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ワイン名称に出てくるフランス語の「Côte」と「Coteaux」の違いとは?

 タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>

英語のワイン資料を読むのに役立つ英語と日本語

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ENGLISH 意味
a handful of 一握りの
abv =alcohol by volume; アルコール体積比
accentuate 強調する、際立たせる
access 利用可能にする
accommodate 適応する
account for ~の主な原因となる
acetic 酢の、酸っぱい
acetic bacteria  酢酸菌
adapted 改造した
advance 前進
aerated 通気した
afield 故郷を離れた
agent 化学物質
agitate かき混ぜる
airtight  密閉した、空気を通さない
aldehyde アルデヒド
Alsatian アルザスの(アルセイシャン)
alternation 交互になること
altitude 高度、高さ
ambient 周囲の、環境の
ample 有り余る
anaerobic  嫌気性の
anaerobically  嫌気的に
ancestry 祖先、系統、起源
animal-dispersed pollen 虫媒の受粉
antioxidant  抗酸化物質
antiseptic 防腐剤、殺菌の
anything from A to B AからBまで何でも
aphid アブラムシ
appellation 呼称
arachnid クモ形類動物
aristocrat 最高級品
as with  ~のように、~と同様に
aseptic  無菌の
aspect 向き
astringent 収縮性の、渋い
at all いやしくも、仮にも
at the base of ふもとに、根底に
atmosphere 大気
bag-in-box   a type of container for the storage and transportation of liquids.
barrique フランス・ボルドー地方で伝統的に使用される、熟成に使用される225リットルサイズの小樽のこと
batch of 1回分の
bedrock 岩盤
bind to ~に結合する
biodynamic バイオダイナミック
bird-scarer かかし
bits of ~の破片
bitter-tasting 苦い味の
blackcurrant クロフサスグリの実
bland   味気ない、風味が乏しい
bloom
bolster 増強する
Bordeaux Mixture ホルドー液
bound 結合した
bring about 引き起こす
bring forward 繰り上げる、日取りを早める
brittle  もろい、壊れやすい
broad range of 多様な
browning 褐色化
budburst 発芽
build in 組み入れる、盛り込む
building block 構成要素
bump こぶ
bunch 束、房
bunch up 一団となる、一か所に集まる
Burgundian ブルゴーニュの
buy in  買い付ける
by-product 副産物、副生成物
byways 脇道
calcium carbonate 炭酸カルシウム
calcium tartrate 酒石酸カルシウム
callus カルス
cane
canopy management キャノピーマネジメント; 葉っぱの管理
capsicum 唐辛子
carbohydrate 炭水化物
carbohydrate reserve 炭水化物蓄積
carton 段ボール箱、大箱
casing 外皮
cask たる
casual 臨時の
cement lined  
centrifuge 遠心分離
chalky soil チョーク土壌、白亜質土壌
chaptalisation =chaptalization; 補糖
char 焦がす
characteristic 特徴のある
chill 冷やす
chlorophyll 葉緑素、クロロフィル
chlorosis 白化
circle 集団
clay 粘土
clear of 片づける、取り除いて場所を空ける
clog 詰まらせる、塞ぐ
clog up  詰まる
cloudy 濁った
clump together  凝集する
coincide with ~と一致する
collapse in prices 価格破壊
collapse  へなへなになる、へたり込む
collect 集まる
colloid コロイド
combat ~に対抗する
combine 化合させる
combine with ~と結合する
come about 発生する、起こる
come away ~取れる
come into being 生じる
command ~を見込む、~を展望する
commission 委託手数料
compensate 釣り合いを取る
compete for ~を得るために争う
complementary 相補的、補完的
composition 組成物、組成
compound 化合物
comprise 包含する
concentration of ~の濃度
conduct heat from 熱を奪う
confer 授与する、贈る
conflicting interest 利害の不一致
consequently 結果として
considerable 相当な
considerably 大幅に
consistent with 一致する、調和する
constituent 構成物質
constituent 構成する
contagious 接触伝染性の、持続性の
contain 封じ込める、阻止する
contaminant 汚染物質
contamination  汚染、雑菌混入
continentality 大陸度
contractual obligation 契約上の義務
controversy  論争
conversely 逆に言えば
cooperative  協同組合
cordon 単茎仕立て
cordon sanitaire a barrier implemented to stop the spread of infectious diseases
correlation 相互関係
coulure クリュール、花振るい
counter 反論する
coupled with ~に加えて、~と相まって
cover crop 被覆作物
crop 作物、農作物
crossing 交雑
crowding 込み合い
cultivar 栽培品種
cultivate 栽培する、培養する
cultivated 栽培種の
cutting 挿し木、切り取ったもの
damp 湿気のある
deacidification 脱酸、中和
debate 論議、討議
decaying 腐りかけの
decompose 腐敗
deemed to  ~とみなされる
defined 明確な
delayed 遅延型の
deliberately 故意に
delicately 繊細に、微妙に
depleted 使い切った、枯渇した
deposit 堆積物、沈殿物
deposit  堆積させる
depression 沈下
derive 派生する
destem 茎を取る
destined for ~する運命となっている、~することになっている
detriment 損害、損失
diagram 図表
dilute 希釈する、薄くする
dig up [過去]dug up、掘り起こす、掘り出す
diminish 縮小する
direct 向かわせる
discarded 廃棄された
disperse 分散する
disrupt 中断させる
dissipate 散らす、消散させる
dissipation 消散、消失
distiller 酒造家
distinctive 独特の
distorted 歪んだ、歪められた
disturb かき乱す
diurnal range 日較差
divert そらす
dormant 休眠中の
dose 投与
downy mildew ベト病
drain off 排水する
drainage 水はけ
drip irrigation 細流灌漑
dry wine A dry wine is simply a wine that has no residual sugar, meaning it isn’t sweet.
dullness 退屈
earthy 土の
elderflower エルダーフラワー、セイヨウニワトコ
electrostatic charge (静電)帯電
elevated 高められた
elsewhere 他の場所で
embryonic  shoot 胚芽
enrichment 濃縮
ensemble アンサンブル;集合体
epoxy   エポキシ樹脂の
eradicate 絶滅させる、全滅させる
established 名声が確立した、世間に認められた
estate  地所、私有地
ester エステル
ethanol エタノール
Eutypa dieback a disease caused by a fungus (Eutypa lata) which grows slowly through the wood of infected grapevines and other woody host plants.
everpresent  常に存在する
evolve 発達する、進化する
ex cellar price 工場渡し価格
excise tax 消費税、物品税
