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マロラクティック発酵のバリエーションに関する考察

 マロラクティック発酵は、通常、アルコール発酵の後に行われる工程で、この工程によってワイン中のリンゴ酸が乳酸に変えられます。 乳酸はリンゴ酸に比べて酸味が弱く乳製品を連想させる独特の香りを持つために、マロラクティック発酵を経たワインは、まろやかでバターのような香りを持った味わいになると言われています。 マロラクティック発酵はほとんどの赤ワインと、この効果が有益と判断された一部の白ワインで行われます。 マロラクティック発酵は、もともとは春になるにつれてセラーの温度が上がるにつれて自然発生的に起こっていた反応のようですが、現在では培養した乳酸菌を加えることで最適環境を整えてこの工程を開始をすることができるようです。そして、そのマロラクティック発酵を開始させる環境の違いが、マロラクティック発酵のバリエーションにつながるわけです。 それではいくつかのバリエーションについて、その考察をしてみたいと思います。 小型の樽を使ったマロラクティック発酵 マロラクティック発酵は通常、タンクで行われることが多いようですが、あえて小型のオーク樽の中で行われることもあるようです。 この場合のメリットは、澱を同時に撹拌できることと、風味がより統合されると言われています。澱の撹拌によって、マロラクティック発酵で生成された乳酸の香りと、澱由来の香りの両方がワインによく溶け込んでいくのではないかと思います。 反対にデメリットは、ワインを少量ずつ個別の樽に分けるために、温度管理などの手間が増えることです。 アルコール発酵と同時に行うマロラクティック発酵 もう1つのバリエーションは、アルコール発酵と同時にマロラクティック発酵を行うというものです。 この方法でのメリットは、ワインの味わいがよりフルーティーになることと、製造時間短縮によるコスト減だと言われています。 味わいがよりフルーティーになる理由を考察すると、多分、自然発生的な澱の攪拌が行われないことによって、ワイン本来のフルーティーな味わいが損なわれないことが原因なのではないかと思います。 また、製造時間の短縮がなぜコスト減につながるかというと、マロラクティック発酵を別に行う場合と比べて管理の手間がかからないことと、タンクの回転率が上がることがその理由なのではないかと思います。 以上、マロラクティック発酵の2つのバリエーションとその効果について考察を

