないということです。 さらに、EU圏内の場合、「産地名が保護されているワイン」の中には「産地名が厳しく保護されているワイン」があります。 「厳しく」というのは、ブドウ品種や、ブドウの収穫量、醸造方法、熟成期間などに関する基準を指します。つまり、決められた作り方をしたワインでなければ、その産地名をラベルに表記してはいけないということです。 例えば、シャンパーニュ地方のブドウを使い、そこで醸造をしたワインであっても、シャンパーニュ製法で作られていなければ、「シャンパーニュ」とラベルに表記ができないということです。 【ワイン分類の名称】について 上で説明をしたワインのうち、産地名が保護されているワインは、それぞれの分類(品質分類)の名前がついています。 厳しく産地名が保護されたワイン=PDO 産地名が保護されたワイン=PGI EU圏外で産地が保護されたワイン=GI 【EU各国での名称の違い】について PDOやPGIという名称は、EUが近年(2008年)新た...

用途から見たスパークリング・ワインの残糖量のラベル表示

 ワイン試験において、スパークリング・ワイン残糖量のラベル表示は必須です。 しかし、数字ばかりを追っていると、なかなか頭に入ってこないので、どんなケースでその残糖のワインが登場するのかを個人的にまとめてみました。 文字や数字の羅列を覚えるよりは、なんとなくイメージが膨らんで暗記作業もはかどるような気がします。

スペインのスパークリングワイン、カバ(Cava)の主要三品種とその特徴

 スペインのスパークリングワインであるカバ(Cava)に使われる主要なブドウ3品種と、その特徴を覚えるために資料を作成しました。 テーマは、だんご三兄弟ならぬ、「カバ三兄弟」です。 擬人化すると、結構すんなり頭に入るような気がします。

2次試験でも役立つ?酒精強化ワインの見分け方(シェリー、ポートワイン、マデイラ、VDN、ラザグレン・マスカット)

 最近、さまざまな酒精強化ワインを飲む機会に恵まれたため、私的な酒精強化ワインの見分け方を表にまとめてみました。 対象とした酒精強化ワインは次の通りです: シェリー ポート マデイラ VDN ラザグレン マスカット まだまだ酒精強化ワインは飲み始めなので間違っているところもあるかもしれませんので、気が付くたびに修正をしていきたいと思います。 この見分け方は、個人的には、JSAソムリエ・ワインエキスパートの二次試験でもかなり有用なのではないかと思っています。 以下、この表の詳細です。 【レモン色 x 辛口】のタイプ ・フィノ/マンサニーリャ(シェリー) レモン色で辛口の酒精強化ワインと言えば、ほぼ「フィノ」か「マンサニーリャ」シェリーで決まりだと思います。 さらに、フロール(産膜酵母)由来のアセトアルデヒドのツンとした香りや、ナッツ系の香りが感じられたらまず間違いないなしです。 「フィノ」と「マンサニーリャ」は気候の違いによりフロールの形成に違いがあり、香りにも若干の違いが出るようなのですが、この香りをかぎ分けるのは相当至難の業だと思います。試験などでも問われることはまずないようなので、私はかぎ分けることはほぼあきらめています。 【レモン色~黄金色 x 辛口】 のタイプ このタイプには、「ペールクリーム シェリー」、「ホワイトポート」、「VDN(白)」が含まれます。 見た目やアルコール度で判断するのは難しいので、この3つは個人的には香りで判断をするしかないと思っています。 ・ペールクリーム(シェリー) ペールクリームは、フロールの下での熟成を経ているため、フィノやマンサニーリャと同様に、「フロール由来のアセトアルデヒドのツンとくる香り」や「ナッツ系の香り」を持つことが特徴だと思います。 ・VDN(白) VDN(白)には具体的には、「ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ」、「ミュスカ・ド・フロンティニャン」、「ミュスカ・ド・サン・ジャン・ド・ミネルヴォワ」などが含まれます。 VDN(白)は、マスカット由来の華やかでさわやかな香りが特徴だと思います。個人的には、「はちみつレモンのようなフレッシュな香り」で覚えています。 ・ホワイトポート ホワイトポートはレモンのさわやかさというよりは、熟したモモやアプリコットに近い香りだと思います。個人的には「煮詰めたリンゴの香り」...