exert 作用する
extensive 広大な、豊富な、大きい
extensively 広く、大体的に
extent 広さ、範囲
extra 追加料金
extract 抽出物
extraction 抽出
extravagant 贅沢な
facilitate 促進する
fail in 失敗する
fail to ~しそこなう、~できない
fall out 抜け出す
fallow 休閑中の
fanleaf virus ファンリーフウィルス
farmyard 農園の庭
feed on 餌にする
ferment 発酵
fermenter 発酵槽
fertility 肥沃、生産力
filament 繊維(状のもの)
fill out  空所を満たす
fill with ~で膨らむ
filtration 濾過
fine-grained 粒子の細かい
fining 清澄
First growth Premier Cru
flavor compound 風味化合物
flexi-container 柔軟な容器
flood irrigation  湛水灌漑
flooding 洪水
flush   ~を流す、flush by ~の豊富な
followed by 続いて~がある
forbidden 禁じられた
frame 前後関係、枠組み、背景
freshly 新鮮に
fruit set 実止まり、実になること
fruitful 多く実を結ぶ
full spectrum of あらゆる分野の
fungus 真菌、菌
generic ノーブランドの
genetic 遺伝の
geographical indidation 地理的表示
geometry 配置
give off 出す、発する
glucose ブドウ糖、グルコース
go to great lengths to ~を惜しまない
gold foil 金箔
graft 接ぎ木する
graft callus 接ぎ木のカルス
graft union 接木接着部
grape material ブドウ原料
grape species ブドウ品種
grapevine ブドウのつる
gravelly 砂利混じりの
green harvest 青田買い
grey rot 灰色カビ病
gross 巨視的、粗雑な
hardy 耐寒性の
harsh 強すぎて不快な
haze もや、カスミ
hectolitre ヘクトリットル
help with  役立つ
herbaceous ハーブの
hermaphrodite 雌雄同体の
hillside 丘陵の斜面
hint of ~の気配、少量の~
historic 歴史上重要な、歴史上の
housed 収容されている
humus 腐植土
hygiene 衛生状態
identical 同一の
identical copy 同一のコピー
impart ~を授ける、~を分け与える
impede 遅らせる
impermeable  不浸透性の
in conjunction with ~と併せて、~と同時に
in excess of ~を上回って
in hope that ~を希望/期待して
in manner of ~のやり方で
in most instance ほとんどの場合
in one's own right 生まれながらの、生得の権利で
in the first place まず初めの段階で、そもそも
in the guise その装い/形式で
in this instance   この場合には
incorporate 組み込む
indispensable 欠くことのできない
indistinguishable 区別ができない、見分けがつかない
inert   不活性の
infect 感染させる
inflatable 膨らませることができる
inflorescence 花房
ingress  進入
inhibit 抑止する、抑制する、妨げる
instance 場合
instrumental 手段となる、助けになる、役立つ
insulation 断熱材、絶縁体
interprofessional 専門職間の
intrinsic  本来備わっている、本質的な
invoiced ~に基づいて請求され支払われる
irrespective of ~に関係なく
join 継ぎ目
keen to しきりに~したがっている
Kieselguhr  珪藻土
kirsch キルシュ、桜桃酒
labour demand 労働需要
lactic acid bacteria  乳酸菌
lactic bacteria 乳酸菌
landmass 陸塊
latent heat 潜熱
layering 取り木
leaf canopy 林冠
leafroll virus 葉巻ウィルス
leaky 漏れやすい
lee おり、かす
left to ~に委ねる
legislator 立法者
levy  課徴金、徴収
liberate 遊離させる
likely  適当な、有望な
lime 石灰
line ~に裏地をつける、~の内側を覆う
linked to 結ばれている
liquorice 甘草
lit lightの過去、過去分詞形
logical conclusion 最も理にかなった結論
long-standing ずっと昔からの
look after ~の世話をする、~に気を配る
louse シラミ(lice 複)
low-lying 低地の、低地にある
macerate (液に浸して)柔らかくする
machinery 機械、機械類
Mâconnais マコネ
made up of 構成されている
make it into ~にまで進む
malate リンゴ酸塩
malic リンゴ酸の
manure 肥料
many of ~の多く
maritime climete 海洋性気候
marked by ~を特徴とする
mass selection 洗濯
maturation 熟成
mature 成熟する
meaty      内容の充実した 
mechanize 機械化する
mediate 仲裁する
merchandising 販売促進
meticulous 極めて注意深い、あまりに几帳面な
microbe  微生物
microbiological  微生物学の
microorganism  微生物
microscopic 微細な
miniature 小型模型
minutiae 些細な事(複)
moderate 穏やかな
mouldy =moldy; かび臭い
mouth-puckering 渋い
muddle 台無しにする
mulch 根覆い
Muscat Blanc à Petits Grains ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン 
must マスト、果醪
mutation 突然変異
myriad 無数の
nematode 線虫
nettle イラクサ
nevertheless それにも関わらず、それでもなお
nitrogen 窒素
noble rot 貴腐
node
non-systemic desease 非全身性の [ref.] A systemic disease is one that affects a number of organs and tissues, or affects the body as a whole.
note 雰囲気、様子
noted for ~で有名な
noticeable 顕著な
novelty 珍しいもの
nowadays 昨今
nursery 養成所、苗床
nutrient 栄養素
of volcanic origin 火山起源の
off-putting 不快感を起こさせる
off-shore 陸から海に向かう
on occasion 時々
on one's own 独力で
ongoing 持続している
onset of ~の到来
on-shore 海から陸に向かう
on-trade レストラン・バー等の飲食店
opt for ~を選ぶ
optimum 最適な
or else さもないと
organic matter 有機物
outlaw 不法とする
outlet 直販店、販路
outsouece to ~に外注する
over time  時間とともに
overcast 雲で覆われた
overcome by ~に圧倒される、やられる
overhead 諸経費、間接費
override より優先する、優位に立つ
oversee 監視する、監督する
oxidative 酸化の、酸化力のある
paddle
palatable 口に合う、口当たりがいい
pale color  淡い色
parcel 一区画
particle 小片
pass on to ~につなぐ、~に譲る
pass through 通過する
pasteurization  低温殺菌
pasteurize  殺菌を行う
patch 斑点
pea エンドウ、エンドウ豆
pear drop ナシ型ドロップ
peer review 同分野の専門家たちの査読
perforated 穴の開いた
perfumed 芳香がする
permeable  透過することのできる、透過性の、浸透性の
permit 可能にする
persuasively 説得のある形で
phosphorous リンの
photosynthesis 光合成
physiological 生理的な
picture 実態
pierce's disease ピアス病
pip
plant nursery 種苗店
plant nutrient 植物栄養素
plastic sleeve プラスチック製のスリーブ(軸ざや)
plot 小区画の土地
plough すきで耕す、=plow
pollinate 受粉する
poor soil やせ地
population 個体群、集団