英語のワイン資料を読むのに役立つ英語と日本語

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ENGLISH 意味
a handful of 一握りの
abv =alcohol by volume; アルコール体積比
accentuate 強調する、際立たせる
access 利用可能にする
accommodate 適応する
account for ~の主な原因となる
acetic 酢の、酸っぱい
acetic bacteria  酢酸菌
adapted 改造した
advance 前進
aerated 通気した
afield 故郷を離れた
agent 化学物質
agitate かき混ぜる
airtight  密閉した、空気を通さない
aldehyde アルデヒド
Alsatian アルザスの(アルセイシャン)
alternation 交互になること
altitude 高度、高さ
ambient 周囲の、環境の
ample 有り余る
anaerobic  嫌気性の
anaerobically  嫌気的に
ancestry 祖先、系統、起源
animal-dispersed pollen 虫媒の受粉
antioxidant  抗酸化物質
antiseptic 防腐剤、殺菌の
anything from A to B AからBまで何でも
aphid アブラムシ
appellation 呼称
arachnid クモ形類動物
aristocrat 最高級品
as with  ~のように、~と同様に
aseptic  無菌の
aspect 向き
astringent 収縮性の、渋い
at all いやしくも、仮にも
at the base of ふもとに、根底に
atmosphere 大気
bag-in-box   a type of container for the storage and transportation of liquids.
barrique フランス・ボルドー地方で伝統的に使用される、熟成に使用される225リットルサイズの小樽のこと
batch of 1回分の
bedrock 岩盤
bind to ~に結合する
biodynamic バイオダイナミック
bird-scarer かかし
bits of ~の破片
bitter-tasting 苦い味の
blackcurrant クロフサスグリの実
bland   味気ない、風味が乏しい
bloom
bolster 増強する
Bordeaux Mixture ホルドー液
bound 結合した
bring about 引き起こす
bring forward 繰り上げる、日取りを早める
brittle  もろい、壊れやすい
broad range of 多様な
browning 褐色化
budburst 発芽
build in 組み入れる、盛り込む
building block 構成要素
bump こぶ
bunch 束、房
bunch up 一団となる、一か所に集まる
Burgundian ブルゴーニュの
buy in  買い付ける
by-product 副産物、副生成物
byways 脇道
calcium carbonate 炭酸カルシウム
calcium tartrate 酒石酸カルシウム
callus カルス
cane
canopy management キャノピーマネジメント; 葉っぱの管理
capsicum 唐辛子
carbohydrate 炭水化物
carbohydrate reserve 炭水化物蓄積
carton 段ボール箱、大箱
casing 外皮
cask たる
casual 臨時の
cement lined  
centrifuge 遠心分離
chalky soil チョーク土壌、白亜質土壌
chaptalisation =chaptalization; 補糖
char 焦がす
characteristic 特徴のある
chill 冷やす
chlorophyll 葉緑素、クロロフィル
chlorosis 白化
circle 集団
clay 粘土
clear of 片づける、取り除いて場所を空ける
clog 詰まらせる、塞ぐ
clog up  詰まる
cloudy 濁った
clump together  凝集する
coincide with ~と一致する
collapse in prices 価格破壊
collapse  へなへなになる、へたり込む
collect 集まる
colloid コロイド
combat ~に対抗する
combine 化合させる
combine with ~と結合する
come about 発生する、起こる
come away ~取れる
come into being 生じる
command ~を見込む、~を展望する
commission 委託手数料
compensate 釣り合いを取る
compete for ~を得るために争う
complementary 相補的、補完的
composition 組成物、組成
compound 化合物
comprise 包含する
concentration of ~の濃度
conduct heat from 熱を奪う
confer 授与する、贈る
conflicting interest 利害の不一致
consequently 結果として
considerable 相当な
considerably 大幅に
consistent with 一致する、調和する
constituent 構成物質
constituent 構成する
contagious 接触伝染性の、持続性の
contain 封じ込める、阻止する
contaminant 汚染物質
contamination  汚染、雑菌混入
continentality 大陸度
contractual obligation 契約上の義務
controversy  論争
conversely 逆に言えば
cooperative  協同組合
cordon 単茎仕立て
cordon sanitaire a barrier implemented to stop the spread of infectious diseases
correlation 相互関係
coulure クリュール、花振るい
counter 反論する
coupled with ~に加えて、~と相まって
cover crop 被覆作物
crop 作物、農作物
crossing 交雑
crowding 込み合い
cultivar 栽培品種
cultivate 栽培する、培養する
cultivated 栽培種の
cutting 挿し木、切り取ったもの
damp 湿気のある
deacidification 脱酸、中和
debate 論議、討議
decaying 腐りかけの
decompose 腐敗
deemed to  ~とみなされる
defined 明確な
delayed 遅延型の
deliberately 故意に
delicately 繊細に、微妙に
depleted 使い切った、枯渇した
deposit 堆積物、沈殿物
deposit  堆積させる
depression 沈下
derive 派生する
destem 茎を取る
destined for ~する運命となっている、~することになっている
detriment 損害、損失
diagram 図表
dilute 希釈する、薄くする
dig up [過去]dug up、掘り起こす、掘り出す
diminish 縮小する
direct 向かわせる
discarded 廃棄された
disperse 分散する
disrupt 中断させる
dissipate 散らす、消散させる
dissipation 消散、消失
distiller 酒造家
distinctive 独特の
distorted 歪んだ、歪められた
disturb かき乱す
diurnal range 日較差
divert そらす
dormant 休眠中の
dose 投与
downy mildew ベト病
drain off 排水する
drainage 水はけ
drip irrigation 細流灌漑
dry wine A dry wine is simply a wine that has no residual sugar, meaning it isn’t sweet.
dullness 退屈
earthy 土の
elderflower エルダーフラワー、セイヨウニワトコ
electrostatic charge (静電)帯電
elevated 高められた
elsewhere 他の場所で
embryonic  shoot 胚芽
enrichment 濃縮
ensemble アンサンブル;集合体
epoxy   エポキシ樹脂の
eradicate 絶滅させる、全滅させる
established 名声が確立した、世間に認められた
estate  地所、私有地
ester エステル
ethanol エタノール
Eutypa dieback a disease caused by a fungus (Eutypa lata) which grows slowly through the wood of infected grapevines and other woody host plants.
everpresent  常に存在する
evolve 発達する、進化する
ex cellar price 工場渡し価格
excise tax 消費税、物品税
exert 作用する
extensive 広大な、豊富な、大きい
extensively 広く、大体的に
extent 広さ、範囲
extra 追加料金
extract 抽出物