ポート(ワイン)の主要なブドウ5品種と私的暗記法

「ポート(ワイン)」と言えば、世界3大酒精強化ワインの1つでポルトガルで製造されています。 ポートに使うことのできるブドウ品種はなんと、100種類以上もあるようです。 しかし、高級なポートの生産で好まれるブドウ品種は主に次のような5品種なのだとか。 トウリガ・フランカ(Touriga Franca) ティンタ・ロリス(Tinta Roritz) ティンタ・バロッカ(Tinta Barocca) トウリガ・ナショナル(Touriga Nacional) ティント・カォン(Tinto Cão) 試験対策などの場合には、この5品種を覚えておけば何とかなりそうです。 そこで私的なポート5品種の暗記方法です。 -------------------------------------------------------------------------- 通りがフランス国民*( トウリガ・フランカ、トウリガ・ナショナル) ちゃんと顔見たら (ティント・カォン) ティーンやロリばっか (ティンタ・ロリス、ティンタ・バロッカ) *国民 = national --------------------------------------------------------------------------

スパークリング・ワインの残糖量の表示の覚え方(新)【語呂合わせ】

 以前に「 EUの甘味(残糖量)を表すラベル表示用語とその覚え方(語呂合わせなど) 」という記事の中でスパークリング・ワインの残糖量表示の覚え方を書きましたが、少し説明が複雑だったと思い返しました。 そのせいか、自分でもちゃんと覚えきれておらず、それぞれの細かい数字を少し忘れてしまっていることに気が付きました。 そこで改めてのスパークリング・ワインの残糖量の暗記法を、備忘用として記事にします。 まずは、 もっとも手っ取り早いと思うのが、 「Brut」、「Sec (Dry)」、「Doux」の3つを覚えてしまうこと だと思います。 この3つさえ忘れることが無ければ、あとは穴埋めのような形で自然に思い出すことができると思います。 例えば、「Extra-Sec(Dry)」は「Brut (0-12)」と「Sec (17-32)」の間なので、自然に「12-17」という数字が出てくると思います。 「Demi-Sec」も同様に、「Sec (17-32)」と「Doux (50~)」の間なので、「32-50」ということがわかると思います。 「Brut Nature」と「Extra Brut」は少し工夫が必要ですが、「Brut」の半分、4分の1と覚えるとそんなに難しくはないと思います。ポイントは、「Brut」、「Brut Nature」、「Extra Brut」のいずれとも、「0~」という部分です。 次に、 「Brut」、「Sec (Dry)」、「Doux」 の3つをどのように覚えるかです。 ここはいろいろな暗記方法があると思いますが、私は次のような語呂合わせで覚えようと思います。 -------------------------------------------- ブリッコ、人に(12) セクシーな17歳の(17)ミニ(32)見せて 「どう?」困る(50) -------------------------------------------- ちなみに、 このうちテイスティングにおいて「Brut」は再頻出なため、最重要だと思います。 ですので、さまざまなスパークリング・ワインのテイスティングを行っていると、「Brut = 0-12 g/L」というのは語呂合わせを頼らずとも自然に覚えられてしまうかもしれません。

chlorosis(白化、黄白化、クロロシス)の意味|英語ワイン書籍に出てくる英単語

  「chlorosis = 白化/クロロシス」 白化/クロロシスとは、植物の葉中の葉緑体(クロロフィル)濃度が不足している状態のことです。 葉緑体(クロロフィル)が不足しているために、葉は黄色くなり、光合成は止まり、ブドウの実の成熟や収穫に悪影響が及びます。 石灰岩土壌など、炭酸カルシウムの含有量が多くpHが高い土壌では、植物が土壌から十分な鉄を吸収できず、葉緑体(クロロフィル)の欠乏が起きるようです。 ちなみに、 「葉緑体(クロロフィル) = chlorophyll」 です。 つまり、 「chlorophyll」 の欠乏で、 「chlorosis」 が起きるわけです。少しややこしいですが、セットにすると反対に覚えやすいかもしれません。 白化/クロロシスの対策としては、一般に高いpHの土壌に強い品種の 台木(rootstock) が使われるようです。 ヴィティス・ベルランディエリ(vitis berlandieri) を親に持つ 41B などの台木が適しているようです。