population 集団
pore  気孔、微細孔
porous 多孔質の
potassium カリウム
potassium bicarbonate 炭酸水素カリウム(KHCO3)
potassium bitartate  酒石酸水素カリウム
potassium metabisulfite メタ重亜硫酸カリウム
powdery mildew うどん粉病
precipitate  沈殿する
precipitation 降水
prematurely 時期を早めて
premium 割り増し、割増価格
price promotion 価格促進
principally 主に
productive 生産力のある
prolific 多産の
prolonged 長期の
promote 促進する
prone to ~する傾向がある
pronounced 顕著な
pronounced 顕著な
propagate 繁殖させる、広める
prune 取り除く
pruning 剪定
publicity 公開、周知
pulp 果肉
pulp 果肉
pulp 果肉
pump over ポンプオーバー(下部のワインを果帽にかけること)
pun ダジャレ、語呂合わせ
puncture 穴をあける
quality assurance 品質保証
quarantine procedure 隔離処置
quarantine process 検疫プロセス
rack ワインを澱からしぼりだすこと
racking 澱引き
raisin レーズン
reassurance 安心
Rectified Concentrated Grape Must 精留濃縮マスト=RCGM
reductive 還元的な
refreshing さわやかな、さっぱりした
regulate 調整する、調節する
relative to 関連して
reminiscent of  連想させる、思い出させる
removed 離れた
render ~の状態にする
replicate 再現する
reproductive organ 生殖器
residual sugar  残存糖
resultant  結果として起こる
resume 再び始まる
retail ready packaging 小売店陳列用パッケージ
retain 保有する
retard 遅らせる
reverse osmosis 逆浸透
revolutionize   革命をもたらす
rigid  硬い
rigidity 剛性
rigorous 厳格な
rim
ripen 成熟させる、熟させる
road transport 道路輸送
rootstock 台木
rootstock 台木
rot 腐る
rotary 回転式の
Saccharomyces cerevisiae サッカロマイセスセレビシエ
sales tax 売上税
salt  塩(えん)
sandy soil 砂地
sanitize 衛生的にする、消毒する
sap 樹液
savory 良い香りのする
sawing 製材
scion 接ぎ穂、若枝(上の部分)
scrupulously 綿密に、几帳面に
sediment 堆積物、沈殿物
sedimentation 沈殿、沈降
seedling 苗木
self-adhesive 糊のいらない
settle 定着する
settling 沈下
shake off 振り落とす
sharpshooter ヨコバイ
sheath さやのような覆いをする
shed (木から葉が自然と)落ちる
shelf life  在庫商品の有効期限、保管寿命
ship in bulk 大口で出荷をする
shoot 新芽
sieve  こし器、ふるい、ざる
significants 意義
situate 位置づける
slate スレート
sleeve 軸ざや
smudge pot いぶしつぼ
soil deposit 堆積地盤
soil salinity 土壌塩分
soluble  溶けやすい、溶解性の
solute 溶質
solution 溶液
solvent 溶剤
sought-after 求められている
source 調達する
source  調達する
specimen 標本、試料
spider mite ハダニ
splice 接合する
spoilage  損傷
sponsorship 資金提供、助成金
spore 胞子
sprawl バラバラに広がる
spread from ~広がる
spur 若枝、枝
stackable 積み重ねられる
stained by  色素で染まる
stake
stale 新鮮でない
stalk
state monopoly 国家独占資本主義
stave たる板
steely wine (a wine which is perceived to be prominent in acidity and is often used when describing young, light-bodied white wines. Steely may be synonymous with sharp.)
sterile 無菌の
sterile  無菌の
sterilize  殺菌する、消毒する
straightforward 単純な、容易な
straightforward 容易な
strain 型、ウイルスの株
strain 種族、菌株、型
strictly speaking 厳密に言えば
stripping 除去
stump 切り株、幹
substantial 相当な
subtle 繊細な
suck out  吸いだす
sufficient 足りる
sufficient to ~するのに十分である
sufficiently-thin 十分に薄い
susceptible 影響を受けやすい、感染しやすい
susceptible 影響を受けやすい、感染しやすい
suspended 漂っている、浮遊している, in suspension 浮遊している
swell  膨らます
synthetic chemicals 合成化学薬品
systemic 浸透性農薬
taint 損なう、汚染
take hold 根付く、支配する
take root 根付く
take steps  対策を講じる
take to 手段をとる
tannic タンニン性の
tar タール、やに
tart 酸っぱい
tartaric acid 酒石酸
tartrate 酒石酸塩
tartrate  酒石酸塩
tartrate  酒石酸塩
tendri 巻きひげ
terrain 地形
terroir テロワール
textural テクスチャーの
that when  
the Midi 南仏
thermo- 熱の
thick (直径が)大きい
thinly 希薄に
thread ねじ山
thrip アザミウマ
thrive 成長する、よく育つ
thrive 良く育つ
throughout the globe 世界中で
tie up (資本の)流用を拘束する
tight 詰まった
tilth 耕作地
toffee トッフィー; バターと共に糖蜜または砂糖を加熱して作る菓子
tonne トン
top up 補給する、つぎ足す
topography 地形、地質、地勢
topography 地質・地形
trade 取引、売買、商用
trade organization 業界団体、協同組合
training system 仕立て方法
transatlantic 大西洋横断の
translucent 半透明の
transpiration 蒸散
trellis 格子
trellising 格子が着
trunk
Tusucan トスカーナの
ullage  目減り
undemanding 多くを求めない
undercut より安く売る
undertake 取り掛かる、着手する
undertake  ~を始める
undrinkable 飲用に適さない
unfermentable 未発酵の
unfit  不適当な
universally 全世界的に
universally 干渉する
unjustifiable 不当な
unpalatable  口に合わない、不快な
unpredictably 予測をできないほどの
unvarying 不変の
unwise 浅はかな、分別がない
uptake 摂取
vacuum distillation 真空蒸留
value-added tax 付加価値税
varietal 品種物のワイン
varietal 単一品種で作った
vat 大樽、大桶、タンク
vegetation 植物
vegetative 植物性の
veraison ブドウ果実の色づき、着色
vessel   容器
viability 実行可能性
vigour 活力
vine ブドウ木
vineyard ブドウ園
vinification ワイン醸造
vinification ぶどう醸造
vintage time 収穫期
viticulturalist ブドウ栽培者
viticulture ブドウ栽培
volatile 蒸発しやすい
volatile aroma 揮発性アロマ
Wachau ヴァッハウ
ward off 避ける、防ぐ
wasp カリバチ
water vapor 水蒸気
waterlogged 水浸しの
waxy ろう質の、ろうの多い
weigh up 品定めする、判断する
weigh up 跳ね上げる、比較評価する
well drained 水はけがよい
whereas ~である一方で
whereas ~であるのに対して
whereas  ~であるのに対して
wilt しおれる
wind 巻きつける
wind-pollinated 風媒受粉の
wishful tinking 希望的観測
witty 機知のある
woodland 森林地帯
work out 算出する
yeast 酵母
yield 収穫高