extraction 抽出
extravagant 贅沢な
facilitate 促進する
fail in 失敗する
fail to ~しそこなう、~できない
fall out 抜け出す
fallow 休閑中の
fanleaf virus ファンリーフウィルス
farmyard 農園の庭
feed on 餌にする
ferment 発酵
fermenter 発酵槽
fertility 肥沃、生産力
filament 繊維(状のもの)
fill out  空所を満たす
fill with ~で膨らむ
filtration 濾過
fine-grained 粒子の細かい
fining 清澄
First growth Premier Cru
flavor compound 風味化合物
flexi-container 柔軟な容器
flood irrigation  湛水灌漑
flooding 洪水
flush   ~を流す、flush by ~の豊富な
followed by 続いて~がある
forbidden 禁じられた
frame 前後関係、枠組み、背景
freshly 新鮮に
fruit set 実止まり、実になること
fruitful 多く実を結ぶ
full spectrum of あらゆる分野の
fungus 真菌、菌
generic ノーブランドの
genetic 遺伝の
geographical indidation 地理的表示
geometry 配置
give off 出す、発する
glucose ブドウ糖、グルコース
go to great lengths to ~を惜しまない
gold foil 金箔
graft 接ぎ木する
graft callus 接ぎ木のカルス
graft union 接木接着部
grape material ブドウ原料
grape species ブドウ品種
grapevine ブドウのつる
gravelly 砂利混じりの
green harvest 青田買い
grey rot 灰色カビ病
gross 巨視的、粗雑な
hardy 耐寒性の
harsh 強すぎて不快な
haze もや、カスミ
hectolitre ヘクトリットル
help with  役立つ
herbaceous ハーブの
hermaphrodite 雌雄同体の
hillside 丘陵の斜面
hint of ~の気配、少量の~
historic 歴史上重要な、歴史上の
housed 収容されている
humus 腐植土
hygiene 衛生状態
identical 同一の
identical copy 同一のコピー
impart ~を授ける、~を分け与える
impede 遅らせる
impermeable  不浸透性の
in conjunction with ~と併せて、~と同時に
in excess of ~を上回って
in hope that ~を希望/期待して
in manner of ~のやり方で
in most instance ほとんどの場合
in one's own right 生まれながらの、生得の権利で
in the first place まず初めの段階で、そもそも
in the guise その装い/形式で
in this instance   この場合には
incorporate 組み込む
indispensable 欠くことのできない
indistinguishable 区別ができない、見分けがつかない
inert   不活性の
infect 感染させる
inflatable 膨らませることができる
inflorescence 花房
ingress  進入
inhibit 抑止する、抑制する、妨げる
instance 場合
instrumental 手段となる、助けになる、役立つ
insulation 断熱材、絶縁体
interprofessional 専門職間の
intrinsic  本来備わっている、本質的な
invoiced ~に基づいて請求され支払われる
irrespective of ~に関係なく
join 継ぎ目
keen to しきりに~したがっている
Kieselguhr  珪藻土
kirsch キルシュ、桜桃酒
labour demand 労働需要
lactic acid bacteria  乳酸菌
lactic bacteria 乳酸菌
landmass 陸塊
latent heat 潜熱
layering 取り木
leaf canopy 林冠
leafroll virus 葉巻ウィルス
leaky 漏れやすい
lee おり、かす
left to ~に委ねる
legislator 立法者
levy  課徴金、徴収
liberate 遊離させる
likely  適当な、有望な
lime 石灰
line ~に裏地をつける、~の内側を覆う
linked to 結ばれている
liquorice 甘草
lit lightの過去、過去分詞形
logical conclusion 最も理にかなった結論
long-standing ずっと昔からの
look after ~の世話をする、~に気を配る
louse シラミ(lice 複)
low-lying 低地の、低地にある
macerate (液に浸して)柔らかくする
machinery 機械、機械類
Mâconnais マコネ
made up of 構成されている
make it into ~にまで進む
malate リンゴ酸塩
malic リンゴ酸の
manure 肥料
many of ~の多く
maritime climete 海洋性気候
marked by ~を特徴とする
mass selection 洗濯
maturation 熟成
mature 成熟する
meaty      内容の充実した 
mechanize 機械化する
mediate 仲裁する
merchandising 販売促進
meticulous 極めて注意深い、あまりに几帳面な
microbe  微生物
microbiological  微生物学の
microorganism  微生物
microscopic 微細な
miniature 小型模型
minutiae 些細な事(複)
moderate 穏やかな
mouldy =moldy; かび臭い
mouth-puckering 渋い
muddle 台無しにする
mulch 根覆い
Muscat Blanc à Petits Grains ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン 
must マスト、果醪
mutation 突然変異
myriad 無数の
nematode 線虫
nettle イラクサ
nevertheless それにも関わらず、それでもなお
nitrogen 窒素
noble rot 貴腐
node
non-systemic desease 非全身性の [ref.] A systemic disease is one that affects a number of organs and tissues, or affects the body as a whole.
note 雰囲気、様子
noted for ~で有名な
noticeable 顕著な
novelty 珍しいもの
nowadays 昨今
nursery 養成所、苗床
nutrient 栄養素
of volcanic origin 火山起源の
off-putting 不快感を起こさせる
off-shore 陸から海に向かう
on occasion 時々
on one's own 独力で
ongoing 持続している
onset of ~の到来
on-shore 海から陸に向かう
on-trade レストラン・バー等の飲食店
opt for ~を選ぶ
optimum 最適な
or else さもないと
organic matter 有機物
outlaw 不法とする
outlet 直販店、販路
outsouece to ~に外注する
over time  時間とともに
overcast 雲で覆われた
overcome by ~に圧倒される、やられる
overhead 諸経費、間接費
override より優先する、優位に立つ
oversee 監視する、監督する
oxidative 酸化の、酸化力のある
paddle
palatable 口に合う、口当たりがいい
pale color  淡い色
parcel 一区画
particle 小片
pass on to ~につなぐ、~に譲る
pass through 通過する
pasteurization  低温殺菌
pasteurize  殺菌を行う
patch 斑点
pea エンドウ、エンドウ豆
pear drop ナシ型ドロップ
peer review 同分野の専門家たちの査読
perforated 穴の開いた
perfumed 芳香がする
permeable  透過することのできる、透過性の、浸透性の
permit 可能にする
persuasively 説得のある形で
phosphorous リンの
photosynthesis 光合成
physiological 生理的な
picture 実態
pierce's disease ピアス病
pip
plant nursery 種苗店
plant nutrient 植物栄養素
plastic sleeve プラスチック製のスリーブ(軸ざや)
plot 小区画の土地
plough すきで耕す、=plow
pollinate 受粉する
poor soil やせ地
population 個体群、集団
population 集団
pore  気孔、微細孔
porous 多孔質の
potassium カリウム