味わいの違いに驚き!ヴィンテージ・シャンパーニュとNVシャンパーニュ

 シャンパーニュ(シャンパン)をすごく大雑把に分けると、ヴィンテージ・シャンパーニュとノンヴィンテージ(NV)・シャンパーニュの2種類に分けることができると思います。 そして、この2つのシャンパーニュには次のような違いがあることはよく知られています。 ヴィンテージ・シャンパーニュ ・同一収獲年のブドウのみから造られる ・ブドウの品質が良い年のみ造られる ・澱との最低熟成期間がNVよりも長い(3年以上) ノンヴィンテージ・シャンパーニュ ・複数収穫念のブドウから造られる(リザーブワインを使用) ・基本的に毎年造られる ・澱との最低熟成期間が短い(15か月) このような違いから、私はこの2つのワインの違いは、「ヴィンテージの方がちょっとだけ果実味と澱の香りが強い」くらいだと思っていました。 正直、ヴィンテージもNVもそれほど大きな違いはないと思っていました。 しかし...、最近機会があって、初めてヴィンテージ・シャンパーニュとNVシャンパーニュを飲み比べてみましたが、その違いの大きさにとても驚きました! 比べたワインは、「 ルイ・ロデレール・ブリュット・プルミエ NV (写真左)」と「ジ・ド・テルモン グラン・ヴィンテージ ブリュット 2006(写真右)」です。 まずは色。NVはレモン色であるのに対して、ヴィンテージの色はゴールドです。 そして、香りや風味。NVは新鮮なフルーツとイーストの香りであるのに対して、ヴィンテージには、フルーツ、熟成香(カラメル、ハチミツ、アーモンド)、イースト(トースト香り)など複雑な香りが含まれます。 ラベルを見ずに味わったなら、きっと両者が同じシャンパーニュであることはわからなかったと思うくらい、特徴の異なるワインでした。 このような違いが生まれる理由はどうやら、 「瓶熟成のポテンシャル」 の違いにあるようです。 NVは一般的に瓶詰め後直ぐが飲み頃として造られている一方で、ヴィンテージは瓶詰め後に瓶熟成を経ることで品質があがるように造られているそうなのです。 そのため、2006年のヴィンテージは瓶熟成によって第3のアロマ(熟成香)が強く表れ、味わいに大きな違いがでたのだと思われます。色が濃いのも、この長期の瓶熟成がその理由だと思われます。 NVとヴィンテージの比較は、その特徴の違いがはっきりと現れるのでぜひおすすめです。...

メンドーサ州(アルゼンチン)の5つのワイン地域と地図

アルゼンチンの有名なワイン生産地と言えば、メンドーサ州です。 メンドーサ州にはアルゼンチンの様々なワイン醸造所が集中し、国内のワイン生産量の大半を占めているそうです。 アルゼンチンワインを学ぶ上でメンドーサ州は必ず通ることになると思うのですが、私がここを学ぶうえで困ったことは、良い地図がなかなか見つからないことでした。 JSA教本でも、WSETのテキストでもあまりよい地図が見つかりませんでした。 そこで、私は独自で下のような地図を作成しました。 メンドーサ州には、 北部、東部、中央部、ウコヴァレー、南部 の5つの生産地域があります。 そのうち4地域はメンドーサ(都市)付近に広がり、南部のみサンラファエル付近に広がっています。 DOC認定地域である「 ルハン・デ・クージョ(Luján de Cuyo) 」と「 サン・ラファエル(San Rafael) 」も、メンドーサ州に含まれます。 ワイン生産地域の暗記は字面だけを追っているとなかなか頭に入ってこないのですが、このような地図を作っていると自然と記憶が頭の中に定着してくれます。

シャンパーニュのブドウ品種はピノノワール、シャルドネ、ムニエだけ?それ以外の品種は使える?