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WSETで納得!JSAで疑問だったギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの違い

JSAワインエキスパートを学んでいた時に、ブドウ樹の仕立て方でずっと疑問に思っていたことがありました。 それは、 「ギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの違い」 。 両者ともに世界的に広く採用されている仕立て方である「 垣根仕立て 」の代表例なのですが、 ギヨドゥブルは長梢剪定 、 コルドンロワイヤは短梢剪定 の例として紹介されていました。 (参考記事: ブドウ樹の仕立て、剪定とは?短梢剪定、長梢更新剪定とは? ) それぞれぱっと見の形はすごく似ていて、その違いは、枝の太さの違いだけ。ギヨドゥブルは2本に分かれる枝が細くて、コルドンロワイヤはそれが太い。 なぜこのような似通った2つの仕立て方が用いられているのか が、当時の私にはわかりませんでした。 JSAソムリエ・ワインエキスパート試験では、ブドウの栽培方法、特に仕立て方に関してはあまり深い知識は必要なかったために、この2つの機能的な違いや、長梢剪定、短梢剪定に関する説明は試験対策講座でも省略されていました。また、当時、独自でネット検索をして色々調べてみたのですが、結局答えはわからず終いでした。 それから一年、こんな疑問があったことも忘れてしまった頃、WSETレベル3の講義を受けて この疑問を解決することができました! ギヨ・ドゥブルとコルドン・ロワイヤの選定の流れ WSET の講義を受けて分かったことは、次のようなこと: ギヨ・ドゥブル では、前年の新梢が一本だけ残され、その枝(長梢)が水平方向に延ばされる ギヨ・ドゥブル では、水平に伸ばされた長梢の上に、その年の新梢が垂直に伸びる ギヨ・ドゥブル では、その年の収穫が終わったら、その年の新梢1本だけを残して、残りの枝は刈り取られる コルドン・ロワイヤ では、一昨年かそれ以前に作られた腕枝(コルドン)の上に、去年の新梢の一部(短梢)が残される コルドン・ロワイヤ では、短梢から今年の新梢が垂直に伸びる ギヨ・ドゥブル、コルドン・ロワイヤともに 、新しいブドウの房は新梢の上にできる (ギヨ・サンプル/ドゥブルの剪定の流れ) (コルドン・ロワイヤの剪定の流れ) 仕立てが出来上がった状態では、それぞれとても似通った形になって...