potassium bicarbonate 炭酸水素カリウム(KHCO3)
potassium bitartate  酒石酸水素カリウム
potassium metabisulfite メタ重亜硫酸カリウム
powdery mildew うどん粉病
precipitate  沈殿する
precipitation 降水
prematurely 時期を早めて
premium 割り増し、割増価格
price promotion 価格促進
principally 主に
productive 生産力のある
prolific 多産の
prolonged 長期の
promote 促進する
prone to ~する傾向がある
pronounced 顕著な
pronounced 顕著な
propagate 繁殖させる、広める
prune 取り除く
pruning 剪定
publicity 公開、周知
pulp 果肉
pulp 果肉
pulp 果肉
pump over ポンプオーバー(下部のワインを果帽にかけること)
pun ダジャレ、語呂合わせ
puncture 穴をあける
quality assurance 品質保証
quarantine procedure 隔離処置
quarantine process 検疫プロセス
rack ワインを澱からしぼりだすこと
racking 澱引き
raisin レーズン
reassurance 安心
Rectified Concentrated Grape Must 精留濃縮マスト=RCGM
reductive 還元的な
refreshing さわやかな、さっぱりした
regulate 調整する、調節する
relative to 関連して
reminiscent of  連想させる、思い出させる
removed 離れた
render ~の状態にする
replicate 再現する
reproductive organ 生殖器
residual sugar  残存糖
resultant  結果として起こる
resume 再び始まる
retail ready packaging 小売店陳列用パッケージ
retain 保有する
retard 遅らせる
reverse osmosis 逆浸透
revolutionize   革命をもたらす
rigid  硬い
rigidity 剛性
rigorous 厳格な
rim
ripen 成熟させる、熟させる
road transport 道路輸送
rootstock 台木
rootstock 台木
rot 腐る
rotary 回転式の
Saccharomyces cerevisiae サッカロマイセスセレビシエ
sales tax 売上税
salt  塩(えん)
sandy soil 砂地
sanitize 衛生的にする、消毒する
sap 樹液
savory 良い香りのする
sawing 製材
scion 接ぎ穂、若枝(上の部分)
scrupulously 綿密に、几帳面に
sediment 堆積物、沈殿物
sedimentation 沈殿、沈降
seedling 苗木
self-adhesive 糊のいらない
settle 定着する
settling 沈下
shake off 振り落とす
sharpshooter ヨコバイ
sheath さやのような覆いをする
shed (木から葉が自然と)落ちる
shelf life  在庫商品の有効期限、保管寿命
ship in bulk 大口で出荷をする
shoot 新芽
sieve  こし器、ふるい、ざる
significants 意義
situate 位置づける
slate スレート
sleeve 軸ざや
smudge pot いぶしつぼ
soil deposit 堆積地盤
soil salinity 土壌塩分
soluble  溶けやすい、溶解性の
solute 溶質
solution 溶液
solvent 溶剤
sought-after 求められている
source 調達する
source  調達する
specimen 標本、試料
spider mite ハダニ
splice 接合する
spoilage  損傷
sponsorship 資金提供、助成金
spore 胞子
sprawl バラバラに広がる
spread from ~広がる
spur 若枝、枝
stackable 積み重ねられる
stained by  色素で染まる
stake
stale 新鮮でない
stalk
state monopoly 国家独占資本主義
stave たる板
steely wine (a wine which is perceived to be prominent in acidity and is often used when describing young, light-bodied white wines. Steely may be synonymous with sharp.)
sterile 無菌の
sterile  無菌の
sterilize  殺菌する、消毒する
straightforward 単純な、容易な
straightforward 容易な
strain 型、ウイルスの株
strain 種族、菌株、型
strictly speaking 厳密に言えば
stripping 除去
stump 切り株、幹
substantial 相当な
subtle 繊細な
suck out  吸いだす
sufficient 足りる
sufficient to ~するのに十分である
sufficiently-thin 十分に薄い
susceptible 影響を受けやすい、感染しやすい
susceptible 影響を受けやすい、感染しやすい
suspended 漂っている、浮遊している, in suspension 浮遊している
swell  膨らます
synthetic chemicals 合成化学薬品
systemic 浸透性農薬
taint 損なう、汚染
take hold 根付く、支配する
take root 根付く
take steps  対策を講じる
take to 手段をとる
tannic タンニン性の
tar タール、やに
tart 酸っぱい
tartaric acid 酒石酸
tartrate 酒石酸塩
tartrate  酒石酸塩
tartrate  酒石酸塩
tendri 巻きひげ
terrain 地形
terroir テロワール
textural テクスチャーの
that when  
the Midi 南仏
thermo- 熱の
thick (直径が)大きい
thinly 希薄に
thread ねじ山
thrip アザミウマ
thrive 成長する、よく育つ
thrive 良く育つ
throughout the globe 世界中で
tie up (資本の)流用を拘束する
tight 詰まった
tilth 耕作地
toffee トッフィー; バターと共に糖蜜または砂糖を加熱して作る菓子
tonne トン
top up 補給する、つぎ足す
topography 地形、地質、地勢
topography 地質・地形
trade 取引、売買、商用
trade organization 業界団体、協同組合
training system 仕立て方法
transatlantic 大西洋横断の
translucent 半透明の
transpiration 蒸散
trellis 格子
trellising 格子が着
trunk
Tusucan トスカーナの
ullage  目減り
undemanding 多くを求めない
undercut より安く売る
undertake 取り掛かる、着手する
undertake  ~を始める
undrinkable 飲用に適さない
unfermentable 未発酵の
unfit  不適当な
universally 全世界的に
universally 干渉する
unjustifiable 不当な
unpalatable  口に合わない、不快な
unpredictably 予測をできないほどの
unvarying 不変の
unwise 浅はかな、分別がない
uptake 摂取
vacuum distillation 真空蒸留
value-added tax 付加価値税
varietal 品種物のワイン
varietal 単一品種で作った
vat 大樽、大桶、タンク
vegetation 植物
vegetative 植物性の
veraison ブドウ果実の色づき、着色
vessel   容器
viability 実行可能性
vigour 活力
vine ブドウ木
vineyard ブドウ園
vinification ワイン醸造
vinification ぶどう醸造
vintage time 収穫期
viticulturalist ブドウ栽培者
viticulture ブドウ栽培
volatile 蒸発しやすい
volatile aroma 揮発性アロマ
Wachau ヴァッハウ
ward off 避ける、防ぐ
wasp カリバチ
water vapor 水蒸気
waterlogged 水浸しの
waxy ろう質の、ろうの多い
weigh up 品定めする、判断する
weigh up 跳ね上げる、比較評価する
well drained 水はけがよい
whereas ~である一方で
whereas ~であるのに対して
whereas  ~であるのに対して
wilt しおれる
wind 巻きつける
wind-pollinated 風媒受粉の
wishful tinking 希望的観測
witty 機知のある
woodland 森林地帯
work out 算出する
yeast 酵母
yield 収穫高