シャンパーニュ(シャンパン)と言えば、ご存じの通りフランスのシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワイン(発泡酒)です。 世界でもっとも有名なスパークリングワインかもしれません。 使われているブドウ品種も有名で、主に「 ピノ・ノワール(Pinot Noir) 」、「 ムニエ(Meunier) 」、「 シャルドネ(Chardonnay) 」の3種から造られます。 しかし、使用を許可されている品種としては、実は7種類あるようなのです。 つまり、主要3品種以外に次のような4種があるのです。 ・アルバンヌ/アルバン(Arbane) ・プティ・メリエ(Petit Meslier) ・ピノ・ブラン(Pinot Blanc) ・フロマントー/フロマント(Fromenteau) 個人的には、ずっと3品種から造られるものとばかり思っていたので、正直7種もあるのは驚きでした。 実際に、Comité Champagneのウェブサイトでは次のように説明されています。 『The vineyard today is predominantly planted to the black Pinot Noir and Meunier and the white Chardonnay. (Other approved varietals are the white Arbane, Petit Meslier, Pinot Blanc and Pinot Gris – together less than 0.3% of plantings).』 (今日のブドウ園の大部分には、黒ブドウ品種のピノノワールとムニエと、白ブドウ品種のシャルドネが植えられています。 (他の承認されている品種には、白ブドウ品種のアルバンヌ、プティメリエ、ピノブラン、ピノグリで、植えられている割合は全体の0.3%未満です)。) ※フロマントーは、ピノグリのシャンパーニュでのシノニムのようです。 その他4品種が占める割合は、全体の1%未満とのことなので、知らなかったのも仕方がないのかもしれません。 シャンパーニュの中にはこれら7品種全てを使った「レ セというットNVラエルト フレール」製品もあるようです。 セパージュは、「シャルドネ18%/ピノ・ムニエ18%/ピノ・ブラン17%/プティ・メリエ15%/ピノ・ノワール14%/フロ...

ワインエキスパート2次試験対策で味わった「ワイン以外(その他)のお酒」 ~蒸留酒編~

ワインエキスパート2次試験対策で飲んだ「ワイン以外のお酒」は大きく分けて、 「リキュール」 、 「蒸留酒」 、 「酒精強化ワイン」 に分けられます。 今回は最後の 「蒸留酒」 です。 関連記事: ワインエキスパート2次試験対策で飲んだ「ワイン以外のお酒」 ~リキュール編~ 関連記事: ワインエキスパート2次試験対策で飲んだ「ワイン以外のお酒」 ~リキュール編~ 「蒸留酒」の特徴は、蒸留工程を経ているために アルコール度が高いこと です。焼酎のアルコール度は25%~30%程度ですが、ブランデーやスピリッツ、ウイスキーは40%程度のアルコール度を持ちます。顔を近づけただけで、鼻をさすような気化したアルコールが感じられるはずです。 蒸留酒は、 「色のあるもの(琥珀~茶色)」 と 「透明のもの」 に大きく分けて整理をしました。 色のあるものは主に 「グレープブランデー(コニャックなど)」 と 「ウイスキー」 の2種類です。 ※今回も画像中のコメントは、個人的な意見です。 透明のものは主に「フルーツブランデー」、「スピリッツ」、「焼酎」などです。