ブドウ樹の棚付けと、垣根仕立て(VSP)のメリット・デメリットの整理

 ワイン用のブドウ栽培では、多くのブドウ樹が棚付けされて管理されています。 棚付けとは、ブドウ棚を使用して毎年成長するブドウの枝葉を支持するブドウ樹の管理方法です。 ブドウ棚は下図のような、支柱と針金からなる常設の構造物を指します。 そして、ブドウの樹の棚付けの方法として最も広く使われている方法が 「垣根仕立て(VSP = Vertical Shoot Positioning)」 です。 垣根仕立てがあまりに一般的なので、個人的には、ついつい「棚付けのブドウ樹 = 垣根仕立て」と混同しがちです。 そこで整理のために、ブドウ樹の棚付けと、垣根仕立て(VSP)のメリット、デメリットをそれぞれまとめてみました。 棚付けしたブドウ畑(樹)のメリット・デメリット 棚付けの最大のメリットは、キャノピー・マネジメント(樹冠管理)が容易になることです。キャノピーとは、ブドウ樹で毎年成長する緑色の枝葉を指します(一般的に、長年にわたり固定されているコルドンは含まないと思います)。 そして、キャノピー・マネジメントのメリットとしては、「日照量」、「通気」、「機械化」の3つが挙げられます。 日照量のコントロールは、葉陰を減らすことによる日照量の最大化や、反対に葉陰を増やすことによる果実の日焼け対策が含まれます。 通気の管理は、特に雨や湿気の多い地域で重要であり、カビなどの菌類病のリスクを減らします。 また、適切なキャノピー・マネジメントにより、樹の特定の部分に果実や葉がくるようにしておくことは、畑への機械の導入を促します。これにより、作業の効率化を図ることができます。 一方で、棚付けのデメリットとしては、ブドウ棚設置のための初期費用と、それらを維持管理するための費用や手間があげられます。 ブドウ棚は、急斜面では利用できないこともデメリットの1つです。北ローヌなどの急斜面が多い畑では、ブドウ棚の代わりに支柱のみを用いた棒仕立てなどが用いられます。 (関連記事: 棒仕立て、ミストラル、混醸... ローヌ川流域北部のブドウ栽培とワイン造り ) 垣根仕立て(VSP)のメリット・デメリット 垣根仕立て(VSP)のメリットは、ブドウ樹の樹勢が一定以下の場合に、キャノピー・マネジメントがしやすいことと言われます。 したがってそのような場合には、「日照量のコントロール」、「通気の確保」、「作業の...

ブドウ樹の仕立て、剪定とは?短梢剪定、長梢更新剪定とは?

ブドウ樹は、その土地に合わせて様々な形をしています。このブドウ樹の形は「仕立て」と呼ばれ、休眠期の剪定によって整えられます。 例えば、ボルドーやブルゴーニュでは針金と柱を用いて枝を地面と垂直方向に伸ばす「垣根仕立て」が多く採用されています。 一方で日本では、ブドウや葉を棚の天面に広げる棚仕立て(Pergola ペルゴラ)が多く採用されています。 このような仕立てや選定は、気温、日照、水、土壌の栄養分などのブドウ樹が必要とする要素や、ブドウ畑の機械の使用などを考慮して、そのブドウ畑に最適なものが選ばれます。 WSETレベル3では、この「仕立て」、「剪定」について比較的しっかりと学ぶのですが、ブドウ畑に馴染みのない私にとっては少し理解が難しい部分でした。 特に私が混乱してしまったのは、「仕立て(training)」と「剪定(pruning)」の違いでした。両者はお互いに深い関係があり、テキストの説明だけでは直感的にわかりにくかったので、個人的に図などを利用してまとめてみました。 (関連記事:t rellis の意味 | 英語ワイン書籍に出てくる英単語 ) <仕立てと剪定の違い> WSETテキストによれば「仕立て」と「剪定」は次のように説明されています。 「ブドウ樹の整枝・仕立てとは一般に株の形状のことをいい、大きく分けて、株仕立てとコルドン仕立ての二つに分類できる。」(株…ブドウ樹で一年以上経っている木質部のこと) 「剪定とは、冬または生育期間中に、望ましくない葉や長梢、株を除去することである。剪定によって樹の形が決まり、大きさが制限される。」 つまり、仕立てとは「ブドウ樹の形」を意味し、剪定とはその「ブドウ樹の形をつくるための作業」ということになります。 <仕立てと剪定の種類> 「仕立て」は株(一年以上経っている木質部)の形によって大きく「株仕立て(head training)」と「コルドン仕立て(cordon training)」の二つに分類ができるようです。 「株仕立て」は株の部分が比較的小さいのに対して、「コルドン仕立て」はコルドンと呼ばれる腕枝があるのが特徴です。コルドンは通常1~2本ですが、4本以上のコルドンを持つ「大木仕立て(big vine)」と呼ばれるものもあるようです。 ...