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WSET Level3 記述式問題で重要に思えたところ(本試験の筆記問題対策)

繰り返しになりますが、WSET level3の最大の難関は記述式問題です。 (参考記事: WSET Level3 の試験構成 ) WSETの記述式問題では、出題されたテーマに対して、深く理解をしているかが問われます。 (参考記事: 一筋縄ではいかない!とてもWSET的だと思った記述式問題(問題例) ) そのため、記述式問題の基本的な対策は、WSETレベル3のテキストの読み込みと、講義ノートの見直しを主に行いました。 しかし、広大な産地全てについて、万遍無く、深く理解をするというのは途方もない作業に思われました。 さらに私の場合は英語受験だったので、日本語のようにテキストをスラスラ読むこともできるわけはなく、本試験までの日数から逆算をすると、とてもそんな時間は確保できないと思いました。 そこで記述式試験対策の方針としては、いくつか重要と思われる部分にヤマを張って、それらを重点的に勉強することにしました。「重要と思われる部分」は次のような判断基準で抜き出しました。 ・講義中に担当講師が「重要」「試験に頻出」と言っていた部分 ・サンプル問題で、何度も問われていた部分 (参考記事: WSET過去問は共有禁止!それでもWSETレベル3の試験問題の参考にしたウェブサイト ) ・複雑で、しっかり理解をしていないと説明ができないと思った部分(特に醸造工程のオプションなど) ヤマを張った部分に関しては何度もテキストを読み返して、テキストの重要ポイントは何度もノートに書きあげて英文を書く練習を続けました。 (参考記事: WSET Level3の英語受験を一発合格した勉強方法 ) (関連記事: WSET試験の記述問題対策では「動詞」が重要!? ) 「重要と思われる部分」として抜き出した具体例を下に紹介します: <ワインの保管とサービス> ワインの保管方法(参考記事: ワインの保管方法 ) ワインの提供温度 (参考記事: チャートで覚えたワインのサービス温度 ) ワインのデカンティング 発泡性ワインの栓の抜き方(参考記事: 非発泡性(スパークリング)ワインの栓の抜き方 ) ワインの保存に使われる方法(参考記事: ワインの保管方法 ) <ブドウ樹の栽培、畑の管理、ワインの醸造> 高接ぎとその特徴(参考記事: grafting(=接ぎ木

ブドウ樹の棚付けと、垣根仕立て(VSP)のメリット・デメリットの整理

 ワイン用のブドウ栽培では、多くのブドウ樹が棚付けされて管理されています。 棚付けとは、ブドウ棚を使用して毎年成長するブドウの枝葉を支持するブドウ樹の管理方法です。 ブドウ棚は下図のような、支柱と針金からなる常設の構造物を指します。 そして、ブドウの樹の棚付けの方法として最も広く使われている方法が 「垣根仕立て(VSP = Vertical Shoot Positioning)」 です。 垣根仕立てがあまりに一般的なので、個人的には、ついつい「棚付けのブドウ樹 = 垣根仕立て」と混同しがちです。 そこで整理のために、ブドウ樹の棚付けと、垣根仕立て(VSP)のメリット、デメリットをそれぞれまとめてみました。 棚付けしたブドウ畑(樹)のメリット・デメリット 棚付けの最大のメリットは、キャノピー・マネジメント(樹冠管理)が容易になることです。キャノピーとは、ブドウ樹で毎年成長する緑色の枝葉を指します(一般的に、長年にわたり固定されているコルドンは含まないと思います)。 そして、キャノピー・マネジメントのメリットとしては、「日照量」、「通気」、「機械化」の3つが挙げられます。 日照量のコントロールは、葉陰を減らすことによる日照量の最大化や、反対に葉陰を増やすことによる果実の日焼け対策が含まれます。 通気の管理は、特に雨や湿気の多い地域で重要であり、カビなどの菌類病のリスクを減らします。 また、適切なキャノピー・マネジメントにより、樹の特定の部分に果実や葉がくるようにしておくことは、畑への機械の導入を促します。これにより、作業の効率化を図ることができます。 一方で、棚付けのデメリットとしては、ブドウ棚設置のための初期費用と、それらを維持管理するための費用や手間があげられます。 ブドウ棚は、急斜面では利用できないこともデメリットの1つです。北ローヌなどの急斜面が多い畑では、ブドウ棚の代わりに支柱のみを用いた棒仕立てなどが用いられます。 (関連記事: 棒仕立て、ミストラル、混醸... ローヌ川流域北部のブドウ栽培とワイン造り ) 垣根仕立て(VSP)のメリット・デメリット 垣根仕立て(VSP)のメリットは、ブドウ樹の樹勢が一定以下の場合に、キャノピー・マネジメントがしやすいことと言われます。 したがってそのような場合には、「日照量のコントロール」、「通気の確保」、「作業の機械化」

テイスティング下手のJSAワインエキスパート(ソムリエ)2次試験対策

テイスティング下手の私がワインエキスパート2次試験を一発合格 JSAワインエキスパート資格は、世間一般にソムリエと言われている方々が所有しているJSAソムリエ資格と同等レベルの資格であり、テイスティング能力も同等のレベルが必要と言われています。 実際に、どちらの資格においても、理論試験対策、テイスティング対策において学習する内容はほぼ同じです。 あるサイトによればソムリエ・ワインエキスパートの合格率は、1次試験の合格率は30~40%、2次試験の合格率は70~80%程度と言われています。1次試験に比べると、2次試験の合格率は圧倒的に高いのですが、それでも油断はできません。なぜなら、1次を受かる人はしっかりワインを勉強をしてきた人たちなので、その人たちの2割も落ちてしまうというのは決して少ない割合ではないからです。 また2次試験には、昨年1次試験を受かって2次試験に落ちた、いわゆる「1次試験免除組」が加わってきます。1年をかけてテイスティングの練習をみっちりしてきたこの人たちは2次試験のレベルを少し上げているかもしれません。 私はワインを仕事にしているわけではないし、ワインを頻繁に飲んでいるわけでもないし、お酒の中で特別ワインが好きだというわけでもないし...とにかく2次試験のテイスティングにおいては不安要素ばかりでした。 そんなテイスティング下手の私が、JSAワインエキスパート試験の2次試験(テイスティング試験)を一発で突破した方法を紹介します。 テイスティングを学べばワインの世界が一気に広がる! ワインエキスパートの資格を取得するまで、私は自分でワインが選べないタイプの普通のワイン素人でした。 ワインリストのワインの名前もわからなければ、どんな味がするかもわからない...。お店に行けばソムリエや店員さんのおすすめに従うだけ...。 そんな私が、ワインエキスパートのテイスティング対策をしていく中で徐々に自分でワインを選べるようになりました! ワインリストやラベルからワインの味を知る手掛かりは、「ワイン産地」、「ブドウ品種」、「ワインの等級(ある場合)」、「生産者」、「ヴィンテージ(収穫年)」などです。 ワインエキスパート用のテイスティング対策を経験することで「生産者」以外の、「ワイン産地」x「ブドウ品