ワインエキスパート2次試験対策で味わった「ワイン以外(その他)のお酒」 ~酒精強化ワイン編~

前回の記事『 ワインエキスパート2次試験対策で飲んだ「ワイン以外のお酒」 ~酒精強化ワイン編~ 』の続きで、今回は「酒精強化ワイン」です。 酒精強化ワインの特徴は、 アルコール度がワインと同等かやや高めであること(15-20%くらい) です。中には長期熟成を経ているものもあり、熟成香(生物学的熟成[フロール]、酸化熟成)を持つものがあることも特徴の1つかもしれません。 酒精強化ワインは、 「シェリー」 、 「ポートワイン」 、 「その他(マデイラなど)」 に分けて味わいました。それぞれ製法の違いによって、香りや風味に大きな特徴の違いが出るので、この分け方がわかりやすいと思いました。 「シェリー」は辛口の4種類を味わいました。しかし、今思えば、ペドロヒメネスや、ペイルクリーム、ミディアム、クリームなどの甘口シェリーも味わうべきだったかもしれません。 ※後程一通り味わいました→ (関連記事: 酒精強化ワインの私的な見分け方(シェリー、ポートワイン、マデイラ、VDN、ラザグレン・マスカット) ) ※今回の画像のメモも完全な個人的な感想です。 「ポートワイン」は、ホワイトポート、ルビーポート、トウニーポートを味わいました。 トウニーポートの淡い褐色がかった色は、必ずしも長期熟成によるものではないので注意が必要です。 熟成年数表記トウニーポートからは熟成香を感じられる一方で、通常のトウニーポートからは熟成香を感じることができませんでした。 「その他」には、マデイラ、VDNなどが含まれています。 マデイラは、甘さが控えめなセルシアルなども味わってもよかったかもしれません。 フレーヴァードワインは正確には酒精強化ワインかどうかはわかりませんが、このカテゴリーに含んでいます。 味わった数は全12種類で、リキュールに比べると取り組みやすい分野だったと思います。

ワインエキスパート2次試験対策で味わった「ワイン以外(その他)のお酒」 ~リキュール編~

JSAワインエキスパート資格の2次試験(ブラインドテイスティング試験)では、ワインに加えて、「ワイン以外のお酒」も1種類出題されます。 詳しくはこちらの記事を参照: JSAソムリエ・ワインエキスパート2次試験対策、セルフ小瓶練習法 ワインのテイスティングとは異なり、「ワイン以外のお酒」はお酒の種類を当てるだけの単純な問題です。通常、4つの選択肢が与えられており、そのうち1つをマークするような形式です。 あるワイン講師によれば、「ワイン以外のお酒」への最良の対策は、できるだけ多くの出題される可能性のあるお酒を味わって、その特徴を自分の言葉でまとめることだそうです。 その教えに従って、「ワイン以外のお酒」対策として私が味わったお酒と、その時個人的に感じた感想をまとめたノートを公開したいと思います。 「ワイン以外のお酒」で出題される可能性のあるお酒には、大きく分けて 「リキュール」 、 「蒸留酒」 、 「酒精強化ワイン」 の3つが含まれます。 そのうち今回は 「リキュール」 を紹介したいと思います。 (関連記事: ワインエキスパート2次試験対策で味わった「ワイン以外(その他)のお酒」 ~酒精強化ワイン編~ ) (関連記事: ワインエキスパート2次試験対策で味わった「ワイン以外(その他)のお酒」 ~蒸留酒編~ ) 試験対策で味わったリキュール ※実際は一部、味わえなかったものも含まれます。 「リキュール」の特徴は、 アルコール度が強め であることと、 香りや風味が強め であることです。中にはスーズのようにアルコール度がワイン並み(15%)の例外もあるので注意が必要です。 対策ノートは、整理がしやすいように 「リキュールの色」 x 「アルコールの強さ(高・中・低)」 でまとめました。 「ワイン以外のお酒」の中でもリキュールは、色、アルコール度、主要な香りをしっかり覚えておくと、その知識だけでかなりの確率で正解ができると思います。 琥珀色のリキュール 黄色のリキュール 透明のリキュール その他の色のリキュール まとめたリキュールは28種類にもなりました。そのうち23種類は実際に味わいました。 「リキュール」以外に、「蒸留酒」、「酒精強化ワイン」があることを考えるとかなりの数です。 日本ソムリエ協会の発表によれば、「ワイン以外のお酒」の試験における得点配分は1種わずか3%だそうで...