サントル・ニヴェルネ地区(ロワール)のAOCの覚え方【語呂合わせ】

  前回の記事に続いて今回は、 サントル・ニヴェルネ地区 です。 ソーヴィニヨン・ブランから造られる白ワインが有名な地域です。 実際に、栽培されているブドウの8割近くがソーヴィニヨン・ブランであるようです。 それに続いて、ピノ・ノワールが2割程度生産されています。 ほとんどの白ワインは、ソーヴィニヨン・ブランから、赤ワインはピノ・ノワールから造られています。 この地区のAOCは、付近を流れる2つの川の流域に集中しています。1つは ロワール川 、もう1つは、トゥール付近でロワール川と合流する シェール川 です。 この地域で最も重要なAOCは、 「サンセールAOC」 と 「プイイ・フュメAOC」 の2つです。実際にこの2つのAOCは、サントル・ニヴェルネ地区で製造されるワインの多くの割合を占めています。特に、サンセールAOCは、この地区で最大のAOCです。 さて、AOCの覚え方についてですが、この地区はあまりAOCの数が多くないために、まとめて語呂合わせを考えてみました。 語呂合わせではAOCは南から北に向かって並べられています。 最後に、各AOCの説明です: サンセール(Sancerre)AOC  ・白ワイン(ソーヴィニヨンブラン)、赤ワイン、ロゼワイン(ともにピノノワール)のAOC ・サントルニヴェルネ最大のAOC ・畑はロワール川沿いの急斜面 ・グレープフルーツやグーズベリーの中程度強さの香りを持ち、酸味の強い白ワインを造る ・ワインの品質は幅広い(中程度から非常に品質が高いものまで) ・カイヨット(Caillottes)、テール・ブランシュ(Terre Blanches)、シレックス(Silex)の3種類の土壌を持つ ・カイヨットは石灰を多く含む浅い土壌、テールブランシュは石灰と粘土の混合、シレックスは石英を含む土壌。 ・カイヨットは早飲みの香りの強いワイン、テールブランシュは最も骨格があり長期熟成向きのワイン、シレックスはミネラル感のあるスモーキーなワインを造る プイイ・フュメ(Pouilly-Fumé)AOC  ・白ワイン(ソーヴィニヨンブラン)のみのAOC ・サンセールの白ワインに似たスタイルだが、香りはやや弱く、少しまろやかなスタイル ・サンセールに似た土壌だが、サンセールほど急な斜面ではない ルイイ(Reuilly)AOC...

ドイツワインの13の栽培・生産地域の私的暗記方法(語呂合わせ)

ドイツワインには有名な 13の生産地域 があります。 ドイツワインの上位2つの品質分類である「 プレディカーツヴァイン(Prädikatswein) 」と「 クヴァリテーツヴァイン(Qualitätswein) 」はこの13地域のいずれかで造られています。 (関連記事: プレディカーツヴァインの6区分の直訳による覚え方 ) クヴァリテーツヴァインは13地域のいずれか1地域のブドウを100%使って造られていますが、プレディカーツヴァインは13地域の中でさらにベライヒと呼ばれる特別な地区のブドウのみを使って造られています。 このようにドイツワインにおいては重要度の高い、 ベシュテムテス・アンバウゲビート(Bestimmter Anbaugebiete) とも呼ばれる13の生産地域ですが、全て覚えるのはなかなか大変な作業です。 (関連記事: ドイツワインの品質レベルとブドウ産地の関係と、ラベル表示の話 ) そこで、私的な13地域の暗記方法を紹介したいと思います。 暗記方法は次のような語呂合わせで、上から、西→東の順にそれぞれの産地が登場します。 --------------------------------------------------- <ドイツの13生産地域の暗記のための語呂合わせ> ドイツの ある打者の (アール) 見てるラインは (ミッテルライン) もう出ると思っても (モーゼル) なぜか (ナーエ) ラインが (ラインガウ) 変な線で (ラインヘッセン) ファールにならない。 (ファルツ) 「へし折れた (ヘシッシェ・ベルクシュトラーセ) バーで打って (バーデン) フライになったせい」だと (フランケン) ブルペンで (ヴュルテンベルク) 戯れごとうんという (ザーレ・ウンストルート) 雑魚専の投手。 (ザクセン) ※カッコ内が13の生産地域 --------------------------------------------------- ちょっと苦しい部分もありますが、野球の1場面で全てまとめてみました。 (関連記事: ドイツワインの品質基準の覚え方は「手羽好き」【語呂合わせ】 ) (関連記事: 「遅いブルゴーニュ」、「早いブルゴーニュ」とは?ドイツのブドウ品種の名前 ) (関連記事: 絵で覚えるミュラー・トゥルガウ(ドイツの交配品種) ) (...