ワインエキスパート2次試験対策で味わった「ワイン以外(その他)のお酒」 ~リキュール編~

JSAワインエキスパート資格の2次試験(ブラインドテイスティング試験)では、ワインに加えて、「ワイン以外のお酒」も1種類出題されます。 詳しくはこちらの記事を参照: JSAソムリエ・ワインエキスパート2次試験対策、セルフ小瓶練習法 ワインのテイスティングとは異なり、「ワイン以外のお酒」はお酒の種類を当てるだけの単純な問題です。通常、4つの選択肢が与えられており、そのうち1つをマークするような形式です。 あるワイン講師によれば、「ワイン以外のお酒」への最良の対策は、できるだけ多くの出題される可能性のあるお酒を味わって、その特徴を自分の言葉でまとめることだそうです。 その教えに従って、「ワイン以外のお酒」対策として私が味わったお酒と、その時個人的に感じた感想をまとめたノートを公開したいと思います。 「ワイン以外のお酒」で出題される可能性のあるお酒には、大きく分けて 「リキュール」 、 「蒸留酒」 、 「酒精強化ワイン」 の3つが含まれます。 そのうち今回は 「リキュール」 を紹介したいと思います。 (関連記事: ワインエキスパート2次試験対策で味わった「ワイン以外(その他)のお酒」 ~酒精強化ワイン編~ ) (関連記事: ワインエキスパート2次試験対策で味わった「ワイン以外(その他)のお酒」 ~蒸留酒編~ ) 試験対策で味わったリキュール ※実際は一部、味わえなかったものも含まれます。 「リキュール」の特徴は、 アルコール度が強め であることと、 香りや風味が強め であることです。中にはスーズのようにアルコール度がワイン並み(15%)の例外もあるので注意が必要です。 対策ノートは、整理がしやすいように 「リキュールの色」 x 「アルコールの強さ(高・中・低)」 でまとめました。 「ワイン以外のお酒」の中でもリキュールは、色、アルコール度、主要な香りをしっかり覚えておくと、その知識だけでかなりの確率で正解ができると思います。 琥珀色のリキュール 黄色のリキュール 透明のリキュール その他の色のリキュール まとめたリキュールは28種類にもなりました。そのうち23種類は実際に味わいました。 「リキュール」以外に、「蒸留酒」、「酒精強化ワイン」があることを考えるとかなりの数です。 日本ソムリエ協会の発表によれば、「ワイン以外のお酒」の試験における得点配分は1種わずか3%だそうで

アロマティックな白ブドウ品種の特徴の違いは?(リースリング、ピノグリ、ゲヴュルツトラミネール、トロンテスの比較テイスティング)

 今回のテーマは、独特な香りを持つアロマティック品種から造られた白ワインとして、次の4つの品種のワインを集めてみました。 ワイン①:リースリング(AOCアルザス) ワイン②:ピノグリ(AOCアルザス・グランクリュ) ワイン③:ゲヴュルツトラミネール(AOCアルザス・グランクリュ) ワイン④:トロンテス(アルゼンチン) 具体的なワイン名は次の通りです: ワイン①:Riesling Tradition Charles Sparr 2017  ワイン②:Alsace Grand Cru Pinot Gris Rangen 2003 Chateau d'Orschwihr 2003 ワイン③:Paul Ginglinger Alsace Grand Cru Gewurtztraminer Pfersigberg 2018 ワイン④:Cuma Organic Torrontes Bodega El Esteco 2020 外観の比較 まずは外観の比較から。 アルザスのワインは比較的、色が濃く表れていますが、これは品種による違いというよりは、ヴィンテージによる影響が大きいと思います。 香りの比較 次は香りの比較です。 リースリングとピノグリに比べると、ゲウェルツトラミネールと、トロンテスの香りは非常に強く感じられます。 また、それぞれのワインから感じられる特徴的な香りをまとめると、 ・リースリング → 甘やかな花の香り ・ピノグリ → モモのコンポートやハチミツ ・ゲヴ ュ ルツトラミネール → バラ、ライチ、非常に華やかな花の香り(芳香剤のよう) ・トロンテス → ブドウ(マスカット)の香り、火打石のようなスモーキーな香り このようになりました。 トロンテスの火打石のようなスーッとした香りは、どこから来るものなのかは分かりませんでしたが、樽熟成をほとんど行っていないことを考えると、ブドウ由来の香りであると思われました。 【補足】Decanterのサイト(https://www.decanter.com/learn/advice/understand-tasting-notes-decoded-344920/)では標高の高い場所で栽培されたトロンテスは、ジュニパーベリーのような香りを持つそうなので、スーッとした香りはこの香りなのかもしれません。 また、トロンテスはゲヴュ

