タイトルの通り、ワインの名称に出てくる 「Côte」 と 「Coteaux」 は非常に紛らわしい言葉です。 両者ともに丘陵地や斜面を表す言葉ですが、「Côte」は 「コート」 、「Coteaux」は 「コトー」 と表記されることが多いようです。 「Côte」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Côtes du Rhône (コート・デュ・ローヌ) ・Côtes de Provence (コート・ド・プロヴァンス) 一方で、 「Coteaux」 を含んだワイン名の例としては次のようなものがあります: ・Coteaux Champenois (コトー・シャンプノワ) ・Coteaux Bourguignons (コトー・ブルギニヨン) この2つの言葉の違いを調べてみましたが、どうやら 「Côte」 の方が狭い、特定の丘陵地・斜面を表し、 「Coteaux」 は比較的広い地域を表し、複数の丘陵地・斜面を表すことが多いようです。 例えば、 「Côtes du Rhône 」 はローヌ川沿いにある斜面という特定の地域のブドウ畑から造られたワインを示しています。一方で、 「Coteaux Champenois」 は、シャンパーニュ地方にある広範囲の数々の丘陵地から造られたワインを指しているようです。 詳しいことはそこまでよくわかりませんが、 ・「Côte」 → 狭い、特定のエリア ・「Coteaux」 → 広い、包括的なエリア のような使われ方のようです。 ちなみに、プロヴァンス地方のロゼワインのAOCでは、広さにそんなに違いがないにも関わらず「Côte」と「Coteaux」 の名が付くAOCが入り混じっています。 「Côte」と「Coteaux」 のどちらが含まれるのかは、必ずしも広さだけでは決まらないようです。 <了>
テイスティング試験における難関の1つは正しい香り用語(descriptor)を選ぶことです。
これはAmazonレビューの評価が高かったために購入をして試してみました。確かに香りのいくつかは実際のワインから感じられるものに近いものであり納得のいくものでした。しかし中には「あれ?本当?」と思うものがあったり、「これは知ってるのでカードで書く必要はない」というものもあったりで、結局それほど活用はしませんでした。
で、結局最後に行きついたのは、「スーパーマーケット」と「アロマショップ」でした。
JSA試験では赤ワイン、白ワインそれぞれ40種類程度が選択肢として用意されており、WSETでは用語リストの中に100種類程度が用意されています。
その香りは、イチゴ、ブルーベリー、パイナップルなどの身近なものから、菩提樹、火打石、麝香のように日常生活ではあまり触れることのないようなものまで様々です。
例えば、ワインスクールのテイスティングの講義では「このワインには、『キイチゴ』の香りがあります」と教えてくれるのですが、『キイチゴ』の香りを嗅いだことがなければそれを感じ取ることは非常に困難です。ワインにはいろいろな香りが含まれているので、どれがその香りにあたるのかがわからないからです。
私は香り用語の香りは、実際のワインのそれとは異なり、最終的にはワインの香りはワインで覚えるしかないと思っています。しかし、その香りを知る手掛かりとして、香り用語の実際の香りを知ることは非常に効率的な方法だと思っています。
そのため何とか、香り用語に含まれている香りを嗅ぐ方法をさまざま探しました。
まず最初に見つけたのが、次のような「ワインアロマキット」。
とても魅力的だったのですが、どれも高額だったために購入するのはあきらめました。プロの方なら買う価値があるのかもしれませんが、趣味の資格試験の勉強にこれだけのお金をかけるのは少しやりすぎたと考えました。
次に見つけたのが、この書籍「ワインの香り: 日本のワインアロマホイール&アロマカードで分かる! 」。この書籍には香り付けのされた12種類のアロマカードが付属されており、それらのカードを組み合わせることで最大27種類の香りを嗅ぐことができます。
次に見つけたのが、この書籍「ワインの香り: 日本のワインアロマホイール&アロマカードで分かる! 」。この書籍には香り付けのされた12種類のアロマカードが付属されており、それらのカードを組み合わせることで最大27種類の香りを嗅ぐことができます。
これはAmazonレビューの評価が高かったために購入をして試してみました。確かに香りのいくつかは実際のワインから感じられるものに近いものであり納得のいくものでした。しかし中には「あれ?本当?」と思うものがあったり、「これは知ってるのでカードで書く必要はない」というものもあったりで、結局それほど活用はしませんでした。
で、結局最後に行きついたのは、「スーパーマーケット」と「アロマショップ」でした。
スパイス系の香りはスーパーマーケットで実際のスパイスを購入して嗅いでみるのが最も手っ取り早いです。1種類、大体100円~400円くらい払えば購入できます。実際に購入できたのは、「黒胡椒」「白胡椒」「コリアンダーシード」「アニスシード」「丁子」「ナツメグ」「ヴァニラエッセンス」「シナモン」などです。
フローラル系やハーブ系の多くはアロマショップでにおいを嗅ぐことができました。アロマオイルは1つ1つの値段が張るので、実際に購入はせずサンプル品のにおいを嗅いで香りを覚えました。1度でも匂いを嗅いでみると意外に記憶に残るものです。ここでは、「ミント」「ヴェルヴェーヌ」「ユーカリ」「スギ」などの香りを試すことができました。
フローラル系やハーブ系の多くはアロマショップでにおいを嗅ぐことができました。アロマオイルは1つ1つの値段が張るので、実際に購入はせずサンプル品のにおいを嗅いで香りを覚えました。1度でも匂いを嗅いでみると意外に記憶に残るものです。ここでは、「ミント」「ヴェルヴェーヌ」「ユーカリ」「スギ」などの香りを試すことができました。