地図を使ったヴェネト(Veneto)州の主要なDOCGの暗記法

ヴェネト(Veneto)州にあるDOCGの数は、イタリア全州の中で2番目です。 私がJSAソムリエ・ワインエキスパートで覚えたときは、全部で14のDOCGがありました。 ヴェネト州のDOCGを覚える場合、DOCGからではなく、重要なDOCから覚えていくのがおすすめです。ヴェネトの重要なDOCGは、DOCの名前を含んでいるものが多いので、DOCを覚えることで自然にそのDOCGを覚えてしまいます。また、ブドウ品種についても、DOCの品種を覚えてしまうと、DOCGの品種をわざわざ覚えなくてもよいことが多いです。 (関連記事: 「なぜイタリアのDOC(G)は覚えるのが難しいのか?」の考察 ) ヴェネト州の主要DOCやDOCGは、州の西部の都市であるヴェローナ近くに集中しています。 【ヴェローナ(Verona)近郊】 ヴァルポリチェッラ ヴァルポリチェッラはヴェローナの北西に位置し、この地域で生産されるブドウを使って造られるワインは、 ヴァルポリチェッラ(Valpolicella)DOC とラベル表示ができます。山麓の丘陵地帯には古くからのブドウ畑があり、この畑のブドウから造られたワインは特に、 ヴァルポリチェッラ・クラッシコ(Valpolicella Classico)DOC とラベル表示をすることができます。 主要品種はコルヴィーナ種(Corvina)種でという地域原産の品種です。この品種は、果皮が薄く、色は中程度で、低から中程度のタンニンと、高い酸味を持つのが特徴です。 ヴァルポリチェッラには2種類のパッシート(passito)ワインがあります。パッシート(=アパッシメント)製法とは、まだ酸味が高いうちに早くブドウを摘み、屋内で乾燥させて、糖分と風味を凝縮させる製法です。 アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ(Amarone della Valpolicella)DOCG は、パッシート製法を用いて造られた辛口またはオフドライのフルボディのワインです。 レチョート・デッラ・ヴァルポリチェッラ(Recioto della Valpolicella)DOCG もパッシート製法を用いて造られたワインですが、これは発酵が止まるほど非常に甘いブドウを使って造られる甘口のワインです。 (関連記事: アパッシメント(appassimento)とパッシート(passito)の違いに関...

WSETレベル3の英語受講から合格までの体験記(難易度、勉強法、合格の秘訣など)

ワインの素人だった私が、ワインの勉強をまじめに始めて2年目にWSETレベル3の英語試験を合格した勉強法を紹介したいと思います。 WSETは世界で通用するワイン資格です。主催団体によればレベル3は、 「 ワインの業界で働くプロフェッショナルおよびワイン愛好家を対象とした上級レベルの資格 」 です。 全世界で通用する資格であるために、海外のワイナリーに行ってWSETのレベル3を持っていると言えば、ワインについてはそれなりに知っていると思ってもらえるようです。 いつか海外のワイナリーを訪れることを思い描きながら、WSETレベル3に挑戦をした軌跡を紹介します。 (参考記事: 意外に高い?WSETの合格率 ) なぜWSETレベル3を受験? 私にとってのワインの勉強は、 飲み友達作り にワインスクールに通ったことから始まりました。 当時はワインの勉強などそっちのけで、中途半端な知識でワインスクールのクラスメートとワインを飲み明かすことだけを楽しんでいました。 折角ワインスクールに通ったのに、フランスのワイン産地はブルゴーニュとボルドーしか頭に残っていませんでした。 そんなワイン素人の私がまわりの飲み友達に影響されて、JSAワインエキスパート試験に挑戦をしました。まじめなワインの勉強はゼロから始めたこともあり、はじめはイチかバチかくらいの気持ちで始めた挑戦でしたが、ワインスクールのサポートにも助けられてなんとか一回で合格をすることができました。 次に挑戦すべきは上位資格である「JSAワインエキスパート・エクセレンス」だと思い、この資格は5年間待たなければならないことを知って、ワインの勉強はしばらくお預けだと少し寂しく思っていました。 しかし、ひょんなことからWSETは英語でワインが学べるということを知って、今度も大きな挑戦でしたが、WSETレベル3の英語講座に通うことに決めました。 (参考記事: WSETとは?WSETワインレベル3資格とは? ) (参考記事: ワインを英語で学ぼうと思ったきっかけと意外な発見 ) WSETレベル3を受講してよかったこと WSETレベル3を受講した良かったことは、ワインを英語で学んで、資格試験にも合格をしたことで、英語の環境でも臆せずワインについて話ができるようになっ...

WSET Level3 記述式問題で重要に思えたところ(本試験の筆記問題対策)