私的なリースリング、ソーヴィニヨン・ブラン、シャブリの見分け方

JSAソムリエ・ワインエキスパートの2次試験(テイスティング試験)対策を始めたときに、私にとっての最初の壁は「 アルザスのリースリング 」、「 ロワールのソーヴィニヨン・ブラン 」、「 シャブリ 」の3つの違いがわかるようになることでした。 この3つは、フランスの冷涼地域の代表的なワインで、本試験でも出題頻度が高いと言われているものです。 ワインスクールに通って何度もテイスティングをして講師の説明を聞いたのですが、なんだか最後まであまり腑に落ちなくて、最後はワインスクールの模範解答や、本試験の過去の出題履歴と模範解答を集めて、自分なりにそれぞれの違いを分析しました。 その分析結果を紹介します。 各項目でそれぞれのワインの模範解答(※)を紹介していますが、あくまでも私が調べた範囲の結果ですので、プロから見たら誤っている部分があるかもしれません。しかし、できるだけ回答をワインスクールで習ったことに合致させているつもりです。 また、 アルザスRI=アルザスのリースリング 、 ロワールSB=ロワールのソーヴィニヨン・ブラン と表記しています。 (※模範解答は、2次試験に出るワインが持つ傾向であり、必ずしもアルザスRI、ロワールSB、シャブリが全て模範解答のような特徴を持っているわけではありません。) <外観> 外観は、3つのワインにそれほど大きな違いはありません。 異なる部分は、ロワールSBに比べて、 アルザスRI と シャブリ は 色調や濃淡が濃くでやすい ということです。 <香り> 香りは、3つのワインで一番違いが出る部分です。 【第一印象】 まず第一印象において、 シャブリ は他の2つのワインよりも 香りの印象が控えめ な傾向があります。これは、 シャブリ に使われている シャルドネ が ノンアロマティック品種(ブドウ由来の香りが弱い品種) である一方で、 リースリング と ソーヴィニヨン・ブラン が アロマティック品種(ブドウ由来の香りの強い品種) であるためだと思います。 【果実】 果実味については、 アルザスRI が より強い果実味を持つ 傾向にあります。アルザスは年間の降水量が低く、日照時間が長いために、より果実の成熟度が高くフルーティーな香りになると考えられます。 【花・植

2次試験でも役立つ?酒精強化ワインの見分け方(シェリー、ポートワイン、マデイラ、VDN、ラザグレン・マスカット)

 最近、さまざまな酒精強化ワインを飲む機会に恵まれたため、私的な酒精強化ワインの見分け方を表にまとめてみました。 対象とした酒精強化ワインは次の通りです: シェリー ポート マデイラ VDN ラザグレン マスカット まだまだ酒精強化ワインは飲み始めなので間違っているところもあるかもしれませんので、気が付くたびに修正をしていきたいと思います。 この見分け方は、個人的には、JSAソムリエ・ワインエキスパートの二次試験でもかなり有用なのではないかと思っています。 以下、この表の詳細です。 【レモン色 x 辛口】のタイプ ・フィノ/マンサニーリャ(シェリー) レモン色で辛口の酒精強化ワインと言えば、ほぼ「フィノ」か「マンサニーリャ」シェリーで決まりだと思います。 さらに、フロール(産膜酵母)由来のアセトアルデヒドのツンとした香りや、ナッツ系の香りが感じられたらまず間違いないなしです。 「フィノ」と「マンサニーリャ」は気候の違いによりフロールの形成に違いがあり、香りにも若干の違いが出るようなのですが、この香りをかぎ分けるのは相当至難の業だと思います。試験などでも問われることはまずないようなので、私はかぎ分けることはほぼあきらめています。 【レモン色~黄金色 x 辛口】 のタイプ このタイプには、「ペールクリーム シェリー」、「ホワイトポート」、「VDN(白)」が含まれます。 見た目やアルコール度で判断するのは難しいので、この3つは個人的には香りで判断をするしかないと思っています。 ・ペールクリーム(シェリー) ペールクリームは、フロールの下での熟成を経ているため、フィノやマンサニーリャと同様に、「フロール由来のアセトアルデヒドのツンとくる香り」や「ナッツ系の香り」を持つことが特徴だと思います。 ・VDN(白) VDN(白)には具体的には、「ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ」、「ミュスカ・ド・フロンティニャン」、「ミュスカ・ド・サン・ジャン・ド・ミネルヴォワ」などが含まれます。 VDN(白)は、マスカット由来の華やかでさわやかな香りが特徴だと思います。個人的には、「はちみつレモンのようなフレッシュな香り」で覚えています。 ・ホワイトポート ホワイトポートはレモンのさわやかさというよりは、熟したモモやアプリコットに近い香りだと思います。個人的には「煮詰めたリンゴの香り」で覚えて