繰り返しになりますが、WSET level3の最大の難関は記述式問題です。 (参考記事: WSET Level3 の試験構成 ) WSETの記述式問題では、出題されたテーマに対して、深く理解をしているかが問われます。 (参考記事: 一筋縄ではいかない!とてもWSET的だと思った記述式問題(問題例) ) そのため、記述式問題の基本的な対策は、WSETレベル3のテキストの読み込みと、講義ノートの見直しを主に行いました。 しかし、広大な産地全てについて、万遍無く、深く理解をするというのは途方もない作業に思われました。 さらに私の場合は英語受験だったので、日本語のようにテキストをスラスラ読むこともできるわけはなく、本試験までの日数から逆算をすると、とてもそんな時間は確保できないと思いました。 そこで記述式試験対策の方針としては、いくつか重要と思われる部分にヤマを張って、それらを重点的に勉強することにしました。「重要と思われる部分」は次のような判断基準で抜き出しました。 ・講義中に担当講師が「重要」「試験に頻出」と言っていた部分 ・サンプル問題で、何度も問われていた部分 (参考記事: WSET過去問は共有禁止!それでもWSETレベル3の試験問題の参考にしたウェブサイト ) ・複雑で、しっかり理解をしていないと説明ができないと思った部分(特に醸造工程のオプションなど) ヤマを張った部分に関しては何度もテキストを読み返して、テキストの重要ポイントは何度もノートに書きあげて英文を書く練習を続けました。 (参考記事: WSET Level3の英語受験を一発合格した勉強方法 ) (関連記事: WSET試験の記述問題対策では「動詞」が重要!? ) 「重要と思われる部分」として抜き出した具体例を下に紹介します: <ワインの保管とサービス> ワインの保管方法(参考記事: ワインの保管方法 ) ワインの提供温度 (参考記事: チャートで覚えたワインのサービス温度 ) ワインのデカンティング 発泡性ワインの栓の抜き方(参考記事: 非発泡性(スパークリング)ワインの栓の抜き方 ) ワインの保存に使われる方法(参考記事: ワインの保管方法 ) <ブドウ樹の栽培、畑の管理、ワインの醸造> 高接ぎとその特徴(参考記事: grafting(...

パロ・コルタド・シェリーとは?アモンティリャードとオロロソとの製法の違いを調べてみた

JSA試験、WSET試験を通して酒精強化ワインであるシェリー(Sherry)を学んできましたが、ずっと疑問に思っていたことがありました。 それは、「 パロ・コルタド・シェリーとは何なのか? 」です。 シェリーとは、スペイン・アンダルシア州カディス県ヘレス・デ・ラ・フロンテーラとその周辺地域で生産される酒精強化ワインのことで、ポート・ワイン(ポルトガル)、マデイラ・ワイン(ポルトガル)とともに、著名な酒精強化ワインと言われています。 シェリーには、フィノ(Fino)/マンサ二ーリャ(Manzanilla)、オロロソ(Oloroso)、アモンティリャード(Almontillado)、 パロ・コルタド(Palo Cortado) 、ペドロヒメネス(Pedro Ximenez)など様々な種類があります。 しかし、JSA、WSETどちらのテキストにおいても、 パロ・コルタド に関する記述 はとても少なく、製法に関する記述もなく、漠然とその特徴が書かれているだけでした。 その特徴は、 ・希少であること ・アモンティリャード(Amontillado)の香りを持つが、味はオロロソ(Oloroso)のボディとこくを持つ という2点だけです。 ずっと疑問に思っていたことを解決すべく、製法を中心にパロ・コルタドについて調べてみました。 参考にしたのは、次のサイトです: https://www.sherrynotes.com/sherry-types/palo-cortado/ https://www.sherrynotes.com/2015/background/palo-cortado-mystery/ まずは、パロ・コルタドの発祥から。パロ・コルタドは、もともとフィノとしては不適合として除外された樽からできたそうです。 <パロ・コルタドの発祥> ------------------------------------------------------------------------ ・パロ・コルタドは、もともとフィノ(Fino)の製造から偶然生まれたワインと言われている。 ・フィノシェリーでは、樽での熟成中にフロールと呼ばれる産膜酵母が発生し、フロールのもとで熟成される。しかし、フィノ樽の中には...

アロマティックな白ブドウ品種の特徴の違いは?(リースリング、ピノグリ、ゲヴュルツトラミネール、トロンテスの比較テイスティング)

 今回のテーマは、独特な香りを持つアロマティック品種から造られた白ワインとして、次の4つの品種のワインを集めてみました。 ワイン①:リースリング(AOCアルザス) ワイン②:ピノグリ(AOCアルザス・グランクリュ) ワイン③:ゲヴュルツトラミネール(AOCアルザス・グランクリュ) ワイン④:トロンテス(アルゼンチン) 具体的なワイン名は次の通りです: ワイン①:Riesling Tradition Charles Sparr 2017 → https://amzn.to/40WFuGO (Amazonのサイトへ) ワイン②:Alsace Grand Cru Pinot Gris Rangen 2003 Chateau d'Orschwihr 2003 →  https://amzn.to/3YYvHxb (Amazonのサイトへ) ワイン③:Paul Ginglinger Alsace Grand Cru Gewurtztraminer Pfersigberg 2018 →  https://amzn.to/3OhcZMl (Amazonのサイトへ) ワイン④:Cuma Organic Torrontes Bodega El Esteco 2020 →  https://amzn.to/4hUluul (Amazonのサイトへ) 外観の比較 まずは外観の比較から。 アルザスのワインは比較的、色が濃く表れていますが、これは品種による違いというよりは、ヴィンテージによる影響が大きいと思います。 香りの比較 次は香りの比較です。 リースリングとピノグリに比べると、ゲウェルツトラミネールと、トロンテスの香りは非常に強く感じられます。 また、それぞれのワインから感じられる特徴的な香りをまとめると、 ・リースリング → 甘やかな花の香り ・ピノグリ → モモのコンポートやハチミツ ・ゲヴ ュ ルツトラミネール → バラ、ライチ、非常に華やかな花の香り(芳香剤のよう) ・トロンテス → ブドウ(マスカット)の香り、火打石のようなスモーキーな香り このようになりました。 トロンテスの火打石のようなスーッとした香りは、どこから来るものなのかは分かりませんでしたが、樽熟成をほとんど行っていないことを考えると、ブドウ由来の香りであると思われまし...