リースリングの「菩提樹」の香りを知るヒント|ワインの香り用語

「菩提樹」 は、JSAソムリエ・ワインエキスパートの白ワイン用の回答用紙でよく登場する香りです。 リースリング 特有の香りを表す重要な香り用語なのですが、私は長らく、 この香りがどんなものなのかがわからず 、そのワインが リースリング だと思ったら、得点稼ぎのために 「菩提樹」 を選ぶという使い方をしていました。 実際に、私が分析をした範囲ではワインスクールの JSA試験対策 において リースリング のテイスティングシートでほぼ毎回 「菩提樹」 が選ばれていました。(下の回答シートは典型的なリースリングの回答例です) しかし、このままでは良くないと思い、 「菩提樹」 に関して調べてみてこれが何なのか、どんな香りなのか自分なりに研究をしてみました。 リースリングはワインにおいては重要な品種で、JSA試験において頻出の品種です。なので、この品種特徴について把握をしておくことはテイスティング能力を上げるうえで大きな助けになると思います。 私がワインエキスパート試験を受けたときには、実際に、ドイツのリースリングが出題されました。なんとか、その時は何とか品種・産地ともに当てることができました。 菩提樹とは何か? 菩提樹で検索をすると、「インド原産のクワ科イチジク属の常緑高木インドボダイジュ」、「インド原産のクワ科イチジク属の常緑高木ベンガルボダイジュ」、「中国原産のシナノキ科シナノキ属の落葉高木ボダイジュ」、「ヨーロッパ原産のセイヨウシナノキ(別名:リンデンバウム=リンデン)」が見つかります。 色々調べてみた結果、最後にあげた「ヨーロッパ原産のセイヨウシナノキ(別名:リンデンバウム= リンデン )」が、ワインの香りにおける「菩提樹」に該当しそうだとわかりました。 その理由は、海外の様々なウェブサイトで、リースリングの品種特有の香りとして、 「リンデン」 があげられていたからです。 リンデンとは何か? リンデンについて説明しているサイトがあったので、引用をしました。 ヨーロッパでは ハーブ として使われているようです。 ------------------------------------------------------ リンデンはヨーロッパ原産のハーブで、和名はセイヨウボダイジュといいます。お釈

WSETレベル3とJSAソムリエ・ワインエキスパート資格の違い、どちらがおすすめ?

ある程度、体系的にワインの事を学びたいと思ったらワインの資格取得はおすすめです。 資格を取得するためには決められた範囲を満遍なく学ばなければならないために、試験勉強を終えた頃にはしっかりと 体系立ったワインの知識 が頭の中に残ります。 メジャーなワイン資格といえば何と言っても、日本ソムリエ協会(JSA)の運営する ソムリエ・ワインエキスパート試験 。これはおそらく日本でもっとも有名なワイン資格です。大雑把に言うと、ソムリエ試験はソムリエ向け、ワインエキスパートは私のようなそれ以外の受験者向けです。 そしてもう一つ、世界的にメジャーなワイン資格といえば、 WSET 。この資格はレベル1〜4までありますが、JSAソムリエ・ワインエキスパート資格と同等レベルと言われるのはWSETレベル3です。WSETレベル3は、レベル2を取得していなくても取得が可能ですが、レベル4を取得するにはレベル3の取得が必須です。 私はこの「JSAワインエキスパート」と「WSETレベル3」の両方を受験しましたが、実際に経験をしてみて様々な違いを感じました。 違いは様々ありますが、一番違いを感じたのは学習内容。 ・JSAワインエキスパート=膨大な情報の詰め込み ・WSET=なぜ?なぜ?なぜ?を突き詰める こんなイメージです。 JSAワインエキスパートではとにかくワインの名前や、世界の地理、 ワインの色、品種、格付けなど覚えることが盛りだくさんです。 代表的な例は、ボルドーメドックの格付け1級〜5級を全て覚えなければならないことです。 一方、WSETでは覚えることは各地、各国の代表的な産地やワインくらい。 その反面、 なぜそこでそのようなワインが作られていて、 なぜそのようなブドウが作られているのか? なぜ、そのようなブドウ栽培方法がとられているのか? など、ひたすら理由を追求して、試験ではそれを文章で説明しなければなりません。 この2つは、 ・「知識の幅」 (JSA) ・「知識の深さ」 (WSET) というそれぞれの強みがあるために、 両方学ぶ事で一段とワインへの理解が深まります。 私は、JSAワインエキスパートを合格した後にWSETを受講したのですが、 JSAで詰め込みで覚

WSETで納得!JSAで疑問だったギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの違い

JSAワインエキスパートを学んでいた時に、ブドウ樹の仕立て方でずっと疑問に思っていたことがありました。 それは、 「ギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの違い」 。 両者ともに世界的に広く採用されている仕立て方である「 垣根仕立て 」の代表例なのですが、 ギヨドゥブルは長梢剪定 、 コルドンロワイヤは短梢剪定 の例として紹介されていました。 (参考記事: ブドウ樹の仕立て、剪定とは?短梢剪定、長梢更新剪定とは? ) それぞれぱっと見の形はすごく似ていて、その違いは、枝の太さの違いだけ。ギヨドゥブルは2本に分かれる枝が細くて、コルドンロワイヤはそれが太い。 なぜこのような似通った2つの仕立て方が用いられているのか が、当時の私にはわかりませんでした。 JSAソムリエ・ワインエキスパート試験では、ブドウの栽培方法、特に仕立て方に関してはあまり深い知識は必要なかったために、この2つの機能的な違いや、長梢剪定、短梢剪定に関する説明は試験対策講座でも省略されていました。また、当時、独自でネット検索をして色々調べてみたのですが、結局答えはわからず終いでした。 それから一年、こんな疑問があったことも忘れてしまった頃、WSETレベル3の講義を受けて この疑問を解決することができました! ギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの選定の流れ WSET の講義を受けて分かったことは、次のようなこと: ギヨ・ドゥブル では、前年の新梢が一本だけ残され、その枝(長梢)が水平方向に延ばされる ギヨ・ドゥブル では、水平に伸ばされた長梢の上に、その年の新梢が垂直に伸びる ギヨ・ドゥブル では、その年の収穫が終わったら、その年の新梢1本だけを残して、残りの枝は刈り取られる コルドン・ロワイヤ では、一昨年かそれ以前に作られた腕枝(コルドン)の上に、去年の新梢の一部(短梢)が残される コルドン・ロワイヤ では、短梢から今年の新梢が垂直に伸びる ギヨ・ドゥブル、コルドン・ロワイヤともに 、新しいブドウの房は新梢の上にできる (ギヨ・サンプル/ドゥブルの剪定の流れ) (コルドン・ロワイヤの剪定の流れ) 仕立てが出来上がった状態では、それぞれとても似通った形になって